大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

キャッチコピーで誤魔化せ! 04

2013年04月10日 08時31分22秒 | TFジェネレーションズ

今回ご紹介するのは、TFジェネレーションズよりディセプティコン狙撃兵“ブロウル”。プライムバルクヘッド同様にメタリック
グリーンで成形されたそのボディが美しいですが、戦車モチーフのイメージと正反対の細身が特徴。しかし細すぎるって事
も無く、適度に細いプロポーションを維持しています。


ご尊顔拝見…ブロウルも普通のロボット顔ですが、額の辺りがちょっとだけディセプティコンマークっぽいです。

キャラ設定は、常にイライラしていてその怒りを戦いにぶつける危険な男。手持ちのエレクトロン銃とタンクモードの双発砲はチーム1の破壊力だが、彼の声も爆音並みに騒々しいとか。初代ブロウルは“喧嘩好きと同時に殆ど全ての通常攻撃に耐える頑丈なボディの持ち主”って設定も有るんですが、その辺は削除されている模様。


可動は平均レベルよりちょっと上程度です。首ボールジョイント、肩ボールジョイント&前方向にのみスイング機構、脇、肘ボールジョイント、
手首ピン打ち関節、股関節ボールジョイント、太腿ロール軸、膝、爪先が可動します。尚、手首と爪先は変形に使うものですが、ある程度
ならポージングにも活用可能。


ただ首に問題が有って、変形時に首が根元ごと胴体に収まる様になっているんですが、ここに固定するジョイントが
無いんです。だから、望んでもいないのに首がこの状態になりやすく、しかも引き出しにくいのは困りもの。
これブロウル最大の欠点です。


上半身を見てみると、首がちょっと胴体にめり込んでる感じの位置に来ています。最初は両肩が高いからそう見える
と思ったんですが、それを踏まえてみてもやっぱり頭が低いです。もう少し上なら。


肩はボールジョイント接続、しかしご覧の通り肩が大きいのですぐに干渉し殆ど動きません。が、上腕部に外側に開く関節が有る(本来
は変形に使用)ので、それを使えば疑似的に脇を開かせる事が可能です。オンスロートに近いギミックですが、あれよりずっと自然に見
えるのは加点要素。


肩は前方にのみスイングします、根元から90度くらい動きます。これは変形の為のものですが、実はこのギミックに
思わぬ活用法が有ったのです。詳しくは後述。


腰からビークルモード用のガワがぶら下がってますが、それを使えばアニメイテッド版アイアンハイドがアニメ本編で
やってた空気椅子も可能です…いや、こんなもん出来ても嬉しくないですが。


武器はバックカードの記載によるとエレクトロン銃、今回のコンバッティコンでは珍しく武器名称が設定されています。
ブロウルの全体像を見てみると、ハンドガンほどの大きさで迫力不足ですが、アップにすると44オートマグを思わせる
形状で中々かっこいいです。後方に細い突起が有りますが、一応ミクロマン同様の3ミリジョイントです。


さて、ここで先程の肩のスイング機構を思い出して下さい。思わぬ活用法が有ると書きましたが…?


肩スイング機構を使えば、ハンドガンの両手持ちっぽいポーズが可能になりまあす。44オートマグっぽい形状だけに、両手持ちが
とても様になります。しかもブロウルの角張った腕形状ともマッチして、凄くかっこいいです。

しかし、やはりデラックスクラスのブロウルではいまいち迫力に欠けるのは事実。それより小さいスカウトクラスほどで、手首に5ミリ
穴の開いているTFならこのエレクトロン銃を最も使いこなせるのでは無いか?と私は考えました。しかしそのサイズのTFとなると、
拳に5ミリ穴の無いものばっかりでした。困り果てた私ですが…よく考えてみると。


ヒューマンアライアンスの傑作、テールパイプがいるじゃないか!
デラックス以下のサイズ、手首に5ミリ穴そして手首回転を備えたテールパイプなら、エレクトロン銃を最大限に活用
出来ます。疑似両手持ちも出来ますし、サイズのバランスもグッド!


背中の双発砲、本来はビークルモード用の武器と設定に記載されていますが、根元にアームが有るのでロボットモー
ドでも砲撃姿勢を取る事が可能です。これは気が利いています。


砲塔はネジ止めでもピン打ちでも無く、横から嵌め込む形で接続されています。しかし、嵌め込むジョイントは5ミリジョ
イントでありません。もし5ミリジョイントなら、砲塔を外して手に持つ!とプレイバリューが広がるのですが、残念ながら
無し。簡単に出来てしかも効果的なんだから、これは入れて欲しかったな。


ビークルモードは戦車…っぽいSFビークル。見た感じ戦車には充分見えますが、キャタピラが前だけ、しかも外側を
向いていたり前部分の真ん中がスッポリ抜け落ちたり、良い感じにSF的ハッタリの利いたデザイン。恐らくキャタピラ
は単なるディテールで、実際はホバーで移動するんでしょう。メガトロンさまはキャタピラありましたけど、まぁ気にしない。


戦車玩具に無いと困る、砲塔回転ギミックも完備。先ほど「砲塔は5ミリジョイントにして欲しかった」と書きましたが、
それじゃ回した時に抜けるかもしれない、そして固くて回らないと困るからやらなかったのか。納得。


ロボットモードで触れた根元のアーム機構を使えば、回転だけでなく斜め上を向けて対空砲撃姿勢も取れます。


意味も無く前に付きだす事も可能…何かメリットが有るかは分かりませんが、自由度が高いのは良い事です。
まぁ、合体で使うんでしょうこのギミック。


砲身の根元を見ると、エレクトロン銃が接続されています。砲身と色が同じ、しかも小さいので分かり難いです。


接続には5ミリジョイントが使われているので、他のTF武器を付けられます。機体前方の内側にロボット拳が収納され
ているのが見えます、ここにもTF武器を付けられないか?と試してみましたが、他のTFより穴が大きい=付けても緩
くて保持出来ませんでした。


エレクトロン銃を外したビークルモード…やっぱりあまり変わりませんね。


しかしキャタピラ状ディテールが単なる飾りなのも勿体ないので、キャタピラ部のジョイントを外し下に向けてみました
…なんかボートみたいになったな。


せっかくだから、このまま変形シークエンスに入ります。エレクトロン銃を外し、車体後部のカバーを外します。
このカバー、ロボット→ビークル時に定位置にジョイントで嵌め込むんですが、ウチのは固くて2つあるジョイントの内
の片方しか嵌まりません。今じゃもうジョイント固定を諦めて、ただ被せるだけにしてます。下手に嵌め込んで割れた
らヤだし。


左画像中央に有る四角い黒いパーツ…合体用ジョイントを90度上側に向けます。機体後部の側面を関節に沿って外側に動かし、後ろに
まっすぐに伸ばすのと同時に根元(正しくは根元付近のロール軸)に沿って90度回転させ、空洞部分を上に向けます。


先端部から手首を引出し、左画像中央下にある装甲の分割線内側に有るジョイントを外し、腕を真っ直ぐ伸ばします。
そして砲身の付け根を内側に90度回し、紫のスリットが真上に向く様にします。


そのままひっくり返し、肩を根元から180度回転させ、爪先を引き出します。


そこから上半身に移り、両肩のスイング機構を使い両肩を開きロボットモード定位置に移動させます。結局、肩の位置
自体はビークルモードの位置に戻ってきていますので、向きが変わっただけで配置そのものは変わっていないですね。


続いて腹部、これを上半身側に押し込みます…押し込む前と後を比較画像を見て頂いてますが、これ殆ど変ってない
でしょ?この部分が固いわ、やらなくても見た目は殆ど変らないわ、しかもやればどこか固定されるとかじゃ無くて変形
に全く支障は無いわで、これ意味あるのか???合体にでも使うの???


そして頭部を根元ごと引出し、ロボットモードへの変形は完了。上記の通りここは固定されないので、指先
が当たっただけでまた中に入ってしまうのが困りもの。


最初に外したエレクトロン銃を手に持たせます。面倒なら背中の砲塔に付けっぱなしでも可。


総評としては、コンバッティコンの中では一番期待してい無かったブロウルですけど、弄ってみたら中々かっこいいじゃないですか。脇はオンスロートに似てますけど、あれよりずっと動くし融通が利くし、それでいて扱いやすい。肩スイング機構のお蔭で両手持ちっぽいポーズも出来るし、満足度ではボルテックスに匹敵する仕上がりになってます。合体ギミックを抜きにしても、単品でも充分楽しめます。特にテールパイプ持ってる人にお勧め。


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