『スプートニクの恋人』 村上春樹 講談社文庫
この前、以前はよく会って小説や映画の話をしていた人に久しぶりに会いました。その人も村上春樹が好きでしてね、この本の話になったのです。
しかし、主人公が小学校の先生で、生徒の母親と寝ていること(ここだけ読むと誤解されそうですが)と、ギリシャの離島に行くことくらいしか覚えていなかったので再度読み直してみました。
この本は長編『ねじまき . . . 本文を読む
『門』 夏目漱石 新潮文庫
『それから』のそれからを書いたのがこの『門』です。
友人安井の妻である御米を奪った宗助はそのうしろめたさもあり質素な暮らしをしている。安井は御米を奪われてから姿を消していたが、宗助はある日、安井は満洲へ渡ったと知る。いたたまれなくなった宗助は救いを求めて鎌倉の寺の門をくぐるが、結局悟りを得ることはできずに帰ってくる。
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職業アンケートっていう宿題、出す中学校あるんですよ。前の教室の時も出ていた中学校ありました。
家族以外の親戚や近所の大人に、なぜその職業に就いたのか、就くまでの道のりや、仕事で大変なこと、やってて良かったと感じることなどをインタビューするというものです。
今日中一の女子が僕のところに持ってきましてね。前の教室の時にもインタビューしに来た生徒がいて、協力したことはあったのですが( . . . 本文を読む
『それから』 夏目漱石 新潮文庫
前期三部作の二作目です。登場人物などは変わっているのですが、『それから』は『三四郎』のそれからを書いた作品です。
主人公代助は30才にもなって親のすねをかじってぶらぶらと生活をしている。一方、大学時代の友人平岡は卒業後就職したが、大阪で事業に失敗し、東京に戻ってくる。平岡の妻はかつて好きだったが、結局は友人に譲った三千代である。 . . . 本文を読む
今日から夏期講習がスタートしました。
講習は通常よりも体験生がたくさん来ます。そして、講習でたくさんの体験生を見るたびに思います。学校の先生は一体何をやっているのだ!?と。
一例をあげると今回体験で来た中二の生徒。英語で動詞の前に平気で冠詞をつけます。こんなのはほんの一例です。
学校の先生は定期テストなどで、この生徒がそういった . . . 本文を読む
2004年、岩井俊二監督作品。
ハナ(鈴木杏)は憧れの先輩が転倒をして軽い記憶喪失になったのを良いことに、自分は先輩の彼女だと嘘をつく。その壮大な嘘に巻き込まれることになったアリス(蒼井優)だが、次第に事態は皮肉な方向へと動いてゆく。そしてひょんなことから嘘がばれてしまうのだった……。
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『三四郎』 夏目漱石 新潮文庫
高校生の時以来、夏目漱石の前期後期三部作を読み返してみようと思い立った。
いざ読んでみるとほとんど覚えていないし。
主人公の三四郎は九州から東京帝大に入学するため上京。東京で出会った美禰子に恋をし、美禰子もまんざらでもなさそうなのだが、結局兄の友人と結婚してしまう。
今、三四郎を . . . 本文を読む
広島 000 000 000 0
読売 110 000 10× 3
先週の日曜日ですね、今シーズン初東京ドーム行ってきました。
西村に今シーズン初勝利をプレゼントするし、高橋由伸の1500本安打は目の前で見るし、非常にフラストレーションのたまる試合でした。
天谷は2試合連続でフライ落球するし。すごいヤジでしたね。カープファン、カー . . . 本文を読む
『華氏451度』 レイ・ブラッドベリ ハヤカワ文庫
華氏451度とは紙が自然発火する温度らしい。
本を読むことが禁止された近未来が舞台。主人公は違法に本を持っている人物の本を焼く焚書官という仕事をしている。
この本は1953年に書かれている。その時代から見た近未来とはまさに現在ではなかろうか。そして現在、この小説に書かれていることとかなり近い状 . . . 本文を読む
昨日と先々週の土曜日は、夏期講習体験生の保護者を対象とした説明会でした。
2回共に教室長は前に出ず、説明部分はすべて自分が、模擬授業の部分だけ理系の後輩先生でまわすことになりました。
今年に入ってからこのパターン多いです。
前の教室の時はメイン部分は教室長がやっていましたからね。
確か前の教室の教室長は、体験生向けは基本教室長 . . . 本文を読む
一週間前の月曜日に、何かあるごとにたちかえって読み直し、その都度何かを感じとることができる夏目漱石や村上春樹やの本は一生の財産になるものなんだろうという話になって、夏目漱石などは高校生のころあたりに買ったものや、村上春樹も19歳の時に出会ったので、そのころに買ったものが本棚に並んでいる僕なのですが、黄ばんできていたり、中から紙魚が発見されたりしていたので、防虫剤と乾燥剤を大量に買ってきて、本棚に入 . . . 本文を読む