rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

『ロミロミとハワイアンヒーリングの教科書』

2015-07-14 19:20:44 | 自然療法関連書籍
 別にこれからロミロミの技術を習いたいとかサロンに導入したいと思っているわけではないんです。むしろ今できることを更にブラッシュアップしていきたいと思ってます。ただ、アロマと同じオイルマッサージであるロミロミやバリニーズ、アーユルヴェーダに関して何がどのように異なるのか?すっと前から知りたいと思っていました。

 昨年ロミロミのトリートメントを受ける機会に恵まれ、その時はラベンダー精油の入ったホホバオイルでマッサージしてもらいました。それはそれでいいのですが、本来ロミロミはどういうオイルを使うんですか?と尋ねたらセラピストさん、答えられなかったんです。ちょっとがっかりしました。プロであるなら技術だけでなくその療法の歴史とかバックグラウンドは抑えておいてほしいものです。

 この本によれば、どうやらマッサージに関してはロミロミは必ずオイルを使うというわけでもないようです。19世紀には外国人観光客向けに主に服の上からマッサージしていたようです。現地の人が素肌にオイルを刷り込んでいるのを見て、徐々に観光客もオイルマッサージを行うようになったとか。どのオイルを使うというのもそれほどきっちりと決まっているわけでもないようで、オリーブを使う人もいればココナッツオイルを使う方もいたようです。

 また、ロミロミはマッサージだけではなく整体やカイロプラクティックのように骨格の調整をしたり、薬草を飲んだり皮膚に摺りこんだり、嘔吐剤や浣腸、時に血を抜いたりしたデトックスも行われていたようです。食事に関しても日ごろから気を配り、中医学やアーユルヴェーダ、中世のハーブ療法にも似ていると感じました。国は違えども人間の求めているものは一緒なんだと思います。

 そして、これらは治療・医学であると同時に哲学でもあるんだと痛感しました。そうであるからこそ広く、且つ時代を超えて受け継がれているのでしょう。植物療法は本当に奥が深いです。



ロミロミとハワイアン・ヒーリングの教科書 ヒーラーたちが受け継いできた祈りと教えを学ぶために
クリエーター情報なし
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