地元諏訪の御柱祭の年は、
実は諏訪の平にある神社という神社、あらゆるお社でも御柱祭が行われていて、
大中小、それぞれのお宮ごとに祭の規模や個性も様々。
で、「人を見るなら諏訪御柱、綺羅を見るなら小野御柱」
と言われたりもします。
前置きが長くなりました。
「道具見るなら、足利 喬遊庵(根本忠明さん)」
とばかりに、みとれる金太郎さんです。
これ、出来たお蕎麦を入れる容器
漆塗りですよ、まき棒、のし棒
のし台(のし面は、木曽ヒノキのつーるつる)の脚
円錐形のこね鉢
中は、
おそばの花だ!
500グラムという超軽量の庖丁、かるーい!
昨日12日、第4回フォーラムに金太郎さんと参加してきました。
第1回目に参加して以来、3年ぶりの足利です。
今回は、静岡県内で2軒のお蕎麦屋さん「八兵衛」を経営する町塚さんの講演と、
根本さんによるデモンストレーション
(丸抜きの、手挽き石臼による挽きぐるみを使った二八(三七?)そば打ち実演)です。
根本さんの、このコマ板の小ささ
うち上がり、お披露目
(上記2枚は、プロジェクターで大写しにされたライブ映像を撮影)
お二人ともに「そばの神様」とあがめられる故 片倉康雄さんのお弟子さん。
町塚さんは昭和50年の蕎麦屋開業以来、玄挽きの自家製粉にこだわりつづけ、
全国でも有名な繁盛店へ。
根本さんは、特に片倉さんの道具に関する分野にこだわり続け、
本業の自家焙煎の珈琲屋さんをついに閉め、蕎麦屋さんを開業。
お二人ともその人独自のものを堀り進めている、希有な存在です。
個性を活かしながら、自分しか掘れない穴を嬉々として掘り進むと、
その穴の先はすべて繋がってるのかも。
お二人に負けず劣らず、独自な穴を掘り進めてる金太郎さん。
「美味しいそば打ち見るなら、金太郎」
そう言われる日が、近そうですよ。