ユラーナ Ulana - A bridge between Japan and Overseas Countries

龍神由美のブログ。江戸の面影を残す川越に、先祖代々300年住んでいます。私の川越暮らしを綴ります。

14歳のポンちゃん

2012年11月27日 | つれづれなるままに
9月に子宮蓄膿症という大手術を行い、何とか一命を取りとめた我が家の14歳の犬のポンンちゃんは、とても元気になりました。

でも、自力で廊下から庭に下りることが出来なくなり、外に出たそうなとき(たとえば、トイレ)は、慌てて、抱えて、下におろしてあげることになってしまいました。

下の世話が大変になってしまいましたが、かわいいので、それも余り苦になりません。

いつまで元気でいてくれるでしょうか。この冬も無事に乗り切って欲しいと願っています。



ユラーナ
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母の着付けをして・・・

2012年11月19日 | つれづれなるままに
土曜日は、母のお筝のお家元の会が都内でありました。私は、芳野公民館の歴史散歩講座のために、行くことができませんでしたが、着付けをしてあげることは出来ました。

今年、84歳となった母は、長年、膝と腰の痛みを抱えています。整形外科の先生に注射をしていただき、痛み止めを飲んで何とか今までやってきました。

都内の会となりますと、会の前には、お家元のお家に「下合わせ」と呼ぶ練習を何度かしにいかなければならないし、年も年。正直言って、今年限りにして欲しいなぁ、と思っておりました。

舞台は、自分の演奏と唄は、うまくいった模様。着くずれることなく、雨の中を無事に帰って来た姿を見たときには、ほっとしました。

まだまだ、唄は歌えるし、手も動くし、記憶力も確か。しかし、何と言っても足腰がいうことをききませんので、これで最後にしてくれると娘としては、ほっとするのですが・・・でも、お筝は母の心の支えですから、私からは「もう、やめたら?」とはなかなか言えません・・・

決断は、母自身がすることですね。娘は見守るしかないです。両親共に、元気でいて欲しいと切に願っています。


ユラーナ
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芳野公民館の歴史講座 第二回目「お茶の歴史と橋本雅邦」

2012年11月17日 | 川越今昔ものかたり
雨が降り出しそうな中、芳野公民館主催の歴史散歩講座の第二回目を行いました。今回の集合は、中央公民館。
皆さん、とても熱心で、開始時刻の30分も前からおみえになった方も。

今回のテーマは、「お茶の歴史と河越茶」、そして、「橋本雅邦」でした。



お茶の歴史を調べるととても面白く、中国の「神農」という農業の神様の伝説にまで遡ることができます。

唐に渡った後、天台宗を開いた最澄、そして、真言宗を開いた空海が日本にもたらしたお茶は、日本全国に広がり、そのほとんどが近畿地方で栽培されて来ましたが、関東地方では、河越の喜多院、中院の前身である無量寿寺の茶園に、天長7年(830)、慈覚大師円仁が比叡山麓から茶の種を持参し、境内に撒いたという伝承が残っています。この天長7年は、無量寿寺が創建された年でもあります。

その後、正平元年(1346)頃に成立したという「異制庭訓往来(いせいていきんおうらい)」という書物にも、武蔵河越茶が十指の中に入って書かれています。

江戸時代になってから、河越茶は、狭山茶として復活しました。

そして、明治になってから製茶の機械化に取り組んだのは、外科医・高林謙三でした。

そんなお話をした後、画家・橋本雅邦のお話へ。明治になってから、フェノロサ、岡倉天心に認められ、精力的に新しい日本画に取り組んだのが橋本雅邦と狩野芳崖でしたが、橋本雅邦は、松平周防守の家臣であったため、明治になる2年前に川越藩士となりました。そこで、川越とご縁ができたのです。川越の旧家には、雅邦の作品が多く残っているようです。

お話を終えた後、皆で、茶陶苑さんへ行き、幕末の大蔵の外観と中を見せていただきました。

普段は、人間国宝の陶磁器が展示されている美術館です。



ご主人から、蔵の修復のお話をいろいろと伺って。



2階まで上がらせていただきました。職人さんが苦労されたという竹を使った細工。



昔は、ここが「埼玉縣製茶卸商業組合 川越共同仕入所」であったとのこと。



また、どんな地へお茶を出荷していたかを記した貴重な紙が残っていました。仙台などにも出荷していたようです。




その後、山崎美術館にお伺いし、橋本雅邦の作品を堪能いたしました。現在は、展示のほぼすべてが雅邦の作品ですので、雅邦ファンにとっては、垂涎ものかもしれません。

拝観の後は、亀屋さんの美味しい最中とお茶をいただき、ほっとした一時を過ごさせていただきました。

茶陶苑さん、山崎美術館さん、どうもありがとうございました。

また、参加してくださった皆様、ありがとうございました。また、来月お会いいたしましょう!


ユラーナ









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