ようこそ我が家へ! ルース&のあ

放棄されて失われかけた小さな命たち。その成長の記録です。

術後のルース

2018-07-23 23:15:38 | 我が家の出来事

ルースが手術をしてから3週間が過ぎました。

術後11日間、入院したルース。7月12日にはめでたく退院の運びとなりました
入院中は傷跡も生々しく、果たして回復するのだろうか…と思うほどでした



さすが食い意地の張ったルースだけあって、人間だったら起きることも儘ならないほどの
状態にもかかわらず、ご飯だけはよく食べるとの報告


病院の面会室にて。私達の前でも、この通りガッツガッツと、いい食べっぷり



これが術後3日目の傷跡です…生生しいでしょ。胸から足の付け根あたりまでざっくりと、しかも「人」文字型にです。




横から見るとこんな感じです…。




退院後のルースは、食欲があるとは言っても、当然本調子ではなく
食事以外は殆ど寝たきりで、時折「ヒャン!」という鳴き声をあげることもありました。
やっぱり痛いのでしょうね。

7月21日の土曜日、切除した副腎の検査結果が出ました。
この腫瘍です…結果は悪性腫瘍…いわゆる癌でした。


検査結果はショックではありましたが、しかし、手術をしなければ数カ月の命だったとのこと。それを思えば手術に踏み切ったことは正しい判断だったと言えます。

再発、転移の可能性は約50%。今後3か月ごとに2~3年、検査を行い様子を見ることになりました。再発しないように祈るばかりです。しかし、いずれにせよ、もうしばらくルースと一緒に生活出来る事になったことは、私たちにとって何よりの喜びです。


22日あたりからは、ずいぶん元気になり、ご飯やおやつのおねだりも、以前と同じようにするようになりました。夜の散歩も短距離ですが、よろこんで行きます。

かあちゃん





かあちゃん!




忙しいんだから写真なんて撮ってないで!




かあちゃん、早くおやつ!




じーっおやつを持った、家内の手元を見るルース。やっぱりルースはこうでなくっちゃね(笑)




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ルース 副腎腫瘍の手術

2018-07-03 22:07:34 | 我が家の出来事

今年12歳になる我が家のルース。
生まれつき、前足がちょっと曲がっていたり
アトピー性皮膚炎だったり…ひ弱な印象ですが
実は能天気で、食べ物大好き!
食べ物以外では人におもねったり媚びることなく
常にマイペース。
喧嘩は全く売りませんが、他犬に歯を剥かれても強気で
全然ひるまない(怖さがわかっていない?)ので
獰猛な(笑)踊(よう)でさえ一目置く我が家のボス犬です。


頭でっかちでひょろひょろだったルース。



説明しにくいですが他犬とはちょっと行動パターンが違って

独特のおとぼけ振りも発揮する個性的ワンコ。
人間でいえば群れないタイプ。




そんなルースですが、2年前からちょっと様子がおかしくなってきました。

最初は散歩のとき、ちょっとした坂道になると歩くのが遅くなって
トボトボ歩きになってしまうので、あれれ?もう歳なのかな?
なんて思っていました。でも、9歳でこんなにトボトボしちゃうのかなぁ
と、疑問に思っていました。いつもというわけではなく
全く元気な時もあるのです。

もう一つは水を飲む量が非常に増えたこと。
それは日増しにすごくなって、ガバガバガバガバと飲んでは
排尿する…これは明らかにおかしいなぁと思っているうちに
今年の2月に急に首が上がらなくなり、首をかしげて上を見るように
なってしまいました。
前庭疾患ではないという事で、詳しく検査をすることになりました。


かかりつけのDr.でいろいろな検査をしましたが
エコー検査で、どうやら副腎が大きくなっているから
副腎腫瘍かも知れないとのこと。副腎が腫脹してくると
ホルモンが過剰に供給されてカリウム値が下がり
様々な不具合が出るそうです。
多飲多尿・筋力低下・心臓疾患などなど。
首が上がらなくなったり、トボトボ歩きになったのも
筋力が低下するために起こるそうです。

腫脹している副腎が腫瘍なら手術が必要な事もあるとのことで
専門病院を紹介され、再び通院。

病院の名前は埼玉動物医療センター。

広い待合室


母ちゃん、早く帰りてぇ


ここで血液検査やエコー検査、CTスキャンなどの検査を行った結果
やはり副腎が大きくなっているのが解りました。
副腎が腫れるのは腫瘍によるもので、副腎が腫れることで
正常に機能しなくなり、過剰にホルモンを出してしまう。
それで低カリウム血症になり、多飲多尿をはじめ不具合が出るらしいです。

さて、当初治療方針が説明されましたが
副腎腫瘍の手術は簡単ではない事。
死亡する確率が10%ほどあり、術後もしばらく管理しなくては
ならないことなどを説明され、12歳になるルースには過酷かと思い
手術はせずに対症療法で行こうと思っていました。

しかし、担当医師より手術をしなければ余命2~3か月、副腎が
腫脹し肥大することで腎臓や周囲の太い血管と癒着し
血栓症や腎不全などで亡くなることもあると聞かされ
かかりつけ医の勧めもあって手術に踏み切ることにしました。

手術に至るまではもろもろありましたが、ルースにはまだまだ
元気でいて欲しい事、手術を行なって予後が良ければ、元気に
普通の生活が出来る事を伺い、お願いすることに。

手術の前日から入院です。
翌手術日、手術直前のルースに会いに来ました。この病院は面会室があるんですよ。





面会室で待つ…。



ルースが連れてこられました。


担当の先生によると、物おじすることなく、ご飯も良く食べて
神経質でない、入院向きのワンちゃんですね、とのこと。
褒められているかなぁ。まあいいか。

これは別件で、皮膚に何かできものがあるので、これも取ってもらうことに。
四角く毛を刈り取られています!夏でよかったね。




これは一日ぶりに会えて喜んでいるのではなく、薬が切られているので水欲しい!体が痒い!と
訴えて体を寄せてきていました。

 

手術は無事成功しました!麻酔の準備から約2時間ほど。
ルースには会えなかったけど、取った副腎を見せていただきました。
血の色が生生しいので白黒にしてあります。


長さ2.5cm 幅1.5cm ほど。 小さな臓器です。しかし驚くことに、健康な状態なら
僅かに大豆ほどの大きさだそうです。ルースのは砂肝ぐらいありました!



後は予後の管理と治療が始まります。
ルース、あと2週間、長いけど耐えてね!


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