2016-10-29-コスモス
あなた
たった一輪残った「コスモス」
肌(み)に刺さる様に冷たい風にもめげず
未だに咲いています。
切り花にするのは可哀想!
そのままにするのも、可哀想…
どうしようもなく、花畑までいって「ガンバレ!」って~…
冷たい秋風に身震いしながら…
役目を終えた花々に「ありがとう…」って。
もうこの時間、陽が翳ってきて…
寒々として昏く…
秋の匂いが、いちだんと強く
淋しさが
ユラユラ漂って…
『霧たちて雁ぞ鳴くなる片岡の朝(あした)の原は紅葉しぬらむ』
詠み人知らず
『神(かみ)な月時雨(しぐれ)もいまだ降らなくにかねてうつろふ神なびの森』
詠み人知らず
『ふくからに あきのくさきの しをるれば
むべやまかぜを あらしといふらむ』 文屋康秀
秋の和歌(うた)三首
何時の世も秋は冷たく侘しく…変わらないようです。
寒さに負けじと…少し動いて…
でも、日暮れは淋しい…よ~~