南会津生活記

南会津での日々の〝ひとコマ〟をご紹介しています。
by s-k-y (presented by taito)

布沢ブナ林 その1

2008年07月29日 06時22分13秒 | 只見町の自然
朝5時、霧が立ち込める中を只見町へ向かいました。
駒止峠に差し掛かると霧が晴れ、前方には南郷地域にかかる雲海が見えます。

目的地へは自宅から1時間、その間グングン日が昇り快晴に!
斜光の朝日を捉えるためにはもう少し早出をしなくては。。。

早朝に活動しているのは、ボクのような写真を目的としている者の他にもうひと人種、釣り人!彼らも朝早い
伊南川は全国的にも有名な鮎釣りのメッカ!この日もたくさんの釣り人が訪れていました。






今日の撮影の舞台は山の中!
曲がりくねった県道を進みます。
途中、集落を通過しつつ、谷間の地をさらにさらに奥へ




目的地の手前、最後の集落では可愛らしい分校が残されています。
今では〝宿泊できる山村くらし体験施設〟として利用しているそうです。
この日は誰も宿泊してないみたい!
詳しくはこちら→〝森の分校ふざわ〟




この集落の先が目的地。
陽射しは更に強くなり、猛暑日の予感




周囲は朝露が朝日に照らされてキラキラと




自宅から1時間ちょっと!ようやく目的地に到着です。
ここはどこかと言いますと、只見町布沢。
場所はここ→Mapfanの地図

ブナ原生林の保全に取り組んできたこの地は、2007年、優れた自然保護活動に贈られる米国の「シーコロジー賞」を受賞したそうです。
ここのブナ林は国有林で戦後から国が伐採を進めていたのですが、この地区では1965年から伐採阻止運動を展開。
以来40年にも亘って地道に活動した結果、国は国有林約940ヘクタールを全面的に伐採禁止とし「郷土の森」と指定。2006年には奥会津の計約8万3600ヘクタールを「森林生態系保護地域」に指定するに至ったそうです。

ここが別名〝恵みの森〟として散策できるようになっています。
詳しくはこちら→〝恵みの森ホームページ〟




この日はまだ散策に訪れる人が居ないみたい!
期待と不安を抱きながら、誰も居ない森の中へ足を踏み入れるのでした


次回をお楽しみに



布沢のブナ林 その1 その2 その3 その4


 


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