◆ Football Kingdom ◆

日本代表、欧州リーグ、Jリーグを動画と図解にて分析。リバプールを追跡中。
そして、Leeds United を応援中!

優勝への難しさか・・・浦和敗れる - 名古屋vs浦和

2006年11月18日 | Jリーグ
■ 名古屋の意地

浦和は[4-4-2]という形で4バックで望みました。名古屋は[3-6-1(3-4-2-1)]ヨンセンの1トップで玉田(左WF)、杉本(右WF)という形で1トップ2シャドー的な布陣でした。浦和としては3トップ気味の名古屋の前線をDF4人でケアしようという側面と、1トップのワシントンに1シャドー気味のポンテという形で、とにかく苦手な名古屋相手に慎重に試合に入りたかったのだと思いました。

◆1トップ対決
この試合、ヨンセン(名古屋)とワシントン(浦和)の1トップを注目して見ていました。チームの実力差があるので名古屋は浦和と比べるとチャンスが少なかったのですが、その少ないチャンスの1つをヨンセンがゴールすることが出来ました。一方、ワシントンは持ち味を発揮するもののなかなか最後のフィニッシュがゴールへと結び付かなかったです。両チーム共に1トップのような形をしていたのですが、そのヨンセン、ワシントンの動きの違いが両チームのシステムの違いのように現れていました。図解は、前半から後半の初めの頃にかけてのわりと多かった形を図にしたものです。

両1トップの動きの特徴を見ていると、名古屋のヨンセンは、もちろん引いてビルドアップの起点となるプレーもしますが、それよりも玉田が引いて前を向いて得意のドリブルを仕掛けたりという形が気になりました。以前の玉田のFWのプレーというよりは、ウィング的なプレーに見えました。もしかしたら、監督が玉田の特徴である「前を向いてドリブルを仕掛ける」という部分をクローズアップさせたいと考えているからでしょうか?今シーズン2回目くらいなので、名古屋のこの辺のシステム詳細は不明なのですが、一番気になった場面でした。
◆気になった玉田のプレーエリア
一方、浦和のワシントンは上下の運動で起点となり時にはサイドに流れたりといつものプレーをしていましたが、これまでのように2シャドー(山田、ポンテ)ではなく、1シャドー(ポンテのみ)だったので、若干、ワシントンとの連携が良くなかったですね。

また、個人的にはさほど感じなかったのですが、浦和はいつもの3バックではなく4バックにして名古屋の3トップ気味の攻撃のケアをしていました。もしかするとこの辺が攻撃のバランスに影響をしていたのかもしれません。

■ 浦和の攻撃の厚みとそのジレンマ

後半は、ほとんど浦和が試合を支配して、時折、名古屋がカウンターを仕掛けるような時間が大半でした。結局、後半34分、浦和の攻撃を凌いだ名古屋がカウンターを仕掛けました。一度、クリアされるものの本田がゴール前へ低い弾道のアーリークロスを上げました。それをヨンセンが内館の前に頭一つ出してゴールを決めました。浦和の前掛かりになった状態、そして両チーム共に中盤でのプレッシャーが弱くなり浦和のポゼッションが高くなっていた時間帯の名古屋の意地のゴールでした。

◆ポゼッションを高めた浦和、耐えた名古屋
浦和の後半の攻撃に一つの形が気になりました。それは、前線の攻撃の厚みです。ボールを奪って速攻という形ではなく、ポゼッションを高めてゴール前に攻撃の人数を掛けるという形です。勿論、名古屋の守備の意識が高かく人数を比較的多くさいていた為カウンターを仕掛けられなかったという見方もあると思いますが・・・それにしても、サイドチェンジをしたり前節で見られたオフザボールの動きであったりというダイナミックな攻撃が少なかったのが気になりました。

浦和としては、失点した後はパワープレーという形になるのは分かりますが、ボールを支配することがわりと多かった為にいわゆる球離れが一人一人の選手が悪かったのかもしれません。また、いつものように1トップ2シャドーの1.5列目から裏へ飛び出すようなプレーが少なかったのも原因があるかもしれません。結果、前線に人数が揃った時には、名古屋の守備ブロックが形成されていました。やっぱりこの試合、名古屋がチームとして守備を頑張っていたのが大きいかったのかもしれません・・・浦和の決定機を2~3回防いでいたのでね。

最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
Click!→ブログランキングにご協力お願いします。←Click!!
結局、浦和が残り3試合中2試合を勝利して、2~3位のチームが勝ち点3を落とすかもしれません・・・


≪追伸≫
明日、G大阪vs千葉の試合がありますが、現時点で川崎Fが2位となりました。そして勝ち点差に変動がありました。川崎Fは2度ほど優勝戦線から離れかけたのですが、良い意味でしぶとく喰らいついています。この試合については、明日以降UPする予定です。

残り3節、各チームの対戦スケジュール(第31節・暫定)
浦和 G大阪川崎F
29●:2-3磐田(A) /勝ち点62○:3-0清水(H) /勝ち点59○:2-0京都(H) /勝ち点58
30○:1-0横浜FM(H) /勝ち点65●:1-3鹿島(A) /勝ち点59●:4-5FC東京 /勝ち点58(A)
31●:0-1名古屋 /勝ち点65(A)千葉(H)○:2-1福岡 /勝ち点61(H)
32甲府(H)福岡(A)清水(A)
33FC東京(A)京都(H)鹿島(H)
34G大阪(H)浦和(A)C大阪(A)



■ リンク - ブログ検索 | 姉妹サイト Football Kingdom2

人気ブログランキング/サイト検索/記事検索が使えるブログ総合サイト。
記事検索では常に最新の情報が検索できます。
PING受信対応の人気ブログランキング/blog検索サイト。ブログ連動プロフィールや便利なアフィリエイトツールを提供中。芸能人ブログランキングが人気!
にほんブログ村 サッカーブログへブログランキング・ブログ検索ポータルサイトのにほんブログ村。
人気ブログランキング、ブログ検索、トラックバックセンター、アンケート掲示板などが大人気(無料)
基本的には、当ブログのサブ的な位置付けです。(姉妹サイト)
・チャンピオンズリーグ、W杯のレギュレーション。
(CLのページリニューアルしました)
・W杯各大陸予選のレギュレーション。
・W杯ドイツ大会の結果を掲載中!! 【決勝トーナメントの結果】

■ ピックアップ 過去エントリー | ワールドカップ、日本代表、Jリーグ、欧州サッカー、その他

ドイツW杯ドイツW杯 総括
日本代表準備中
Jリーグ準備中
欧州サッカー準備中


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBありがとうございます (まゆ)
2006-11-19 21:20:05
コージさんの解説にはいつもお勉強させられます(笑)
すごいです・・・
私はホント何もわかっていないんだわとか思います(笑)
ガンバ勝ちましたね!!
3つのどのチームが優勝してもおかしくない状況なので
ハラハラです。
返信する
コメントのお返事 (コージ)
2006-11-19 23:09:35
まゆさん
>>こんばんは。いえいえ、私なんてまだまだです。
まさしく三つ巴の状況ですね。個人的には浦和が気持ち有利な感じがしています。しかし、このままの勝ち点で推移したら最終戦は恐ろしいことになりそうです。
返信する

コメントを投稿