rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

エゴノキ科の精油

2007-08-08 01:30:46 | AEAJ試験対策
 エゴノキ科の精油はベンゾインだけです。上級試験出題精油です。学名はStyrax bensoin。和名は安息香です。バニラを思わせる甘い香がします。

 科名のStyraxは古代の名前でプリニウスが「ストラックス」と呼んだ香のするガムレジンを生産する木。この名前は槍の先の尖った部分を意味します。bensoinはジャワのフランキンセンスという意味です。

 樹脂の溶剤抽出法で採取します。原産はジャワ、タイ。精油の産地はスマトラ、ジャワ、タイ、マレーシア、インドなどです。古代より悪霊から身を守るための薫蒸やお香として使われてきました。

 成分は全体の約70%が安息香酸コンフィニル、安息香酸シンナミルなどのエステル類。他に安息香酸、桂皮酸などの酸類が15%、バニリンなどの芳香族アルデヒドを少量含みます。

 安息香という名前の通り、緊張などで浅くなった息づかいを安らかにする作用が特徴です。他に孤独感や喪失感をやわらげる働きがあります。眠気を誘うので集中したい時の使用は避けましょう。体への作用は血行をよくし、呼吸器の調子を整えます。間節や気管支の痛みをやわらげ、皮膚へはあかぎれや乾燥肌に潤いを与えます。





↑ポチっとよろしく↑お願いします☆

※トラックバックを送られる方は、コメント欄にひとこと感想をお書きください。コメントのないもの及び記事の内容と関連のないものは削除させていただきます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バンレイシ科の精油 | トップ | ビャクダン科の精油 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

AEAJ試験対策」カテゴリの最新記事