10月1日に某病院の呼吸器外来をお手伝いしてきました。そのときに、20歳の男性が初診で受診。話を聞くと友人が前日より発熱が出現し、近医を受診、インフルエンザ迅速検査を施行したところ(この時期にインフルエンザの検査をした先生も素晴らしいと思いますが)、A型インフルエンザと診断されたとのこと、その患者さんと仲良くしているので、心配になり、受診したようです。来院しバイタルを取ってみると、体温が38℃あり、その患者さんもA型インフルエンザ陽性でした。吸入ノイラミニダーゼ阻害薬を処方し、早く休むように指示をし、診察終了です。大学で硬式野球をしているすごく筋肉質の男性で、インフルエンザには程遠いような男性でした。友人のインフルエンザ陽性の問診がなかったら、調べないで帰してしまったかもしれませんね。ただ、9月に入り流行までには至っていませんが、散発しているとの報告はすでにあります。みなさん、注意していただけたらと思います。インフルエンザは基本的には通年性感染症ですから、常に考慮しなければいけない感染症のひとつであることは間違いないですが、より慎重に対応していただけたら幸いです。発熱の患者さんを見ましたら、インフルエンザを考慮!よろしくお願いしますね。
追伸。
2017年1月から新病院がオープンします。ハードだけでなく、ソフトも充実したさいたま市およびその周辺の地域医療病院になれるように頑張って行こうと思います。