嶋津隆文オフィシャルブログ

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厚木議会で「議会改革へのもう一つの視点」を講演

2012年07月02日 | Weblog

写真:「市議会委員会室での講演風景」

先週の6月27日、厚木市議会に招かれ講演する機会がありました。テーマは「議会改革へのもう一つの視点」。松蔭大の私のゼミで昨年秋、厚木市議(28人)を対象にアンケート調査を実施。その分析結果を踏まえ、改革案を提言したものです。

手前みそながらこの報告書には、以下のような幾つかの特徴があると自負しています。
①本会議を傍聴したゼミ学生の、ストレートな感想が粉飾なく掲載されていること
②市議会改革の方向を、大学という客観的な立場から、広範に提言していること
③市議からのホンネの発言が、数多く掲載されていること、等などです。

こうしたホンネ論議を踏まえたこともあって、講演では、例えば次のような諸点を強調した次第です。
①市議の報酬は低すぎる故、適正な水準に上げるべきである
②市議の定数もポピュリズムに乗って、むげに削減することは不要である
③議会基本条例は不要であり、住民投票制度の安易な導入は危険である
④市議選挙は国政の争点でなく、地元のテーマでこそ勝負すべきである、等など。

講演中、市議の何人かは繁く頭を頷かせていたように見えました。しかしホンネでは当選できない昨今の選挙実態を思う時、改めて「地方議員残酷物語」という言葉を思い浮かべたものでした。


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