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観たい映画だけしか観てません。今忙しいんでいろいろ放置

『96時間/リベンジ』 (2012) / アメリカ

2012-12-20 | 洋画(か行)


原題: TAKEN 2
監督: オリヴィエ・メガトン
出演: リーアム・ニーソン 、マギー・グレイス 、ファムケ・ヤンセン
試写会場: スペースFS汐留

公式サイトはこちら。 (2013年1月11日公開)


 



「96時間」シリーズ イッキ観試写会に行って来ました。その名の通り、『96時間』と『96時間/リベンジ』を2本続けて観賞するという、ある意味強行軍な?試写会。
しかもこれ平日ですからねえ。翌日の仕事ある方もいらっしゃったんじゃないでしょうか。それでも1本が90分台の作品ということで実現しました。
試写の前に、トークショーです。登壇者は井筒和幸監督と、ライムスター宇多丸さん。
これがまた、超爆笑なトーク。面白かったー。詳しくはこちらを ↓

映画『96時間/リベンジ』“イッキ観”試写会で井筒監督とライムスター宇多丸が暴走トーク

宇多丸さんの「リーアム・ニーソンの皮を被ったスティーブン・セガール映画」ってのは名言になるんでしょうね(笑) まさしくこのシリーズそうですし。
井筒監督は、最近公開された某映画を引き合いに出してて、まあ私も基本的に同意なのでこれも面白かった。アクションを90分台に抑えているところを評価しているのも同じ。やっぱりアクションものはダラダラしていると、観ている方も疲れてしまいますからね。




ということで、前作の『96時間』をまずは観賞。公開当時の日記はこちら。
当時もかなりな高評価にしてましたけど、再見してもやっぱりこれは面白くて。とにかくテンポが完璧、ブライアンの熱血親父キャラを利用して何が何でも娘を奪還するという決意に満ちた筋書きはパーフェクトなのでした。とにかくもうぼーっと観てられないくらい面白い。


その伝説の第1作目の後に、正月明け公開の第2作目『96時間/リベンジ』。
監督が前作のピエール・モレルからオリヴィエ・メガトンへ交代してしまったんですね。この時点でちょこっと実はあれ?と思っていたのでした。何故かといいますと今までのピエール・モレル作品、『96時間』『この愛のために撃て』と、ハズレがなかったから。コンパクトにテンポよく、無駄がない作風が好きです。
対するオリヴィエ・メガトン監督は、つい先日公開された『コロンビアーナ』で監督をしてますが、どうしてもピエール・モレル監督と比べてしまうといろいろ思う所が出てきてしまう(個人的な好みなのですけど)。

まず前作での設定でほぼブライアンファミリーのアウトラインを出してしまっているので、熱血親父キャラを前面に出すのも必要なんですが、それだけで押しまくるのも二番煎じになってしまうという課題がある。ここをクリアするのは非常に難しいとは思うので苦心したのではないだろうか。また前作と同じようなカーアクションにも頼れない。
結果として出てきたのが、ブライアンとキムにレノーアを足すという筋書き。そして予告でも流れているが、今度はさらわれるのはブライアンとレノーアという設定。となると残ったのはキムしかいない、どうする?と考えるけど気になる結末は劇場で観ていただくとして、キムの使い方、そしてブライアンの「能力」も見どころ。この「能力」自体の発想は、「動きが少ない」ことで制約を受けている中ではなかなか考えてはいる。

ただ前作と違うのはブライアンが囚われの身である訳で、前作と比較するとその分どうしても動きに欠けるアクションとなっている。前作が最後まで失わなかったスピード感が好きな人にとって、ここは幾分物足りなく感じるのではないだろうか。
「前作の出演者たちの復讐」ということだけど、これは最後の富豪の関連の人物かと思ったらそうではなく、途中でブライアンをハメようとした仲介者たちの関連。前作をよーく観てないとそこまで覚えてられないかも。
最後はブライアンの危機管理能力に頼ることになるのだけど、これも後から考えると、よく成功したなと思うくらいの偶然っぽく見えなくもない。
あれよあれよと場面が展開していき、観客を引き込んだ前作とどうしても比較してしまうことになるのだけど、そこまで存分に動けない設定がどうしてもいろいろと制約を必要として、ストーリーやアクションに影響してしまった印象がある。このシリーズが好きな方、お正月映画としてアクションを楽しむなら問題はないのだけど。


★★★ 3/5点




試写後にツイートしたら、20世紀フォックス様より、ムビチケカードをペアで頂きました。
これもキャンペーンのプレゼントで抽選だったようです。



公開されたら観に行きたい人もいるので、その人に差し上げようと思います。ありがとうございました。







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16 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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おはようございます (とらねこ)
2013-01-06 08:43:30
>リーアム・ニーソンの皮を被ったスティーブン・セガール映画
本当本当!これ、名言になりそうですよねw。
宇多丸のやってる『シネマハスラー』のURLはコチラです。
http://www.tbsradio.jp/utamaru/cinema/index.html
これ、ポッドキャストでなくてもネット上で聞けるので、良かったら聞いてみて下さいませ。
私は毎年、一年経ってから一気に聞いてます。
宇多丸はすごい批評が上手で、すごい影響されちゃうんで、自分のブログを書く気が無くなってしまうんで怖いんですよ…。だから、一年経ってからピックアップして聞く感じです。私も、2012年の分を聞き始めたばかりなのですが。

さて、『96時間 リベンジ』について。
roseさんのおっしゃる通り、前作の『96時間』が素晴らしすぎて、少し『リベンジ』は下に感じてしまう部分はありましたよね。でも、ちゃんとこちらもサスペンスアクションを楽しむことが出来ました。
本当、いつもいつもありがとうございます。せっかくムビチケ当たってお返し出来ると思ったのに、roseさんまで当たっていたなんて。でも私たち凄いですよね!w
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とらねこさん (rose_chocolat)
2013-01-06 10:37:01
先日はお疲れさまでした。
宇多丸さんってお名前はよく聞きますけどこういうひとなんだーって思いました。面白いですね。
1年分じゃないとブログ書く気なくすって相当ですよね(笑)聴いてみます。

>前作の『96時間』が素晴らしすぎて
・・・なんですよねー。続けて観てしまうと余計にそう感じてしまう。
監督交代も大きな要因だと思いますよ。
ムビチケ、お互いよかったね。 さてこれどうしようかな~。
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こんばんは (dai)
2013-01-06 19:12:01
>リーアム・ニーソンの皮を被ったスティーブン・セガール映画

これはまさにですね。ただ前作に限ってのような気がします。本作はどうも凡作のアクション映画になっていましたし。
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daiさん (rose_chocolat)
2013-01-10 07:36:57
>本作はどうも凡作のアクション映画
でしたねえ・・・。
例えばこれが第2作目じゃなくて、単発でフツーに作られたアクション映画だったとしても、びみょ~。
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最後列 (まっつぁんこ)
2013-01-10 10:21:10
わたしは最後列にいました。
席を蹴られる心配ないし(笑)
地図に円描いて何がわかるのか教えてください。
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まっつぁんこさん (rose_chocolat)
2013-01-10 10:47:05
後ろかー。この日あんまり動かなかったらわかりませんでした(笑)
とらねこさんと真ん中へんだったけど。
席蹴られるのはカンベンだけどFSなら間隔広いし心配ないでしょう。

>地図に円描いて何がわかるのか
そのくらいしか見どころなかったっすよねえ。
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こんにちわ (にゃむばなな)
2013-01-11 14:41:35
>リーアム・ニーソンの皮を被ったスティーブン・セガール映画

何と言う素晴らしい表現!
という訳で続編を作るなら悪役は是非セガール様で。
そして舞台は大阪・十三でお願いします。
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にゃむばななさん (rose_chocolat)
2013-01-11 20:58:15
これは宇多丸さんの名言ですね。
次回作も使ってほしい!?

何となくトーンダウンしてしまった2作目ですけど、やっぱり3作目以降ありそうですよね。
十三も面白そう~。行ったことあるよ。
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こんばんは♪ (yukarin)
2013-01-12 23:45:37
やはり前作のほうが面白かったですね。
でもリーアム目当てで観に行ったので楽しめましたし、アクションシーンなどは満足でした。
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yukarinさん (rose_chocolat)
2013-01-14 09:21:29
>前作のほうが面白かった
続けて見ると余計そう思えちゃいます。
まあ、ふつーに楽しめはするのでしょうけど・・・。
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