ミスターサカナの西表島海中日記

沖縄西表島でスクーバダイビングショップのオヤジをしてるミスターサカナのフォトエッセイ。

久しぶりのヒット

2007-01-16 00:27:13 | Weblog
2002年にナポリに行ってピザを食べたら、あまりにも美味しくて最大級のカルチャーショックを受けすっかり自分でピザを焼かなくなっていたのだが、近頃ようやく立ち直り、またいろいろと工夫してまあまあそれなりのピザを焼いて楽しんでいるのだ。

で、つい先日いつも実家で出来る豆をおすそ分けしてくれるタケダイビングスクールの竹内夫妻を、お礼をかねて家に来てもらってピザを焼いたのだが、邪道だと思いつつ、3枚目のピザに豚肉にフォアグラを詰めたガランティーヌを乗せたところ、久々のヒットというかフォアグラの香りが素晴らしくかついつも気になる脂っこさも感じないそれはそれは美味しいピザが焼けたのだった。

僕は食べ物に対して超保守的なので、ピザもアメリカ風や日本風のものは作らないけど、今回はカプリチョーザということでフォアグラにトライしたのだった。

レシピを書くので是非ヒマなときに試して見て下さい。



ピザ4枚分

1、ピザのドウ
生協の「北のパン用粉」(国産小麦強力粉)500g
水                   300cc
天然塩                  20g
エキストラバージンオリーブオイル適宜約10ccくらいかな
ドライイースト               6g

これを大きなボールに入れて5分くらい捏ねて丸くして寝かせる。
気温が20度もあれば1時間くらいでプーッと膨れます。
空気を抜いて4等分にしてそれぞれをまた丸める。
4等分になったのを打ち粉をしながら大体30Cmくらいに伸ばす。
出来れば淵はやや厚く真ん中は薄く。
最初は麺棒を使う方が簡単。

2、トマトソース
トマト3~5個(プチトマトならなお良い。ただし2パックくらい)
天然塩 適宜
オレガノかバジル 適宜
エキストラバージンオリーブオイル 適宜

トマトを乱切りにして塩、ハーブ、オイルと一緒に鍋で煮詰める。
これでトマトソースの出来上がり。

オーブンを300度に暖める。(温度は高ければ高いほどいいのだが、うちのは300度がMAX)

クッキングシートに何も乗せていないピザの台だけを載せて300度で2分焼く。
2分焼いたピザの台にトマトソースを塗る。
豚肉のフォアグラ、ガランティーヌをスライスして適当に並べる。
モツアレラチーズを載せる。

300度のオーブンに戻して8分焼く。

メチャンコ美味しいぜ!!
 

余りモノで

2007-01-14 00:54:01 | Weblog
建築中の宿の赤瓦を葺いた残りの瓦と漆喰が余ったので、面白半分でシーサーを製作中なのだ。
焼き物では一度作ったことはあるものの、漆喰は初めてで混ぜるセメントの割合で固まらなかったり、固まったあとから折れたり欠けたりで悪戦苦闘中。
まだまだ人前に飾るようなものには程遠いけど、焼き物と違って生乾きのときに削って修正も出来るから何とかなるような気もするのだ。

まだまだ工事が続くので庭に花や木を思うように植えられないのだが、つい先日ようやく一部におゆるしが出たので「オウギバショウ」と「パパイヤ」と石塀に這わす「ピーヤシ」(八重山のコショウ)を植えたのだ。
育った後のことを考えて植えると、最初は小さいので間抜けな感じがするが仕方ない。

これから徐々に芝を植えて、バナナやパパイヤを植えて、菜園やハーブ畑にゴーヤやパッションフルーツの棚も作らなければならないし、グアバやアセロラなどの果樹やブーゲンビリアやハイビスカス、プルメリアの花の苗も数多く待機中である。

いやーすることがいっぱいだ。

明けましておめでとう!

2007-01-03 23:58:34 | Weblog
今年は暖冬の正月で昼間の気温は24度、海も静かで定期船も上原港を欠航せずに結構なことである。
ゲストが少ないし、肩も耳もいまいちなのでガイドはせずネクトンの運転手だけをしてゲストがダイビング中は本ばかり読んでいる。
「子供たちに語るこれからの地球」「オノヨーコという生き方」「有元葉子のごはん上手」「人間はどこまで動物か」「宮本武蔵最強伝説の真実」
なんか統一感のない読み方だけど、それぞれ面白かった。

建築中の宿にはレストランも作る予定なので、去年から沖縄食材や料理を調べているんだけど、これもまた面白い。
出来る限りオーガニックな食材を使い、出来る限り科学的な添加物を排除して、伝統的な手法で目新しく楽しく美味しい料理が提供できるように研究中。
味の素出しの素などの化学調味料、マーガリンやショートニングマヨネーズコーヒーフレッシュなどのトランスファット、出来合いのハムソーセージカマボコなどの練り製品は天敵なので絶対に使わない。
食肉もホルモン剤や抗生物質使用のものは使わない。当然養殖ものしかないウナギは永遠にメニューに載らないだろうし、養殖ハマチや鯛も使わない。
それから生息区域が限られてるノコギリガザミなども使わない。
あれこれ考えてたら、鶏を育てて豆腐を作り始めるかも。
まあ、まわりはジャングルで野草やそれに近いものには不自由しないし、魚はいっぱい捕れるし、野生のイノシシや近海ものの本マグロも手に入るから自分の思い通りに行くとは思うけど。
写真は愛用のカツオブシ削り器の「オカカ2号」です。
やっぱ削りたては香りが違います。