オリンピックの夏、4年おきに大学のゼミの同窓会があります。
今年は静岡。幹事さん…「山の日」に設定してくれたなあ…(でも恩師の日程に沿ってますから仕方ないです。)
幹事さんも学校の先生が多いからなあ…
めったにない、和風温泉旅館でのひととき。
なつかしい恩師と仲間との再会。
今回は、ちょっと人数が少なかったけど。
美味しい海の幸と心のこもったおもてなし。
朝も色とりどり。
最後にちょっと観光。
いつも通過しかしていなかった「修善寺」。
お寺があるんですね。弘法大師が杖を付いたら温泉が湧き出たとかいう場所もあり、新鮮でした。
ハスの花が1つだけ咲いてました!
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懐かしい恩師と仲間との4年ぶりの再会。ゼミ生も少なく、内容が実技もあったりでとても濃い2年を過ごしたので、
4年ぶりにあっても、すぐに学生に戻れちゃう、特別な仲間なんですね。
「轍」(わだち):宮澤先生書 先生が大学を去る年の記念に書いてくださった冊子の表紙。
歴史とか絆とか、仲間とか感じ取れるこの文字を選んだ先生のセンスは流石です。
おまけに、ゼミ2年ですが、重なっている世代は少しなのに、先生がつないでか…ゼミが完結しているので
もうゼミ生が増えることもないので、その分なんか親近感があります。
その冊子の我がページ。卒業して10年目に先生も大学を去ることになりました。
自分が書いた作品とか先生の作品とか…もう山にははまっていました。右下はオベリスクですね。
特別なこの同窓会ではないでしょうか。さて…ちらちら見えていますが、何ゼミなの?って。
国文学科の書楽ゼミ…いえいえ…「書学ゼミ」になります。この日も、記念に先生が書のプレゼントを用意してくださってました。
私は「天高気清」:天高く、気清らかに。今年のテーマは「秋」でほかには「楓」「雲」「風」とか半切作品まで。
私は本当は家政学部に進学したかったのですが、近くの推薦がもらえることになり入学してしまったものの、
どう卒業してよいものか悩んでいる時に、校舎の端っこのゼミ室を見つけてしまったのですね。
2年は「書」を満喫していたんです。墨の良い香りの中でジャージ生活でした。
しかし、卒論はまた違ったテーマだったのですよ。時代が手書きからワープロに変わる頃のことで、
「これからの筆記具のあり方」みたいな内容でした。
元祖、縦書きの仮名文化の毛筆であったのに、現代は横書きが主流。
横書きに毛筆が適するはずがなく、鉛筆・シャーペン・ボールペンと子どもも大人も筆記具は変化し。
そして、時代は手書きからワープロに変化し始めて…という内容でしたが、もうパソコンですね。
恩師作の甲骨文字「母」と「父と子」。母のお腹には赤ちゃんが。父は子どもを肩車しているのだと。
こういう発想が豊かで、かつ表現が見事で大好きです。
こちらも甲骨文字ですが人を並べた作品「友達」と右は「龍」。友達の発想が粋です。親子とか仲間とか想像しちゃいます。
恩師は別の大学の教授になっているのですが、こういう機会をとても大切にしてくださいます。感謝です。
小・中・高校の書写教科書(光村図書出版)の執筆もされています。
4年後は「東京オリンピック」。開催は…東京か京都か?山梨か?
いずれにしても混みそうだなあ…。
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そう、先生にも記念品を贈呈した、地元幹事お勧めのギャラリーを訪問。「ギャラリー点」さん。
なんでも同級生幹事のもと同じ職場の方が、退職後に開業したのだそうです。木の小物が好きだったので山桜の小皿とフォークを購入。
素敵な記念になりました。
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そう、静岡に行けば海が見られると楽しみにしていましたが、修善寺では行きは朝霧経由、帰りは御殿場経由にしましたが見えず。
何時も見える富士山でさえ、2日間ずっと見えませんでした。そんなもんですね。
予想外なこと。静岡の方が暑そうだと思っていましたが、山梨の方が暑かった!
なんと静岡の修善寺あたりはお盆が8月1~3日なんだそうです。14-16日とかは出かけて平気なんだそうです。
お盆にそんなズレがあるなんて知らなかったよ~!