ミスターサカナの西表島海中日記

沖縄西表島でスクーバダイビングショップのオヤジをしてるミスターサカナのフォトエッセイ。

結局2月は暑かった!

2009-02-27 22:48:07 | Weblog
2月18日はオノヨーコの。そして25日はジョージハリソンの誕生日だった。
二人はちょうど丸10年と1週間の歳の差であった。
しかし、ジョンではなくてジョージがオノヨーコを連れまわして、レコーディング現場に同席させていたら、絶対にジョンとポールにボコボコにされていただろうな。

で、昨日26日は西表の最高気温が27.8度を記録。何でも2月の記録としては最高気温で、55年ぶりに記録更新したらしい。
僕が西表に来て33年目だから、やはり2月でこの暑さが初めてというのは間違いなかったのだ。
気合を入れて世話してる畑の赤ウリとズッキーニーも、見たこともないくらいに虫だらけでどーなることやらだ。

夕方、久しぶりにショップで加圧トレーニングをしたら、暑くて暑くて汗びっしょり。クーラーを入れようかとマジに思ったほどだった。
ホント、歳をとると暑いのも寒いのも耐えられなくなって、トレーニングをやる前からバテてしまうのだった。

写真は潮通しの良いサンゴ礁外縁に普通にいるフチドリスズメダイのYOUNG。
背びれの黄色が目印。
成魚は地味といえば地味だけど、ジミヘン崇拝者だから許してちょんまげ。
ちなみに僕の場合ロックの三大ギタリストは、ジミヘン、サンタナ、クラプトンかな。



ハンター

2009-02-20 14:19:22 | Weblog
イザリウオ改めカエルアンコウ君はハンターである。
一見ドン臭そうに見えるが、これでも他のサカナを捕らえることを生業としているのだ。
カンザシヤドカリのようにただ流れてくるプランクトンをキャッチしてればいい呑気な生活でもなければ、クロソラスズメダイのようにサンゴに藻を生やして農業を営み安定した収入を確保してるわけでもないのだ。
一食一殺毎日が必死のパッチ。
大体、陸上の生物を見てもハンターは大変だ。
シロクマだってチーターだってライオンだって生活は苦しい。
思わず武富士かプロミスに駆け込みたくなるそうだ。(ウソ)
カエルアンコウは、擬態して獲物を待ち伏せする多くの魚とおなじように
動きが鈍いので、獲物の方から近寄って来ることが求められる。
一応エスカという釣竿は持ってはいるものの、ごく原始的でショボイから獲物にはそれが確認できる距離にまで近づいてもらわなければ話にならない。
飛び道具でもないので、釣竿の先には疑似餌まで付けているのだが、そんなに目立ってるわけでもないし、撒餌をばらまいてる様子も無いから狩りの道具としてはいささかお粗末でもある。
他の魚を丸呑みにしてしまう獰猛な魚ではあるが、時代遅れの狩りの道具とその効率の悪そうな戦略が貧乏臭く、哀愁を感じさせずにはいられないところが人気の秘密かもしれない。

コブシメの産卵

2009-02-16 15:24:37 | Weblog
例年通り、冬場から春にかけてコブシメの交接や産卵行動がアチコチで見られるのだが、いつもなら寒さに震えながらの観察が今年は暖冬で気分良くできるのだ。
大体、平年より1度水温が高くて23度ほどなのだが、たったの1度でも違うと随分とありがたく感じる。
おまけに気温が高い日が多く、ウエットを着るのにパウダーを使わずに海に飛び込んで着てもヘッチャラで、こんな暖かい冬は30年以上住んでるけど初めてぐらいの記憶だと思う。(記憶は全て怪しいけれど)
と言う訳で、コブシメの産卵をジックリ観察したいと思ってるダイバーは今年はグッドなチャンスかもね。
寒がりの僕は、このまま3月4月へと突入して欲しいけれど、もうあとわずかだし多少の寒さへのゆり戻しは覚悟しておこう。

で、14日はヤマネコマラソンに出場してきたのだが、とにかく暑かったこと!
2時間走って日焼けで真っ黒。
ランニング&短パンの跡がクッキリ。
気温25度だったらしいけど、アスファルトの上の体感温度は30度超え。
暑さで救急車で運ばれる人も続出だった。
結果は超不本意で、23kmを2時間切れず、左足を攣って完走がやっと。
ハーフとなめていたら痛い目にあわされたのだ。
やっぱ練習不足はダメだとしみじみ感じた2月14日大方先生の誕生日でした。

暖冬

2009-02-05 12:13:09 | Weblog
今年の冬は暖かい。
12月も1月もメチャンコ冷え込む日が続かず、暖かい日が多かった。
2月は冷え込むかなと用心してたけど、今のところは暖かいのだ。
でもまだまだ2月は始まったばかりだし、3月だって十分寒いから油断大敵ではある。

2月14日にヤマネコマラソン(ハーフであるが、ちょっとだけ長い23km)にエントリーするので時々走ってるのだが、準備期間が無かったので走るたびにかえって身体の調子が悪くなっていくのだった。
20kmも走ると3日間くらいは体中のアチコチが痛くて、夜も眠れないし筋肉痛で昼もビッコをひいてウンウン唸って、そんな状態が治りきらないうちにまた走るからますますパフォーマンスが落ちていくのだった。
40代と50代ではこんなにも体力が違うのかと愕然としてしている今日この頃であった。
で、大臀筋がずっと筋肉痛のためにイスに座るのが苦痛で、メシ食うのもパソコンをやるの大変な状態なのだ。

と言う訳で、久しぶりの更新になった言い訳をして、写真はハッチアウト寸前の卵を見守るインドカエルウオ君である。
内湾でニシキテグリを捜してる時に時々出くわすシーンであるが、いつもは用心深くさっさと何処かへ逃げてしまうインドカエルウオの成魚も、こうして卵を世話してる時は簡単に写真を撮らせてくれるのであった。
サンキュー!