サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

チュニジア戦

2015-03-28 10:40:40 | 日記
ハリルさんのデビュー試合ということで先発メンバーに注目していた。まだまだJリーグの選手をみていないだろうが、権田、槙野、永井、川又などを起用し、新しい選手をどんどん試したいという監督の意欲がよくわかった。

高い位置からプレスを強くかけてボールを奪取して、とにかく縦にボールを蹴りこんで速攻をしつこく狙うという戦術なんだろう。これをするには前線にもっとボールをキープできてポストができる選手が欲しい。

永井と川又に期待したいが、永井は足は速いがボールさばきが下手だ。川又はあのヘッデイングが決まっていたらヒーローだったけれど、身体能力の高さは示せた。

後半にチュニジアがコンデイションの影響で足が止まり、香川、本田、岡崎の3人にいいようにやられたが、本来はもっと強いチームのはずだ。やっぱりベストメンバーを組んでくれてコンデイションのいいチームとやりたい。チュニジアの攻撃は単調で非常に物足りなかった。

これならばヨーロッパに遠征してドイツあたりのスタジアムを借りて、主催ゲームをしたほうがよほど強化に役立つ。日本代表はブンデス所属の選手が多いから、観客もそれなりに入るでしょう。

前半にCBからGKへのバックパスでかなり危ない場面があった。それも自分のビルドアップからの手狭りから苦し紛れのバックパスである。ああいう場面をしていては監督が誰であれ勝てない。

次のウズベクは韓国に1-1で引き分けているので、コンデイションはよさそうだから面白い試合を期待したい。

ドイツvsオーストラリア

2015-03-26 09:39:55 | 日記
代表ウイークを利用してオーストラリアはヨーロッパでドイツ、マセドニアと対戦する。最近はAリーグからの代表選出も多いがそれでもヨーロッパで試合をしたほうが、マッチメイキングもしやすい。なによりも強豪がわざわざオーストラリアまで来てくれない。

オーストラリアはアジアカップのメンバーからケーヒルとブレッシアーノが抜けたが、ほぼ同じようなメンバーである。ドイツはこれまでスタメンで出ていなかった若手、ロイス、ゲッツエ、ギュンドガンなどを先発で起用。

試合はロイスが先制点をあげたが、そのあとオーストラリアが2-1と逆転。終了近くに途中出場のポドルスキーが同点ゴールで引き分け。ドイツはユーロ予選に向けて選手をいろいろ試したいのだろうが、いまいち選手から気迫が見られない。

これはほとんどの選手が週末に試合に出ていて、中3日程度の休息しかなかったことも影響しているのだろう。

ポドルスキーは途中からでてきてしっかりと仕事をしたが、この選手がケルンをでたことは失敗だったように思える。アーセナルでも出番は少なかったし、インテルでもぱっとしない。結局どこでもスーパーサブで使われている。

ドイツ代表ではゴメスとポジションを争っていたころが全盛期だったのかも知れない。インテルでくさっているのであれば、ブンデスのどこかのクラブに移籍したほうがいいでしょう。

代表の世代交代

2015-03-24 08:15:30 | 日記
昨日から親善試合に向けての代表合宿が始まったが、選手の優劣は別にして世代交代という観点から考えてみたい。

監督さんがいうようにこれからは2018年WCを見据えての世代交代が急務。もちろん全員を23才以下の若手に一挙に交代させることは無理がある。いわゆるベストミックスが必要だろう。

つまり選手を3つくらいの年齢層に分けることだ。1つ目は23才までの若手世代、2つ目が26才までの世代、3つ目が31才くらいまでの世代。これは今年を基準に考えているので、3年後の2018年ではそれぞれが3才ずつ年をとっていることになる。従って一番若い23才までの世代は現在では20才までのユース世代になる。

23才までの世代は、武藤、柴崎、酒井、宇佐美、南野、久保など。まあまあタレントがいる。

26才までの世代は、香川、吉田、内田、など。他に誰がいたのか目立つ選手が思いつかない。

31才くらいまでの世代は、本田、岡崎、長友、長谷部、遠藤など。

これらの3つの世代がそれぞれ3分の1ずつであれば平均年齢は26.7才でまあまあいいミックスとなる。ただし3年後を考えれば本田の世代はもう若くはないし、どの国の代表チームでも30代の選手が主力を構成していることはあまりない。

これがクラブチームならば別だ。クラブの場合は若手を補強することもユースから抜擢することも簡単だからだ。代表の場合は、監督の戦術や哲学に合わせるような起用をすることが多いし、それになじむのに時間がかかる場合がある。

それはともかくとして、現在の代表の主力はなんといっても本田、香川、岡崎、長谷部、長友である。世代交代が急務であることがよくわかる。

このあたりをハリルさんがどう考えているのかが興味深い。結果が伴わくてもとにかく若手にこだわっていくのか。本当はアジアカップで若手を一挙に登用してほしかった。

代表メンバー発表

2015-03-20 09:15:31 | 日記
新監督が来てから時間もないので、アジアカップのメンバーからさほど大幅に変わることは予想しなかったが、驚いたのはバックアップメンバーである。

大きな大会の際にチームに帯同させて練習にも参加する。これが従来のバックアップである。試合に出られないことを承知の上に帯同するわけだから、モチベーションが低いことは予想できる。

しかし今回のバックアップは練習にも参加せず、文字どうりのバックアップである。この中にシドニーにいる高萩も入っている。たかが2試合の親善試合のためにバックアップとして呼ばれれば10時間以上もかけて日本に行くのだろうか。そして30人以上呼ばれているので、試合に出る可能性はゼロ。

今回は顔見せだから仕方がないが、これまでの名前にこだわらずに調子のいい選手を呼ぶという方針を徹底してほしい。ヨーロッパ組だろうと試合にコンスタントに出ていない選手は呼ばない。J2でもなんでも実力があり調子のいい選手を呼んでほしい。

そしてリオ五輪が終わるまでは難しいだろうが、若い選手をどんどん呼んでほしい。今年27才以上の選手は2018年には30すぎである。30以上はだめとは言わないが、他のアジアの国と比べて日本の世代交代が遅いのがいやに目立つ。

今年から主力のうち、半分くらいは23才までが占めるようになってほしい。そのためにも宇佐美はACLでもたついている場合ではないのだが。

フィオレvsACミラン

2015-03-17 12:39:17 | 日記
久々に本田が先発。本田はトップ下との予想だったが、4-2-3-1の右SHである。多分そうだと思う。動きとしてはそう見えた。ミランのチャンスは前半の本田のシュートくらいか。GKの真正面だったが、シュートが遅くなり、その分アングルが難しくなった。ベストのタイミングでシュートしていればゴールできたかも知れない。運がなかったと見るか、判断が遅いと見るか。

ミランは1-0でリードして、後半途中から本田は交代となったが、そのあとに2点くらい見事な逆転負け。先に追加点を取っていれば勝てたかもしれない。リードを守りきれない試合が本当に多い。これでは勝てる試合も勝てない。

攻撃陣の連動というか連係は皆無。真ん中からでもサイドからでも、それでは点は入らないだろうという攻撃しかしない。この試合のゴールもシュートコースからはずれたボールがたまたまデストロに飛んで、それをボレーできたという幸運なゴールだった。ゴールはゴールだが、連係してボールを繋いだわけではない。

攻撃に連動がなく、後半途中からスタミナ不足になるDFでは弱いのは当然。来季のELはまあ無理でしょう。