ロゴス古書

 年年歳歳 花相似たり
 歳歳年年 人同じからず 

西川光次郎覚え書

2009年03月09日 | 随想・日記

 

 近藤常次郎の「仰臥三年」を忘れないうちにとして書いたことがある。

近藤は「断食療法」に付いても書いていたような記憶がある。(思い違いかもしれない)

 「宮澤賢治の読んだ本」に、(57)「断食療法」があるが、これは

小国鉄也著 「絶対『苦痛なき断食療法』全」 (17pの小冊子)。

「真言宗大覚寺覚勝院断食道場」と栗原稿に記載されているのでもある。

 「断食療法」に付いては大変詳しいホームページ「古書の森日記」がある。

こちらの『「村井弦斎の断食・木食・健康法」(14~17)2005年1月19日より 』

に詳しい。西川光次郎にも「断食療法」(北文館 大正九年)がある。賢治はこの本を見ていなかったのかも知れないが、賢治の生活環境を考えるとき、賢治時代考証にも参考になる。

 西川光次郎はキリスト教徒であったが、社会主義思想家でもあった。啄木や多喜二にも影響をを与えているが、賢治はどのように見ていたのかは解らないが、中学の先輩である啄木の心酔者であった西川に付いては、研究者に委ねるしかない。

 (ノートメモを見誤って記した文を訂正しました。3月十一日)