ROOM210-付録

10年ぶりブログ復活!

東芝DynaBOOK J-3100

2008年03月31日 | パソコン博物館
今日は東芝DynaBOOK J-3100の登場です。

このJ-3100は東芝DynaBOOKのご先祖様でもあり、記念すべき世界初のノート型PCでもありました。
このDynaBOOKは世界で大ヒットし、アメリカ軍でも採用されたりしてそりゃもう当時の東芝はウハウハ状態だった訳ですよ。
やっぱ小型高性能は日本のお家芸ですもんね。


前回のPC-9801LVに比べると厚みは半分以下で、しかもアルミ??ボディは結構頑丈。
PC-9801LVには無かったバッテリー搭載。
今見てもちゃんとノートPCの形をしてますもんね。

フロッピーは3.5インチ2機搭載。
HDDを搭載したモデルも有りましたが、これはHDDが無く、その代わりRAM-DISKを搭載してました。(電源を切っても保持されてるメモリー)

これは実に良くできたPCで、うちに残ってた3台共に完動品と言う故障率の低さも凄いです。
でも・・・・当時まだIBM PC互換機ってのが馴染めず、もっぱらPC-9801を使ってました。
なんせプリンタやシリアルのコネクタが9801とは違うし、キーボードも微妙に違うし・・・
なんと言っても当時の日本はPC-9801を中心に回ってましたからアプリも少なくて・・

その後IBM PC互換機が主流となるまでかなりの歳月が必要でした。

PC-9801LV

2008年03月29日 | パソコン博物館
え~~今日はNEC製PC-9801LVの紹介。

ど~です! これが20年近く前のノートパソコンです。
当時は「ノートパソコン」と呼ばれておらず「ラップトップ・パソコン」と呼ばれてました。
「ラップトップ」とは「膝(ひざ)」と言う意味で、膝の上に置いて使えるって意味でした。
でも膝の上で使ってた人なんて居ないんじゃないかな??
見た目小さく見えますけど、現在のノートパソコンに比べると分厚くて(たぶん厚み10cmぐらい)重かったですから・・
しかもバッテリーは搭載されておらず、電源を接続する必要が有ったと記憶してます。


持ち運び用に付けられた取っ手が素晴らしい。

NECのラップトップと言えば前年に発売されたPC-98LTが最初らしいのですが、PC-9801と互換性が無く売れなかったので、PC-9801と互換で1988年に発売されたのがこのPC-9801LVです。
HDD??そんなもの付いてる訳有りません。
NEC製V30CPU(10MHz)搭載
3.5インチFDDを2機搭載。
液晶はモノクロ640×400
メモリ増設不可能。
アプリ走らせると遅い遅い・・・(>_<)
でも出張には役立ったんですよね。

インターフェースは、モニター用アナログRGB出力
25ピンD-Sub・シリアル(RS-232C)
これまたNEC独自のパラレルインターフェースコネクタ・・
一応Cバスのコネクタが付いてますが拡張性は最悪。

つう事で、今回はNECノートパソコンのご先祖様でした。

SONY SMC-70

2008年03月27日 | パソコン博物館
パソコン博物館第二弾。
倉庫からこんなの出てきましたSONY SMC-70です。

このパソコンは1980年代初頭に発売されたSONYのZ80A・CPU搭載の8ビット機で、SONY初となるパソコンでした。(当時はマイコンと呼ばれてました。現在使われているマイコンとは意味が違います)
CMは当時大人気の松田聖子を起用し、、「人々のHitBit」ってコピーで売ってたのを思い出します。

外観の特徴は本体とキーボードが一緒になっており、カードスロットは有りません。
キーボードの上には3.5インチフロッピー(2DDだったか1DDだったか・・・?)が2機搭載されたコンパクトでお洒落?なマシンでした。

映像関係のオプションが用意されており、確か本体と電源部の間に挟んで使ってたような・・??覚えがあります。
映像オプションにはBNCコンポジット入出力、デジタルRGB出力、外部SYNC入力など付いてて、マルチメディアパソコンと言うより放送局などの映像関係プロユースを強く意識した物でした。
ライトペン入力も標準で付いており、画面上で絵を描いてスーパーインポーズなんぞさせていたんでしょうね。

ソフトは専用BSAICが用意されていましたが、なんと言ってもCP/Mが快適で、CP/Mマシンとして使ってました。

作りは非常に良く、あまりにも高価だった為か、後継機種はかなりコストダウンしたMSXっぽい作りになってしまいました。
それがかの有名?なSMC-777です。
自分ももっぱらSMC-777の方を使ってました。
残念ながらSMC-777はすでに廃棄されましたが・・

なんか今見てもSONYって感じですよね。
今日はVAIOのご先祖様でちた。

PC-9801

2008年03月26日 | パソコン博物館
え~~相変わらず仕事爆発中でネタ無しです。
ギターネタも沢山残ってるのですが、たまには違う路線で行きます。

てな事で作りました「パソコン博物館」
シリーズ第一弾はあの国民機だったNECのPC-9801です!

会社の倉庫を整理してた古いのが出てきました。
日本が誇った独自アーキテクチャのPC-9801Eです!
最初のPC-9801が登場したのは1982年ですが、このPCー9801Eは1983年に登場した2代目98です。
この後十数年間つづく日本電気帝国を支えた歴史的パソコンの誕生でありました・・
それまでのパソコンと言えばPC-8801、富士通のFM-7、シャープMZなどの8ビット機が主流だったのですが、いきなり8086CPU(クロック5M)を搭載した16ビット機が登場した訳ですよ!
大学のゼミに1台入ったのですが(歳がバレる)、それまでのオフコンに比べても全然高速で、ゲームも山ほど出てきて欲しくてたまらないパソコンだったのです。
しかし価格はフルセットで50万を超えたかな??
大学卒初任給の4ヶ月分・・・んな物買える訳も無し。
結局8ビット機のPC-8801やX1で我慢してたのでありました。


このパソコン、フロッピーもHDDも付いてません。
HDDは当時一般的でありませんでしたので、カセットテープを接続してデータの読み書きするのが一般的でした。
フロッピーを接続するにはフロッピーインターフェースカードを買って、外付け5インチ又は8インチフロッピーを接続していました。
メモリー増設ボードも必需品だし・・ああ・・お金がかかる。

ソフトはN88-BASICが標準で搭載されてましたが、このパソコンはCP/Mと言うOSを載せていました。
8ビット機ではアセンブラでソフトを組む事も有りましたが、8086になってからセグメントと言うめんどくさいメモリー指定方式に変わり、アセンブラの時代も終わったので有ります。


1983年(だったかな?)に登場したPC-9801Fです!
この機種は5インチ2DDフロッピーが内蔵されています。
この後にNEC独自フォーマットの3.5インチ2HD(現在の物と違って1.2MB)が出てきた時は感動もんでした。

実はこのPC、ちょい最近まで現役で頑張ってました。
なんせ未だに8インチに記録されたCP/Mファイルを読む必要がたまぁ~に有るもんで。
昔のPCは高かったぶん、良い作りしてます。

次に出てきたのはPC-9801RXとFA
PC-9801RXのCPUは286だったかな??OSはMS-DOSが一般的でした。
この頃パソコン通信とやら流行りだし、あまりにもヲタクっぽかったので、この頃は自分のパソコンは持っていませんでした。
その後Win95が登場するまで自分のパソコンを持つ事は有りませんでした。

その後、PC-H98と言うWin3.1が走るパソコンが登場しましたが、まだインターネットは全く普及して無かったと思います。

そしてPC-9801シリーズの末期に登場したPC-9801FA。
この後は歴史的OSであるWin95が登場して、PC-9801はPC-9821と姿を変えるのであった・・・

PGM製 MOONレゲエマスター

2008年03月09日 | ギター
このブログへ検索で飛んで来る人の検索キーワードでダントツ一位なのがこの「レゲエマスター」なんです。
「レゲエマスター」なんてほんのちょいとしか書いてないので、来た人はがっかりだったでしょうね。
今回はそんな人気のレゲエマスターでも紹介します。

これがヤフオクで購入したMOON・レゲエマスター90年製で、日本のビンテージギターの中でも傑作のひとつだと思います。(今回はC級ちゃいますね)
あっしが買ったギターの中ではダントツで一番多くお金を払って買ったギターでもあります。(泥酔状態でどんどん突っ込んで落としたってのもありますが)


このギターは自分が二人目のオーナーで、これまた前のオーナーがあまり使ってなかったようでかなり良いコンディションでした。
状態はオリジナルでは無く、ショップの手でピックアップをダンカンSH-4に交換されています。

ボディの鳴りは凄いです!
バランスも良く、サスティーンも自分の持ってるギターの中では一番良い部類です。
さすがにPGMのギターですね。
ピックアップはリアのみですが、ボリュームポッドをPUSH-PULLする事によりフィルターを切り替えて音のバリエーションを広げています。
フィルターは複雑なパッシブフィルターで、押すと太い音、引くとシャリシャリの音が出るようになってます。

で、肝心の音なんですけど・・・ん~~~
アンプ通すとイマイチ・・・・
どうも純正ピックアップ(MOON製P-90)専用に作られたフィルター回路とダンカンの相性が悪いみたい。

結局、純正のフィルターをすべて取り外し、PUSH-PULLスイッチをダンカンのコイルタップスイッチとしたところ、これが正解。
押すとハムバッキング、引くとシングルコイルで結構良い感じになりました。

でも・・・・やっぱどうも納得がいかない。
今度はせっかく外したフィルターを元通りにして、純正ピックアップ(MOON製P-90)に交換した所、これがもっと正解!
なぁ~んだ。結局純正の状態が一番良かったんですね。

これが元のソープバーに戻した写真です。

結構良いギターだったのですが、引っ越しの費用を捻出する為に泣く泣くヤフオクに出品。
買ったときよりは安かったのですが、それでも結構良い値段で売れたので良かったです。
それにしても年式と定価を考えると高いギターだ。
最近はもっと高騰してるみたいだし・・・
良いギターは何年経っても良いギターと言う事で。

Gibson LespaulStudio

2008年03月02日 | ギター
今回は自分の持ってるC級ギターコレクションの中で一番定価が高いギターです。

自分がまだ高校生の時、Gibsonのギターなんて超高嶺の花で、欲しいけどこんなギターは一生買えないと思っていました。
なんせ当時は1ドル=360円の時代ですから単純に考えても現在の3倍の価格だったんですよ。
仕方ないからグレコの中古レスポールを5千円だったか1万円だったかで買って我慢してた訳です。
それがですよ。。現在ではちょい頑張れば買える時代になってたんです!!


これが私のGibson Lespaul Studioです。
高校生の時に見たLespaul STDと似ては居ますが、STDからバインディングを省いたり「Gibson」の文字が印刷になったりした廉価版なんです。(廉価版とは言え、定価は17万ぐらいだったかな? 自分の腕には超オーバースペックです・・)

音はあまり期待してなかったんですけど、これがイイ!
ちゃんとあのレスポールの音がしますし、音のバランスも良いし、倍音もたっぷり・・(あくまでも自分のC級ギターの中では)

このLesPaulは廉価版のギターですが、ヤフオクでさらに激安で仕入れました。
LespaulStudioが出品されてたので買う気は無いけど適当な金額を入札しておいたら、それがいつの間にかそのまま終了して落札してしまって・・・

いやほんと考えられない価格で落札出来てしまいました。
落札価格調査サイトで調べてもダントツの安さです。
本当にマトモな物が来るのか?? と心配になりましたが、届いた物を見てびっくり! ほぼ新品や・・・!?

Gibson純正ハードケースを開けると殆ど弾いた形跡のないギターが入ってます!?
山野楽器の保証書やGibsonのチェックリストなどの書類も付属品もすべて完備。
チェックリストを見ると1995年式になっていますが、殆ど弾かれないまま保存されてたんでしょうね。
すげ~ラッキーな買い物だったかも。

でも・・・黒のラッカー塗装はいとも簡単に傷がついてしまうんですね。
このギターに付いてる傷は殆どうちに来てから付いた物・・・(>_<)
おまけにうちのギタースタンドはゴム製なので、ラッカー塗装のギターは置けません。トホホ

弾けば弾くほど傷が付くので、しだいに触る機会も減って、結局またギターケースの中で眠り続ける事になりました。
やっぱ貧乏性の人間が持つギターでは無さそうです。(>_<)
かわいそうな運命のギターや・・・