1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

(1)物理的要因-②騒音について

2018-01-25 13:07:05 | 日記
通常、職場には騒音を発生する機械や作業があります。このような騒音に
ばく露されることによる障害が、騒音性難聴です。一時的なばく露によって
起こる難聴は回復できるものもあり、聴覚の疲労現象と考えられます。
しかし、長期間にわたって大きな騒音にばく露されていると、永久的な
騒音性の難聴が起こります。これは周波数4,000Hz付近の聴力が最初に
低下します。一方、通常の会話音域は500Hzから2,000Hz程度なので、
初期には聴力低下は自覚されません。しかし、聴力低下がこの音域まで
進行すると会話に支障がでてきます。騒音性難聴は、騒音レベルが高いほど、
ばく露時間が長いほど、周波数が高いほど起こりやすいので、対策は次の
ことが大切です。
 ● 騒音の音圧レベルを下げる。
 ● ばく露時間を短くする。
 ● 周波数を低くする。

永久的な難聴は、現段階では有効な治療方法がないので、等価騒音レベルで
常時85dB以上の屋内作業場については平成4年10月に労働省
(現・厚生労働省)から出された「騒音障害防止のためのガイドライン」に
沿って具体的な対策を講じる必要があります。

また、強烈な騒音を発する屋内作業場(等価騒音レベルで90dB以上)
については、騒音の伝ぱの防止措置を講じる必要があります。
(安衛則第584条)


―――――――――――――――――――――――――――――――――
全国出張・1日講習で職長教育・安全衛生責任者教育(再講習)
修了証は即日発行致します!
ホームページはこちら⇒ http://www.t-try.jp/rst/
―――――――――――――――――――――――――――――――――

最新の画像もっと見る

コメントを投稿