不動産コンサル、住宅ローン専門FPの中野です。
本題に入る前に、ゼロエネ住宅を建てて 環境に優しい住宅等があると思いますが
別の視点から見ると、ゼロエネという考えかたが問題視できます。
エネルギー概念の一つに、ライフサイクルエネルギーというものがあります。
住宅に人が住み続けるかわり、長期間にわたり、エネルギーが必要という概念です。
住宅建築にあてはめる4つのフェーズ(段階) ライフサイクルネエルギーに関して
フェーズ1 建築材料を作るのに、莫大なエネルギーが必要、サッシ等
フェーズ2 工事そのものに、あるゆる材料(家は約3万のパーツから成り立つ)を使い施工するので、ここでも莫大なエネルギーが必要
初期コストが甚大(イニシャルコスト)
フェーズ3 建物建築後、住み始めますが、各種電化製品(給湯、冷暖房、照明等)のエネルギーが必要
維持管理費がかかる(ランニングコスト)
フェーズ4 最終的に建物を解体し、産業廃棄物にする ここでも莫大なエネルギーを使う
上記の合計エネルギーを足すと、いかにエネルギーが必要かがわかると思います。
住宅はエネルギー面そしてコスト面からいっても エネルギーがかかるということです。
新築住宅が悪いということではなく、上記4つの合計エネルギーを抑えることができます。
つまり、住宅を長期間にわたりメンテナンスすることでエネルギーを最小に抑えることができるのがリフォームの考えかただと思います。
余談がすぎましたが、チェックポイント 土地に関しては次回に 適切なメンテナンスで住宅を長持ちさせることは、これからの課題です。
姶良市 中野不動産コンサルティング株式会社 公認不動産コンサルティングマスター FP エネルギー管理士(電気) 代表 中野