
最初に言わせてください。
ジェレミー演じるティベリアスはとってもおいしい役どころ!
王の軍事顧問で国家の大物。周囲からも一目置かれる存在で、歴戦の勇者らしく、足を引きずり、顔半分に深い傷跡が残り、タレ目になってます。
ジェレミーの美しい声が大画面から聞こえてきただけでコーフンしてしまう私はヤバイか!!
鮮やかな青の衣装がこの上なくよく似合う。ま、何着てもかっこいいんだけどね。
権力に飢え戦争したがりの連中に、一人苦悩するティベリアス・・・渋すぎる。
しかーし!!!戦いに疲れたティベリアスは、途中でいなくなってしまいました・・・。はるかキプロスに行ってしまいました・・・。
おかげで印象薄。せめて最後の戦いまで残っていてくれたなら。ううう、もっと見ていたかったよ、ジェレミー・・・。
2時間半あっという間。娯楽超大作かと思ったら、意外なことにいろいろ考えさせられる映画でした。
戦闘の直前に民衆を奮い立たせるオーランド君に違和感を感じたので、よくよく考えると、ああ、ア○ゴルンじゃないからだということに気付いた人は私だけじゃないはず。
うーむ、彼どうなんでしょう?
いつも思うのですが、役柄のせいなのか、演技がうまいのか下手なのか全然わからん。コスチュームものばっかやって、今後もこういう役ばかりが続くようなら俳優としてマズイんでは?
カリブの海賊の続編も決まっているし、なんかこう、普通の男の子役というか、もっと人間臭い役のオーランド君も見てみたいと思うのです。
戦闘シーンはさすがの迫力で圧巻でしたが、リアルで残酷でしたねー。あれが現実なんだろうけど。
しかし、ああいうシーンは「あ、またか」という感じ。見飽きた感はある。
同じ戦闘シーンでも「LOTR」や「ラストサムライ」とは違うのよね。鳥肌立ち涙するということはない。大和魂がないからか・・・。
今、こういう映画が作られた意味をふと考える。
イスラム教とキリスト教、言い換えればアラブと欧米。
おそらく永遠に相容れないだろう。1000年前も、今現在も戦争を続けているのだから。
「歴史は繰り返す」とは、まさにこのことなのかもしれない。
どちらが悪者かなんてわからない。この映画では、そういう描き方をしていない。
聖地奪還でもなんでも、大義名分があれば、いとも簡単に戦争が始まることを描いているだけ。
ティべリアスはこの映画の核とも言えることを言っている。
「エルサレムは自分の全てだと思っていた。でも違った。あるのは富と領土だけだ。」
サラディンは、ティベリアスとは逆とも取れる言葉を残す。
「エルサレムに価値はない。でも全てだ。」
ティベリアスは失望しエルサレムを去り、サラディンは何もないことをわかっていながら手に入れる。
最後にバリアンが
「本当の王国は、頭と心の中にある。」
と言ってのける。
これって極論だけど、でも本当のことなんでないの?
争いなんて無意味、形のあるものほど、不確かなものはないのかもしれない。なんてことを考えてみた。
ジェレミー演じるティベリアスはとってもおいしい役どころ!
王の軍事顧問で国家の大物。周囲からも一目置かれる存在で、歴戦の勇者らしく、足を引きずり、顔半分に深い傷跡が残り、タレ目になってます。
ジェレミーの美しい声が大画面から聞こえてきただけでコーフンしてしまう私はヤバイか!!
鮮やかな青の衣装がこの上なくよく似合う。ま、何着てもかっこいいんだけどね。
権力に飢え戦争したがりの連中に、一人苦悩するティベリアス・・・渋すぎる。
しかーし!!!戦いに疲れたティベリアスは、途中でいなくなってしまいました・・・。はるかキプロスに行ってしまいました・・・。
おかげで印象薄。せめて最後の戦いまで残っていてくれたなら。ううう、もっと見ていたかったよ、ジェレミー・・・。
2時間半あっという間。娯楽超大作かと思ったら、意外なことにいろいろ考えさせられる映画でした。
戦闘の直前に民衆を奮い立たせるオーランド君に違和感を感じたので、よくよく考えると、ああ、ア○ゴルンじゃないからだということに気付いた人は私だけじゃないはず。
うーむ、彼どうなんでしょう?
いつも思うのですが、役柄のせいなのか、演技がうまいのか下手なのか全然わからん。コスチュームものばっかやって、今後もこういう役ばかりが続くようなら俳優としてマズイんでは?
カリブの海賊の続編も決まっているし、なんかこう、普通の男の子役というか、もっと人間臭い役のオーランド君も見てみたいと思うのです。
戦闘シーンはさすがの迫力で圧巻でしたが、リアルで残酷でしたねー。あれが現実なんだろうけど。
しかし、ああいうシーンは「あ、またか」という感じ。見飽きた感はある。
同じ戦闘シーンでも「LOTR」や「ラストサムライ」とは違うのよね。鳥肌立ち涙するということはない。大和魂がないからか・・・。
今、こういう映画が作られた意味をふと考える。
イスラム教とキリスト教、言い換えればアラブと欧米。
おそらく永遠に相容れないだろう。1000年前も、今現在も戦争を続けているのだから。
「歴史は繰り返す」とは、まさにこのことなのかもしれない。
どちらが悪者かなんてわからない。この映画では、そういう描き方をしていない。
聖地奪還でもなんでも、大義名分があれば、いとも簡単に戦争が始まることを描いているだけ。
ティべリアスはこの映画の核とも言えることを言っている。
「エルサレムは自分の全てだと思っていた。でも違った。あるのは富と領土だけだ。」
サラディンは、ティベリアスとは逆とも取れる言葉を残す。
「エルサレムに価値はない。でも全てだ。」
ティベリアスは失望しエルサレムを去り、サラディンは何もないことをわかっていながら手に入れる。
最後にバリアンが
「本当の王国は、頭と心の中にある。」
と言ってのける。
これって極論だけど、でも本当のことなんでないの?
争いなんて無意味、形のあるものほど、不確かなものはないのかもしれない。なんてことを考えてみた。
あのnothingとeverythingの翻訳も、もっといい訳がないのかなぁ~と考えてたんですけど、上手くいきませんね。
everythingには「全能の」という意味も上手くかみ合わないし・・・とか、なっちゃんのおかげで翻訳まで考えさせられる映画となりました。
こちらからTBが反映されませんでした。
翻訳は戸田なっちゃんだったのですね、気付きませんでした・・・。
「LOTR旅の仲間」以降、翻訳が戸田なっちゃんだとちょっとがっかりするようになってしまいました。
「エルサレムに価値はない。でも全てだ。」
は私もとても印象的です。
これが宗教戦争なんだなぁとまじまじと考えてしまいました。
私みたいな日本人には納得というか感心するセリフですけれど、ユダヤ民族に向かっては言えないセリフだな~と思ってしまいました。
ジェレミー素敵でしたね!最後まで残ってて欲しかったなぁと言うご意見に賛同でーす!
コスチュームは忠実に作ってるんでしょうかねぇ。首まわりの「あみあみ」~鎖みたいなのところなんてその時代の技術でつくれたんやろか。とか。
コメントありがとうございます。
私もサラディンの最後のセリフにはドキッとさせられました。なんだかとても印象深い言葉でしたよね。
単なる娯楽大作に終わらせず、きちんと
メッセージ性を残しているところはさすがリドリー!って感じです。
chishi様>
この映画、すごく印象に残るセリフが多く、明らかに「トロイ」や「キングアーサー」とは一味違うなと思いました(ちなみにアレキサンダーは未見)。
司祭を殺して反キリストになるのか?と思われたバリアンがラストに言うセリフには考えさせられてしまいます。
ジェレミー、ほんと最後死んでもいいから(←おい)残って欲しかったよー。
kermit様>
kermitさんのレビュー待ってましたよ、ブログのほうにもコメント&TBさせて頂きました。
私もやっぱりジェレミー目当てで行ったので、出番の少なさにはちょっとがっかり。でもでも、何だかんだいってかっこよかったです!次回公開作は出番が多いことを期待!でもいつになるんだろう、「ビーイングジュリア」に「ベニスの商人」・・・。
コスチューム、結構凝ってましたね。LOTRで有名なWETAがあの鎖帷子?みたいのを作ったとか。
指輪のスタッフなんですね。あのコスチューム。ヒゲ&ロン毛の濃いキャラばっかりの中、黒髪短髪ジェレミー叔父様が光ってました。←ひいき目
「キングダム~」のテーマとか、いまいち理解できなかったんでDVDを待ちます。特典付きを希望!
「ビーイングジュリア」・「ベニスの商人」どっちも「時代」もんみたいですね。次の「casanova」も。今度はどんなコスチューム着てくれるんかな。わくわく
感想分かれるかもしれませんね~。
ジェレミーがやはり印象に残ります(脇役ながら)
すごく存在感ありましたよね。
最後戻ってくるかな?と期待しつつ見ていたのですが、結局戻ってくることはなくちょっとガッカリ。
私も結構楽しんで観ました。ただおもしろいだけじゃなく、色々考えさせられる映画だったのはちょっと意外でしたけど。
私も最後の戦闘にティベリアスが加勢しに来てくれるハズ!とわずかな期待をしてましたが、見事にフェイドアウトしちゃいましたねー・・・。ジェレミーは何気にコスチューム好きです。私も昔、「仮面の男」にむちゃくちゃはまってました。