『えっ お出かけですか?』に
「2時頃は 帰ってくるから」 と心配して 見送って呉れる お嫁さんに元気に手を振り
俳句の会へ
皆 台風など頭に無く 4時半 外の木のゆれに 大変!! と
外に飛び出す 風と雨で 歩いている人は 誰も居ない!
びしょ びしょになって 「早く帰るべきだったわね」 と
お友達と電車の中で 顔を見合わせる
『着いたら 車だわ 行ってくれるかしら 近すぎるから』 と
お友達が心配しながら 電車を降りた
渋谷まで そんなに混んでもなく
貸していただいたビニールのコートが濡れているのを 気にしながらJRの改札をくぐる
電車がきて 私の前で 駅員が ストップをかける
ああー 次は乗れるわ
それからが たいへん!
電車が動かない 強風のための運休とアナウンスしている
それでも1番前に並んでいるので諦められず 並んでいた
辺りを見回すと こんな年寄りは1人もいない
皆 サラリーマン風の働き盛りの男の人ばかり
私の事を 奇異な目でみている人もいる
電車の中からも 次々降りる人がいて 並んでいる人も乗り始めた
こんな込んでいる中に乗ったら 気持ち悪くなる 何時走るかわからないのに、、、、、
携帯がなっている!!
『今何処ですか!!』 と お嫁さんの声だ
「渋谷よ 大丈夫 なんとか帰るから」
「そうだ! 地下鉄で帰ろう」 と JRを出る
人、人、で 動く事もできない
バスターミナルのところは すごい人
人の中に うずまりながら 「そうだ!半蔵門線だ」 と、
緑の案内表示をたどってやっと 地下鉄に乗り込み 家の近くの駅に着く
外に出る
唸り声をあげて台風 真っ只中
前の男の子 傘を広げた瞬間 傘が反り返って飛んでしまった
これは何が飛んでくるか わからない
引き返して 携帯 孫が出て
『そこ動かないで お父さんとすぐいくから、、、、、、』
5分もしない内に 孫が雨風にびっしょりになって迎えに来てくれた
車は何処!! と 私が何回も大きな声を上げるたびに
『おばあちゃん 静かに!!大丈夫だから』 と
怒られながら 息子の車に乗り込みました
世話をかけないように、と あんなに心がけているのに
家中皆に心配かけてしまいました
お嫁さんの 美味しい ご馳走を食べながら
「だけど こんな経験初めて!」 と 嬉しそうな 84歳に みんな吃驚
色々ごめんなさい、、、、、、、、