![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/50/a3648a80a067fe2129c67501d63057dd.jpg)
予約の14時まであと5分。
萬珍樓 點心舗へ一直線に進むつもりだったのだが
思わぬところで足踏みだ。
華陽園。
私以上に皆さんの方が中華街に詳しいのだろうが
中華街にはそこいら中に甘栗の屋台が出ている。
さすがに甘栗のうまい店なんてものを
下調べしているはずもないのだが、
私の見た感覚ではおそらくどこも団栗の背比べだろう。
売れる売れないも売り子の力量なのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/4f/e431dc8ef798d6e8d292688e36a8ce92.jpg)
この華陽園には甘栗売りの達人がいたのだ。
エプロンを付けたおばちゃん。
こともあろうに通り過ぎるか過ぎないかというところで
「お兄さん。終わりにしたいから半額でいいよ」という
悪魔のささやきを惜しげもなく言い放たれてしまい、
脳味噌は立ち止まらず萬珍樓へ向かえと
指令を出しているにもかかわらず、
体が意識に反して反応してしまった。
しかもこのおばちゃん。中々に手ごわい。
500g¥1,575の甘栗が半額になるのかと思いきや
こいつを二つで¥1,575でどうだと言うのだ。
1kg¥1,575ならば悪くはないが
もう1声と結局1.2kgで手打ちにさせていただいた。
こんなに買ってどうするのだろうか・・・?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/45/9dfafce5df0478da73a072eb9902985e.jpg)
寄り道に寄り道を重ね
ようやく萬珍樓 點心舗に辿り着いた。
こちらのお店は
メロンさんとのぞみママさんにお薦めいただいたのだが、
女性陣の2票が嫁の心を十分に鷲掴みにしたのだ。
中華街大通りにある本店と比べると
人の流れは雲泥の差なのだが、
店内に入ると待たされただけあって
沢山の人でごった返していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/f8/d44348ec587c942ef6d83ec36bae2a62.jpg)
天井の高い落ち着いた店内。
この居心地の良さが料理を20%増しに
してくれるのだと感じた。
メニューに一通り目を通すと
単品で頼めばすぐに1万円コース。
情報の通り点心のセットの
コストパフォーマンスの良さが一際輝いていた。
点心のセットは2種類で
ふかひれ点心膳は¥4,400(サ込み)。
特選点心膳が¥3,300(サ込み)。
特選点心膳はふかひれメニューはないものの
ホタテ入り五目スープ
海老蒸し餃子
五目蒸し三日月餃子
貝柱餃子
海鮮海老シュウマイ
野菜の香り炒め
海老春巻
竹の子のゆば巻き
牛肉、キクラゲ、つけもの炒飯
マンゴプディング
と中々の盛り沢山ぶり。
こいつを2人分注文させていただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/44/75d001d99f7b97268ba7b9ba47aba0d2.jpg)
最初にやってきたのはお茶とネギパイだ。
ネギパイはその名の通り
生地にネギの風味付けがされているのだが
隠し味でにんにくも使われていた。
たっぷりの白胡麻と合わせて
3つの風味を一口で愉しめる訳だ。
旨い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/45/43a61b6ccfdd8f739cd4e56cd4637bec.jpg)
ネギパイと睨めっこしていると
ホタテ入り五目スープ がやってきた。
一瞬フカヒレと見間違わん食材はたけのこなのだが、
キクラゲ、ホタテ、たけのこ、椎茸は判っても
五目の5つ目がどうしても判らない。
何だろう?
極寒の3連休には
とろ味で熱さの閉じ込められた
はんなりとした塩気とホタテのエキスが混じり合った
こんなスープがぴったりだった。
こいつも旨い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/98/28ebbbe5f796a63dbb7408b090389232.jpg)
続いて海老蒸し餃子と五目蒸し三日月餃子が
2人分で計4個。1つの蒸篭に入れられてやってきた。
餡にぴったりと纏わりついた
透明感たっぷりの皮の按配。
流石だ。
海老蒸し餃子は思ったほど
海老らしさは感じることができなかったが
五目蒸し三日月餃子はそのまま食べても
醤油に付けてもなかなかに旨い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/dd/27d7730edf5794eec94fc57fe2b04889.jpg)
続いて貝柱餃子と海鮮海老シュウマイ。
海鮮海老シュウマイは
中に海老が1匹鎮座しているのだが
先ほどの海老蒸し餃子と同様に、
それほど素材の良さは感じない。
貝柱餃子はいくらの塩気と
貝柱がぶつかった瞬間の妙味がとても面白い。
飾りのにんじんは食感に変化こそ与えてはいるが
あくまでも飾りの部類のように感じた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/83/97cf5b137ac99361e6b6e58a8b5b8b5a.jpg)
野菜の香り炒め 。
香りの正体はにんにくなのだが
強すぎず弱すぎず絶妙な香り付け。
塩加減は人によっては
強いと感じるメゾフォルテ。
小松菜の食感を楽しみながら
ぺろりといただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/56/7c0d10729735bc21d51599f189088f5e.jpg)
海老春巻 。
特選点心はご覧のような海老中心の構成なのだが
肝心の海老よりも端々で使われている
たけのこの方が感心してしまったのは
ちょいともったいなく感じる。
嫁は肉まんのボディーブローで
こいつと炒飯をよこしてくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/99/4cb850d477f86dc8d10e49bca4a2339b.jpg)
竹の子のゆば巻き。
とろ味を纏ったゆばから
たけのこの食感に流れる移り変わり。
今回、スープに始まり
いろいろな大きさに切られたたけのこを食したが
切る大きさによってこんなにも感じ方が変わるのかと
大変勉強をさせていただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/a5/0a6574478a735c70d09e2dd9db2f6b28.jpg)
牛肉、キクラゲ、つけもの炒飯。
この炒飯。
写真では蒸篭にたっぷりと入っていそうだが
とんでもない上げ底蒸篭で量自体はたいしたことはない。
お味の方は可もなく不可もなしだ。
冒頭で居心地の良さを挙げていたが
特に目を見張った点はもう1つあった。
男性ホールスタッフの目の届かせ具合だ。
女性ホールスタッフの無表情さとは対照的で
気持ちの良い対応をしてくれていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/d3/d0391956ecfeb57e29b1f286884133bb.jpg)
マンゴプディング。
ちょいと香りが付けられているように感じたのは
プリンの瑞々しい按配にマンゴーの風味が
口の中でよく広がったからなのかもしれない。
まずまずだ。
萬珍樓 點心舗。
ここは単品メニューを食べた人と
この点心コースを食べた人では
意見が2つに分かれそうだ。
点心コースは
メニューの最後部に記載されているので
コストパフォーマンスよく居心地の良い店内を
堪能された方は共感いただけるのだろう。
ご馳走様でした。
萬珍樓 點心舗
〒231-0023 横浜市中区山下町156
TEL045-664-4004
11:00~22:00
年中無休
特選点心膳 ¥3,300(サービス料10%を含む)
甚平満足度 ★★★★☆
甚平満腹度 ★★★▲☆
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・・・ あっ、ありがとうございます。・・・
それでは明日もお会いしませう
量も雰囲気も女の人向きのお店でしたね。
男の人にはちょっと少なかったかも。ゴメンね。
でも肉まん食べてきたからちょうどいいかな。笑
平日の空いてる時間だとさらに静かでいいです。
お勧めしてよかったわ。
続きをまたまた楽しみにしてます~。
甚平さんの満足度、★4つでよかったです。
ちょっとドキドキしてました~。
場合によっては、上の階に通されるのですが
個室があったりしてそれもまた良い感じです。
甚平さんのおっしゃるとおり
雰囲気と居心地のよさで料理20パーセント増しですね!
(お値段も手ごろですものね。)
ディナーにいかれたところが気になります。
おもてなしのいいところ。
更新されるの楽しみです。
おはようございます。甚平です。
嫁は私のような大食漢でないので
ちょいと肉まんのボディーブローが
効いたようです。
炒飯に海老シュウマイを
私が2つ食べたので思ったよりも
物足りなさは感じてませんよ。
いよいよ晩ごはん。
旅の目的の50%はこのお店に
行くことだったのでお楽しみに。
おはようございます。甚平です。
返信遅くてすみません。
中国の男性スタッフの気配りに
感心したのは久しぶり。
美味しくいただいてきました。
旅行に行ってから1週間もたってしまいましたが
頑張って更新しますので、
首を長~くお待ちください。
おはようございます。甚平です。
たけのこの湯葉巻き。
自宅でもいろんな大きさにたけのこを切って
感じ方の違いを試したいと思いました。
手軽ながらよく考えられた一品です。