ぬ、ぬう～。
めでたい日だというのに生憎の空模様。
この様子だとせっかくの桜の花びらも
すっかりと散ってしまうのだろう。
何がめでたいのかというと、
４月３日は私の誕生日。
今日の晩飯は自宅で大好物の
ピザを焼こうと決めていたので
がっつり御飯系のレパートリーの中から
久々に和牛懐石の「さとう」に行ってきた。
場所は京橋郵便局の真裏。
入口に着くと張り紙が目に付いた。
ランチメニューの中では一番安かった
￥１，２６０のサトウステーキが
３月いっぱいで無くなっていたのだ。
店の中でメニューを確認すると
ランチタイムの最低価格は
￥２，１００に改められていたのだ。
以前は￥１，２６０、￥１，５７５と
なんとか手の出る価格帯が最低ラインだったのだが
店の空き具合といい敷居が高くなったのだ。
私はこれは正解だと思う。
￥１，２６０のさとうステーキを
あまり美味しくないと評判をたてられるよりは
￥２，１００するけども美味しいとなった方が
随分と良いからだ。
美味しければの話だが・・・
２種類のおろしポン酢は
テーブルに着く前から備え付けられていた。
サラダは以前と変わらぬ品質。
まずまずだ。
奥で職人が入念にジャカードしていた。
肉の繊維を分断して焼き上がりを
柔らかく仕上げることができるのだが
やりすぎは肉汁を留めてくれずに大味になってしまう。
按配如何、腕の見せ所だ。
一揃えが出揃った。
付け合せのもやしには見覚えがある。
さとうステーキとの差は値段と肉質の
変化だけなのだろうか？
おろしポン酢は味がきつい。
塩胡椒をしてあるので
肉には何も付けずによさそうだ。
肉を口の中に放り込むと・・・
さとうステーキよりも柔らかい。
ただし三重・松坂牛なる中途半端な表記のお肉の方は
飛びっきりの旨さを兼ね備えているわけではなかった。
旨いお肉は自身から出た脂を身にまとって
さらに美味しくなるのだが・・・
文句があればお金を出しなさい
ということなのだろう。
アップでみるとジャカードされすぎて
空気によく触れて柔らかくはなっているが
脂が逃げてしまったように思えてならなかった。
お味噌汁は白味噌の甘味を引き出した
おそらくは昆布出汁でとったお味噌汁だろう。
こいつは旨かった。
ごはんおかわり放題なうえ、
食後にはコーヒーも付いてくるのだが
￥２，１００という価格を考えると
￥２，０００でもっと旨い松坂牛を
出してくれるお店を知っている。
ステーキ屋さんなので
チャンピオン牛の味で判断するべきなのだろうが
庶民はこれが精一杯。
ご馳走様でした。
築地さとう
〒104-0045
中央区築地4-2-9
℡03-3541-2929
11:30～14:30(L.O.14:00)
17:30～22:00(L.O.21:00)
日曜・祝日定休
特選ステーキ ￥２，１００（おかわり無料）
甚平満足度 ★★★▲☆
甚平満腹度 ★★★▲☆
⇒廃盤の「さとうステーキ」はコチラ
グルメブログランキング
人気blogランキングへ
いつもはここで終わりなのだが
今日は誕生日ということで饒舌だ。
せっかくなのでお花見のお話でも。
先々週から先週にかけて
都合３回ほどお花見をさせていただいた。
一番印象に残った桜の樹がコチラ。
電線を掻き分けるように
大都会で爛漫と咲き乱れる姿が
非常に儚く美しかった。
こいつを見つけた場所は青山一丁目。
青山霊園の対角の公園と住宅街の境界線で
見事なまでの満開を堪能させていただいた。
とは言え私の体格は間違いなく
花より団子な代物だ。
記憶に残った桜が上記に対して
記録に残った酒宴の方が下記の写真だ。
↑ はたはた
平日の午後３時頃に花見でもとの声が
デスクの周辺でザワツキ始め、
３分後には築地の場外に買出しに向かっていた。
銀座の公園でする花見のために
七輪に炭を３ｋｇ。
はたはた、岩牡蠣、はまぐり、
スルメに片口イワシなどなど。
炙って喰えそうなものを
買い漁って酒宴を開始した。
通報されてもおかしくない
シチュエーションなのだが周りも日本人。
炭起しに多少苦戦したが
プチバーベキューな非日常感が
日頃の業務の疲れを癒してくれた。
この岩牡蠣が旨かった。
炙ってボスッと鈍い音がしたら
空気の逃げ道になった貝の切れ目に１円玉を突っ込む。
テコの原理で抉じ開けると
肉厚なプリプリの牡蠣が目の前に広がる。
まさに海のミルクの代名詞を
心から納得させてくれるような旨さが
口の中にジュワーッと広がる。
幸せ。
日本酒を２升ほど飲み干して
記録に残るお花見の方も閉宴へ。
炭は２ｋｇ以上残ってしまったのだが
銀座の公園で七輪焼き。
ご馳走様でした。
グルメブログランキング
人気blogランキングへ
岩カキ、素敵すぎです。
幸せが伝わってきました。
以前いただいたときに私もポン酢は結構きつく
感じたのでほとんど塩コショーのみでいただいた
記憶があります。
しかし、場外で食材買い揃えて臨時BBQとはうらやましいですな。
私もご相伴にあずかりたい。。。
銀座でのランチもひとりのことが多いので寂しいときも
あるのです。
ところで、新富町の「酢飯屋」ってごぞんじですか？
ランチはやってませんが今度お邪魔することにしました。
店主は若いのに旨そうな匂いがぷんぷんしてきます。
桜海老が食べれるそうなので期待に胸が膨らみ
腹が鳴っております。zzz
昨日がお誕生日だったそうで、一日遅くなりましたが、お祝い申し上げます。
この一年が甚平様にとって最良の年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
『銀座の甚平喰い倒れ日記』愛読者より
ここでは唄えませんので
↓の人たちに唄っていただきましょう！
Beatles
http://www.youtube.com/watch?v=pS4X9uNnIzs
Yes we're going to a party party !
Happy birthday to you!
お花見の酒宴が最高ですね。
美味しいものが次々と炭の上で焼かれて・・・
岩牡蠣のプックリとした身には降参で～す☆
こんばんは。甚平です。
実家に帰れば庭で炭火や藁焼きもできるのですが
マンション暮らしになるとなかなか
炭火焼にもありつけないので、
あまり感心はしませんが
公園で七輪焼き。美味しくって愉しかったです。
酒の回りも炭火がよく回してくれました。
こんばんは。甚平です。
素敵なクリップありがとうございました。
Beatlesは中学生の頃よく聞きました。
そういえばBeatlesに一時期はまった後は
なぜだか演歌に目覚めてしまい、
吉幾三やら細川たかしやら、
やたらとCDが家に眠っています。
新富町の「酢飯屋」ですが
初めて聞きました。
名前からして海鮮な感じは伝わってきますが
お寿司屋さんなのでしょうか？
アフターレポートお待ちしております。
こんばんは。甚平です。
お祝いいただきありがとうございました。
稚拙だなんてとんでもない。
アフィバナーをしっかりと
ご自分のジャンルでやられていたりと
好感を持って読ませていただきました。
オフ会の行動力は頭が下がる思いで
見させていただいております。
今後とも頑張ってください。
こんばんは。甚平です。
普段はポケットさんのキビ刈の後のお弁当を
羨ましそうに見させていただいておりますが、
今回はこちらも愉しませていただきました。
バカをやれる仲間が
一段と頼もしく思えました。
新富町の「酢飯屋」さんに行ってきました！
普段は出張で握りに行くか自宅マンションで
1日8名程度限定で寿司を握る寿司の伝道師らしいです。
ちょっと長くて申し訳ないですが
なかなか濃密な美味しい時間を過ごしてきました。
基本は桜海老尽くしという解釈でしたが
いやはや、なんとも。
桜海老以外のお品もめちゃ旨です。
まずは大根おろしを添えた生桜えび。
最近でこそ桜海老の生を食べる機会があるけど
昔は干し桜海老しか見たことがなかった。
かっぱ海老せんに入ってるかお好み焼きに入れるかのイメージ
生で食べると干したのとはまた違うほんのりした甘さが
大根おろしによく合います。。。
続いて桜えびの釜揚げ
茹で上げると生とまた違ってきれいな桜色が輝きます。
そのままで食べても一層甘さが味わえるし
しょうゆをほんの少しつけると
もうお酒がすすむすすむ！
つけあわせではまぐりの酒蒸しに少ししょうゆを
垂らしたのが出てきました。
ぷっくりしたはまぐりは貝の美味しさ満載！
その貝から出た汁としょうゆのコラボは必見。
いやいや必食です。
更に食べ物は金目鯛のしゃぶしゃぶ
実に見た目にも美しい金目鯛！
昆布〆も大好きですが
このしゃぶしゃぶはたまりません！
先ほどの釜揚げから出た桜海老の下味も付いて
今すぐそのスープを飲みたくなりますが
そこはガマンガマン。。。
この金目鯛、そのままお造りでも美味しいですが
しゃぶしゃぶするとまた、食感に変化があり
自分の好きな時間でレア、ミディアムレア、ミディアム
ウェルダン（これはないな。。。）
と食べるたびに変えていけるのが実に楽しい。
思わず、同行の後輩夫婦の分も奪い取ってしまいます。
更に今度は鰆一匹の丸ごと塩焼きが登場！
70～80cmのさわらを半分にして二段オーブンで
焼き上げているようです。
鰆を丸で見るのは正直初めて。。。
口が意外に凄いんです。
小魚をバクバク食べるせいですかね。
さわらはさごしの大きくなった魚。出世魚ですが
尻尾を持って運ぶだけでも身割れしてしまうと言うぐらいに
デリケートな魚。
さて、そのお味は。。。
旨～い！！！
5人でぺろりと一匹食べきってしまいしたが
ふぅわりした身の感じが塩とあいまっていくらでもぱくぱく。
おなかからにじみ出てるワタの苦さも酒飲みには
たまらないことでしょう。
コレに関しては一切しょうゆいらず！
焼き方も身が硬くなるまで焼いておらずにgood!
店主の岡田さんの腕のおかげですね。
更に筍の田楽が続きます。
筍の若い皮が付いているのがまたいい食感。
さくさくした味わいと田楽が美味しいです。
ここで土鍋が出てきます。
中にアルミホイルを引いて網を入れて
お手製の蛸の燻製！桜のチップで香り付けして
こんなに簡単に燻製が出来てしまう。
いやいやこれもお酒にあうでしょう！
さていよいよ終盤のメイン！
桜えび御飯。
土鍋でたっぷり６合炊き上げです。
桜海老満載でおこげも付いて
３．５杯は食べたでしょうか。
お米大好き人間は大満足！！！
〆に杏仁豆腐をいただいて
上からかけたのはなんだっけ？
リキュール？
ワイン？
もう酔っ払って覚えてません。。。
またもや記憶障害に。。。
お酒も向こうのセレクトで詳細は割愛ですが
ロゼ、白ワインに日本酒を三種類と美味しく飲ませていただきました。
とにもかくにも
ごちそうさまでした。