ROOM210-付録

10年ぶりブログ復活!

松崎資料館

2009年06月21日 | マイナーな旅
田舎道を車で走ってると偶然ネタを見つけました。
これ

を~~~怪しい!
松崎資料館と言う看板が有りますが、この「松崎」とはこの地区の地名で、農機具メインの資料館みたいです。
早速中に入ってみようと思ったのですが、残念ながら入り口には鍵がかかっていました。
まぁこの手のマイナーな個人経営資料館ではありがちですが・・・残念。

でもまぁ、軒先の展示物?でも十分楽しめます。

この中央に有る耕運機が凄い! これは昭和30年代中頃に発売されたホンダの耕運機第一号F150ですよ! 覚えてる覚えてる!!(生まれて無いけど見た事有る)
エンジン中央のファン兼スターター(ロープを巻いて引っ張るスターター)が実に印象的で格好いい。
普通の耕運機はエンジン部とミッションが分離されVベルトで駆動するのですが、このホンダの耕運機はエンジンとミッションが一体化したバイクみたいな構造です。
ホンダは農機具の世界でも独創性の強いメーカーだったんですよね。
(ちなみにうちの実家の耕運機はヤンマーでした)

その奥はイセキのバインダー(稲刈り機)ですが、これもたぶん1号機ぐらいの古~~い農機具です。
それ以前は人力で刈るのが稲刈りでした。
稲刈り用のカマで稲刈って、束にして紐でくくって、ハデと呼ばれる稲かけにかけて天日干し・・・そりゃもう凄い労力ですよ。

その後出たのが手押し式稲刈り機。
稲刈り機とは言え100%ハンドパワーでしたのでたいした効果無し。

昭和40年代になるとエンジンを動力とした稲刈り機が出始めましたが、初期の物は稲刈りと結束を同時に出来ない物でしたが、これが出来たおかげで稲刈りが大変楽になりました。

その後出たのがこの展示物の稲刈り機。
これは刈りながら結束出来るというもので、倒れた稲も刈れる優れものでした。
当時はこの稲刈り機(バインダー)とキャタピラが付いた移動式脱穀機(ハーベスタ)と組み合わせて使うのが一般的でした。

現在はバインダーと脱穀機が一体化した乗用コンバインが一般的になっています。

で、その奥の機械が古い脱穀機。
見えにくいけど、一番手前の機械は古~い縄ない機
その上には芋掘りの農具に、下は石臼に、横には珍しい水色の水田車輪・・・・・・
そんな農機を自慢げに説明してる自分も十分古いですから・・・残念~!(このギャグも古い)