六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

寝台特急あけぼの号 軽で追っかけ大?作戦

2014-05-13 |  出撃 at 東北地方
 前々から生中継予定などでも公表していたとおり、GW後半の5/3~5/4は臨時に格下げになった寝台特急〔あけぼの〕号の撮影&生中継のために出撃予定を組んでいました。
 本来なら出勤日である5/5に有給休暇を1日取って3日間にしたかったのですが、あえなく却下されてしまいましたが、5/5~6は丁度天気が悪かったので結果往来なのかも知れません。

 最初の予定では
 5/3 7時台 山形県内で下りあけぼの撮影→移動→昼間 五能線撮影→移動→17時台 上りあけぼの撮影
 5/4 5時台 津軽線ではまなす撮影→移動→10時台 大館近辺で下りあけぼの撮影→帰路
 で計画し、夜間移動もあることから、今年初めての自動車(レンタカー)出撃となりました。


 1日目前半  
 前日はひたすら移動、国道1号→19号→117号→8号→7号で道の駅鳥海に3時ごろ到着。ここで6時まで仮眠をすることに。
 天気が良かったので、撮影場所は迷わず、海を入れた吹浦-女鹿間のSカーブ俯瞰場所としました。

 到着すると既に20人近くの撮影者が山にへばりつくように三脚を立てて待機。松の木の間から望遠レンズでSカーブと海を入れる固定アングルにして待機。
 画角が変えられない生中継用のスマホは仕方なく松の木を入れたままのこのアングルで中継を行ないました。
 私が到着した6時20分ごろが既にキャパの限界に近く、後から来た人たちは諦めて他の場所へ回ったようで、自分もやばかったところでした。

 7時25分 ほぼ定刻に下りあけぼのが通過。光線もバッチリです。バックの海が少々モヤってる感じがありますが、まぁ良しとしましょう。
 撮影を終えると、半数近くの人が大慌てで機材をしまって車を出していたので、「何、追っかける気か? よくやるねぇ。」と思いながら機材をしまって、さてどうしよう? 地図検索で二ツ井までの距離を出すと、高速経由で2時間と判明したため、急きょ追撃開始としました。

 女鹿(鳥崎踏切)を7:35に出発。高速道路の入口が仁賀保から金浦まで延びたものの、そこまでは一般道を走るのですが、象潟付近では、もしかして鉄ちゃん渋滞?と思わせるノロノロ走行もありましたが、その後はスイスイ走り、いよいよ高速道路へ。
 無料区間・有料区間含めてほとんどが対面通行の片側1車線で、制限速度が70km/hのため、所々あるインターチェンジ前後の2車線区間に入ると赤切符を切られない限界の110km/hまで加速し、ペースカーを追い抜くという運転の繰り返し。
 途中大阪ナンバーのDQN車に煽られて120km/hまで出しましたが、その場所にオービスが付いていない事を祈るばかり。
 そしてちょうど2時間で二ツ井に到着。撮影場所はまだあけぼのを撮っていない米代川橋りょう手前のカーブ築堤で撮ることに。あけぼの通過まではまだ30分以上あります。先客は秋田わナンバーの軽1台のみで、まったり撮影できる感じです。

 カメラ設置後すぐに751系の特急つがる3号が来ましたが、掲載は割愛。その後10:05に来たEF81牽引の貨物列車が実質撮影開始。少し雲が出てきています。

 10:15 貨物通過から10分後、汽笛も高らかにあけぼのが通過しましたが、わずか10分で雲がさらに厚くなって少し残念だが、仕方ないかな・・・

 10:33 今日のもう一つの獲物が583系の臨時列車〔弘前さくらまつり号〕。先ほどのあけぼのの時よりも天気が持ち直して明るくなっています。
 国鉄型3連発で久々の高揚感と、まさかの軽での特急列車追っかけ成功で満足感たっぷりに満たされた感じです。

 今回の移動に使ったレンタカーは久々にスズキ パレットで、N-BOXと並ぶ居住性抜群な車なので、ヘタに普通車借りるよりも断然いいです。心配していた加速性能も割とあり、同じスズキのワゴンRのクソ重さとは比べ物にならない程。もしワゴンRだったら、追っかけ諦めてたかも知れません。

 撮影を終えてようやく朝ごはんのため、近くのコンビニへ。
 ここは定番撮影地である跨線橋に近いことから、多くの鉄っちゃん車が止まっており、神戸・なにわ・一宮・名古屋・横浜・足立・仙台と他府県ナンバーが勢ぞろい、おっと、秋田道で俺の車を煽っていた大阪ナンバーのDQN車も入って来た。こいつも鉄だったのか(笑)

 1日目後半
 さて無事に下りあけぼのを2カット撮影できたので、五能線の撮影はやめて、上りの583系臨時列車を撮影する場所を探すことに。そして、その約1時間後に来る上りあけぼのの撮影場所も策定しなければなりません。
 大館から峠を越えて青森県内に入ると何やら雲行きが怪しくなっていました。そして遂にはポツポツやがてしっかりと雨が降り出す始末。
 光線には期待できないので、なるべく弘前に近い場所で撮影し、あけぼのは鶴ヶ坂辺りで撮ることに。

 石川-大鰐温泉間のカーブで撮影。7人程の撮影者がいましたが、列車通過直前に雨はやんで、上空に日が差してきたので、逆光の心配がありましたが、車両まで日は当らなくて逆光回避ですが、上空は明るく、地面は暗いという絞り泣かせの中の撮影でした。
 急いで機材をしまって、青森方面へ車を走らせましたが、弘前・浪岡付近での渋滞が響き、鶴ヶ坂での撮影は断念。そこで、以前来た六万踏切付近へ行くことに。

 おお桜が咲いている! 以前は線路の西側は林になっていて、午後の上り列車は撮影できなかったのですが、いつの間にか林が伐採されて、完全に景色が開けていたので、ここで上りのあけぼのを迎え撃つことに。残念ながら、一旦出た太陽は夕方の雲に遮られてしまいましたが、北国の春の夕方の雰囲気が出た写真に。
 これで今日の撮影は終了。ここまでで1003km走行。


 2日目
 前日あけぼのを2ヶ所で撮れたので、明日からの仕事の事も考えて早めに帰る事とし、早朝の津軽線内のはまなす撮影は中止し、羽越線内で撮影をすることに。
 羽越線内で徒歩では遠い場所、しかも天気は晴。となると、狙いはあそこ。仁賀保-西目間の展望台です。朝7時の段階で展望台の3階はほぼ満杯。
 ビデオパン撮影をしたいので、2階の1番乗りで最良位置を確保。しかし、あけぼの通過20分ほど前になって線路脇に撮影者が。「こんな所で線路脇望遠撮りなんかするなよ」と皆さんボヤきつつ、アングル微調整。そしてやってきました。

 手前の位置で、バックの海岸を入れて撮影。10m/sはあろうかという強風の中、海にも白波が立っています。列車まで遠いことと、波しぶきが風に乗ってややモヤります。

 そしてシャッター音の嵐の中、ベストアングルでの1コマ。

 最後に良位置の数名だけが撮れる真横アングル。こういったシチュエーションが狙えるのは、多分この場所だけだと思います。光線もバッチリ最高!

 ちなみに展望台からの風景は、南南東に雪を頂く鳥海山を風車越しに見え、南南西~北西まで日本海のパノラマが広がります。
 これで満足ですが、このあとひたすら帰路に就く途中で、上手く列車の時間が合えば撮影をすることに。

 9:09 吹浦-女鹿間の昨日来た場所の国道7号脇からの俯瞰撮影。EF81は早朝の1本だけになったし、いなほも653系に変わったし。酒田以北は目ぼしい列車はなくなりました。

 次に来たのが今川-越後寒川間。ちょうど12時ごろ下り485系のいなほが通るので待機。

 11:49 上りのいなほ8号が通過、架線柱のスパンからして、7両全部入るのか心配しましたが、ちょうど収まる具合です。

 12:09 下り485系のいなほ3号が通過。3000番台ですが、贅沢は言ってられない状況に。撮影可能時間帯に走る485系いなほは、上下合わせて3本しか残っていません。これにて本日の撮影終了。
 あとは来た道をひたすら帰るだけ。結局午前1時に帰宅。1998km走行。

 こうして2日半の強行ミッションを無事遂行し、天気にも大体恵まれたので一応満足です。また夏に羽越本線来たいなぁ。去年の夏も来たけど。

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