大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

キャッチコピーで誤魔化せ! 01

2013年03月28日 06時27分24秒 | TFジェネレーションズ
もはや毎年恒例行事となった、年末から展開される玩具オリジナルTFシリーズ。もちろん今回もやってます。
今回のタイトルは“トランスフォーマー ジェネレーションズ”、バックカード裏の記載によると“84年から続く「トランスフォーマー」シリーズの中から世代を超えて様々なキャラクター達を現在の技術、解釈でラインナップしていくシリーズである”となっていますが、年末展開カテゴリーって毎回そんな感じなんですけど。基本的に海外で販売された製品の日本版であり、バックカード裏の記載など後から拵えた大義名分に過ぎませんので、あまり本気にしない様に。そもそも今回のジェネレーションズカテゴリーは、その大義名分など全く関係無く“海外で販売されたゲーム版に登場するTFで、その姿はサイバトロン星時代のもの”を日本で販売する、ただそれだけなんですから。


で、当ブログでまず最初にご紹介するのが、このディセプティコン攻撃参謀“オンスロート”。オンスロートと言えば、過去に何度も同名TFが生み出されて
いますが、それも彼が合体兵士であるから故。でも、合体ギミックの無い製品でもその名が使われることが度々あります。合体ギミックが有る場合は、他
のチームメイトより1ランク大きいサイズで製品化されていましたが、今回製品化されたオンスロートはチームメイト同様のデラックスクラスです。


ご尊顔拝見…サイバトロン星時代の割には、地球のビークルをスキャンした感じの顔付きとそう大差無い感じです。
普通に通じるクセの無いロボット顔。

キャラ設定は、言わずと知れた兵器TF部隊“コンバッティコン”のリーダー。バックカード裏には、“戦いで最も重要な
のは戦略であり、その為には長い時間をかけて推敲を繰り返すのをモットーとする知略家。頭脳労働派と侮るなかれ、
合体して本気出した時は本当に恐ろしい”みたいな事が書かれています…初代オンスロートと同様の設定ですね。


可動はややイマイチで…ちょっと説明しにくいんですが普通動かない所は動くんですが、普通動く所が動かない尖がった出来。
首、肩、脇固定、肘ボールジョイント+ピン打ち関節、腰回転、股関節、太腿ロール軸、膝が可動します。上記の普通動く所が動
かないってのが脇で、ここが固定なので非常にポーズが付け難いです。


腰回転と書きましたが、後ろ側の腰パーツが干渉して実際はこのくらいしか動きません。


これは真横から撮影した画像です。後ろ側(中央やや右寄り)のパーツが腰に嵌め込まれ、それが背中に干渉する
のが原因でほんの少ししか腰は回転しません。が、そのパーツを外してやれば、360度回転させられる様になります。


上記の通り脇は固定ですが、肘上のボールジョイントのお蔭で肘上からは真横に開くことが出来ます。まぁご覧の
通り、無いよりはマシ程度。


背中を見ると、背中中央と腰付近はそれなりにパーツが有りますが、それ以外はカラッポです。スッカラカン。別に
変形時にパーツを押し込むとか、そんな当ては無いんですけどご覧の通り空洞が多いです。


合体ギミックが有る=合体用ジョイントが有る訳ですが、オンスロートのジョイントは両肩のタイヤ。形状的には、以前
ご紹介したダークライガージャックのジョイントを小さくした様な感じです。


そして膝裏…っつーか脹脛?そこにも合体用ジョイントが設けられています。
ただ、このジョイントに対応する受けジョイントが、私の知りうる限りでは今回のコンバッティコン兵にしか無いので、
5ミリジョイントの様に他への応用は効きません。


武器は…取説やバックカードには特に記載が無いです。二連砲には違いないのですが、せめて名前くらいは…。
あちこちに円形の穴が開いていますが、これは5ミリジョイントなので他のTF武器などを付けられます。ただ、形状が
武器ってよりも中継用パーツにしか見えないので、単品で見た場合は武器としての説得力に欠けます。


後ろから見ると、こちらにも小さいジョイントらしきものが。調べてみたら、その小さい穴は3ミリ径でした。
つまり、ミクロマンやサイバーバースと同じ規格です。


オンスロート本体を見ると、下腕部や膝付近にも3ミリ凸ジョイントが有ります。


そして背中側に有るこの二つ。上記の通りこれらは3ミリジョイントなので、ミクロマン武器やサイバーバース武器を
付けられます。が、それらは“凸ジョイント”が多く、付けられる武器は凸ジョイントでは無く3ミリ径の穴が開いている
物に限られます。元々ミクロマン武器とかって凸ジョイントが付いている武器が多いので、凸と凸同士じゃ付けられな
いんですよね。どうしてもってんなら穴の開いた中継パーツを付けるしかないですが、そこまでする気も起きません。


そう言えば、武器の裏側にも小さいジョイントが有りました。こちらも調べてみたら3ミリジョイント、なら背中のジョイント
に接続すれば、初代オンスロートみたいに背中キャノンに出来るんでは?しかし実際にやってみると、ジョイントの角度
が合わず接続不能。しかし、凸ジョイントの多いミクロマン武器は付けられるでしょう。今回は面倒なんでやりませんけど。


ただ、この腰パーツを外して背中に武器を挟み込めば、背中キャノンはなんとか再現できます。ただ、挟み込んで
いるだけなので不安定で、これは忘れた方が良いでしょう。


ビークルモードは…こちらも珍しく何の記載も無いので、取り敢えず対空砲らしきものが付いた四輪車。
確かにSFビークルではありますが、なんか妙に実在しそうなリアリティのあるデザイン。


後ろから見ると、真ん中がスッポリ抜けています。後ろに平たく伸びたデザインと言い、後ろに手ごろな大きさのコン
テナでも付ければ似合いそう。


真横から見ると…上側についてる対空砲らしきものが斜め下を向いていて、しかも角度を変えられません。これ対空
砲じゃ無いのか…対人用なんでしょうかこの武器。しかも上にも横にも動かない完全固定なので、武装車両のクセに
プレイバリューは普通の車程度しかありません。何の為の武装?折角の武装を活かす工夫位はして欲しいです。


でも武器の各部に5ミリジョイント、そして掌が側面を向く形になっているので、武装強化してやればご覧の通り。以前にも言いましたが、
ヴォイジャーセンチネルの武器は本当に優秀。


それでは変形シークエンス。まず武器を外します…ちなみに武器は本体の3ミリジョイントで接続されています。


車体前部の上側に有るパーツを真横に開き、後輪部分のジョイントを外し外側に展開します。


車体前部を中央ヒンジに沿って前方向に180度回転させ、前方向に出っ張った黒い
パーツを内側に折り畳みます。すると、それと入れ替わる形でオンスロート頭部が現
れます…が、画像だと後頭部しか見えないので分かり難いです。後輪部分もそのま
ま展開し、内側が表に出る様にしジョイントで固定します。


その状態で中央部を拡大。後方に伸びた黒い平たいパーツを、前方向に倒してジョイントで固定します。


あとは直立させて、肩を回し膝関節を動かし定位置に合わせて変形完了。合体ギミックが有るからそれなりに構えて
いたら、変形自体は驚くほどシンプルです。


そして、手に武器を持たせるのをお忘れ無く。


総評としては、良い意味で拍子抜けさせられました。変形玩具としては扱いやすく、プロポーションもそこそこ纏まっていて、さらに合体ギミックまで
有るのに変形は非常にシンプル。ただし可動にクセが有り、脇が開閉できないのが大きなマイナスポイントになっています。その脇だけでいい部分
がほぼ相殺されている、加えてプレイバリューも低めなので、合体前提とは言え単品ではちと苦しい出来。まぁ合体前提ってのは合体して真価を発
揮する物ですが、かと言って単品で良い所が無い訳でも無い。しつこい様ですが、脇が開くだけでももっと評価は良くなったのに残念。


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