サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

柴崎 岳

2017-06-21 10:46:47 | 日記
柴崎が昇格POで活躍しているが、テネリフェはホームとアウエーで戦い方がかなり違うようなので、明朝のホームでの第1戦を失点せずに勝てれば昇格へのチャンスが大きくなる。まあこれは試合をしてみないとわからない。このプレーオフはなかなかきつい日程である。中3,4日で4試合しなければならない。それもホーム&アウエーであり、テネリフェは離島であり、長距離移動が伴う。

さてテネリフェが無事に1部に昇格できたとして、柴崎は代表に復帰できるかどうかといえばかなり疑問である。柴崎はテネリフェではボランチかトップ下で起用されるが、代表ではボランチは長谷部が戻ってくると仮定しよう。4-1-2-3であれば、長谷場がアンカーで2列目を香川と並ぶことになる。ダブルボランチであれば香川がトップ下で長谷部とボランチで並ぶことになる。

ハリルのお気に入りはボランチならばいまのところ今野である。あるいは今野のようにボールを狩るタイプである。イラク戦では井手口と遠藤という守備的なタイプだった。しかしどう考えても柴崎は香川と今野のバックアップという位置づけだろう。

また柴崎のプレースタイルはボールをキープして、相手をできるだけ引き付けてタメを作り、スペースができたコースにスルーパスを流す。もちろんどの位置でボールを保持するかにもよるが、ハリルの言う縦に早いサッカーとは真逆である。ボールを持ったらすぐに縦にボールを放り込むのでは全然タメを作れない。

テネリフェでのプレーを見ても相手を引き付けてタメを作っている間に味方の選手が上がってくるのを待っている。ハリルのサッカーではすぐにサイドチェンジなどでボールを放り込んでウインガーを走らせているところだ。

このように考えてみれば柴崎がどんなにスペインでがんばっても代表に復帰できるとは限らない。鹿島のように4-4-2で左のMFであれば適材かもしれない。質の高いプレーができる選手だと思うが、代表では輝けないタイプと言える。

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