眺めているだけで、楽しくなります。
キャロライン・ハーパー、中野太郎(翻訳)『見たこともない宇宙』(柏書房、2025年4月)
2021年12月に打ち上げられたジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡。
ビッグバンの後、最初に誕生した恒星を観察するために開発された最新の宇宙望遠鏡。
30年前の1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡の後継機として、今まで見ることができなかった赤方偏移をした光を観測できるように設計されている。遠方からくるさらに波長の伸びた光を見ることができるわけだ。つまり、これまでよりも宇宙の始まりに近づくことができることになる。
また、口径も2.4mから6.5mと2.5倍以上となり、解像度と集光力が格段に高まり、さらに精密な観測が期待されている。
本書は、そのジェイムズ・ウェッブの開発の経緯から、各装置の説明、赤外線からの影響を防ぐための工夫、たとえば望遠鏡は-266℃に冷却されサンシールドに覆われ、微細な振動からも守られていることなど、その驚異の技術も紹介されている。
本書は、この望遠鏡による太陽系、恒星、深宇宙、銀河、系外惑星、ブラックホールなどの観測結果から、さらに将来へのミッションまでを観測写真、解説図などとともに展開していく。
まずはこれまで見ることのできなかった最新の宇宙の映像をご覧下さい。
けっこう前に購入したのですが、いろいろあって紹介が遅くなりました。
申し訳ありません。
とはいっても、こういう分野はど素人なので、何か うまいこと 言えるわけもなく、普通に感想など。
・スゴイ望遠鏡らしいですよ。説明も分かりやすいですよ。
・だから、たぶん画像もスゴイんだと思います。ハッブルの画像と比較したりするんで、人類の30年間における進歩が目に見えて、ちょっと感動しますよ。
・何がスゴイか分からない人でも 海王星の写真 だけでも見る価値があると思います。
・こんな本が本棚にあると、ちょっと一休みするときとかに、ちょっと しあわせな気分 になりますよ。
というわけで、オススメです。
ヒロシさんやフミトさんへの誕生日プレゼントとかに、いかがでしょうか。
m9(・∀・)っ ソレダ!!