ロゴス古書

 年年歳歳 花相似たり
 歳歳年年 人同じからず 

テエヌ藝術哲学と「第三芸術」

2012年05月18日 | 随想・日記

  

     

 

 『宮沢賢治の読んだ本ー所蔵図書目録ー』にテエヌの「芸術哲学」(67)と、トルストイの「芸術論」(67)がみえる。

 このテエヌの本を開いて視たのはだいぶ前の事であるからうるおぼえであるのだが、賢治の云う「第三芸術」なる言葉は無かったように記憶する。ただ フランドル人ルウベンスの画を、童話「フランドンの豚」を想わせる記が有ったようだった。

 また 芸術家は自己独特の思想感情を有たなくなって「透写機械」と化したことの批判があったようなことを何処かに書き記した記憶がある。

 きかいが有ったなら亦読みなおしてみたいと思う。古本屋で良く見かける本である。


 花巻地図

2012年05月11日 | 地図

  

    

賢治 「羅須地人協会時代」少し前の地図です。

(拡大してご覧下さい)  「複製禁止

 

 

  ※ 地図拡大は、二段拡大になっております。

北上川の「渡し場」が見られます。

一部の桑畑は、関東のような桑の密集植えではなく、桑の木と大豆や麦等の間作栽培畑です。

丸小淵は尊菜の宝庫でした。 

釜場に見える「文」は南城小学校で、立てに見える所は賢治等が使用した校舎を移築したもの、逆エルの黒く見える上の所は講堂です。この図で大体の時代が判明すると考えられます。