大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

プライム=第一等、最重要、最良とかそういう意味らしいです 03

2012年01月16日 08時18分22秒 | TFプライム

今回ご紹介するのは、TFプライムよりオートボット戦士“バルクヘッド”。メタリックグリーンのボディ、太くて丸い体格、右腕に鈍器状武器とアニメイテッド版アイアンハイド
に非常によく似ていますが詳しくは後述。複数のガワが組み合わさって出来た胴体がムービーTFに相通じるフォルム、そしてそれらがただのデブでは無く筋肉太りに見
えて非常にかっこいいです。


ご尊顔拝見…プライムでも突き出た顎路線は健在みたいです。なんとなくロックマン
シリーズのガッツマンっぽい。
このバルクヘッドは上記のアニメイテッド版アイアンハイドに非常に酷似していますが、
元々アイアンハイドの本名はバルクヘッドであり、日本でアニメイテッドが展開されるに
当たり名称がバルクヘッドからアイアンハイドに変更されたのです。
つまり元はどちらも同じキャラクターなので、共通イメージがあるのは当然です。


ここでちょーっと変形ミスが。胸部がビークルモードのドアで構成されているのが分かりますが、その
窓越しに見えるライトの位置が違います。上が正しい状態で、下が変形間違い…分かりますか?
上がライトが傾いていて、下が水平状態。下はビークルモードからロボットモードにする際にやり忘れ
た状態です…が、窓ガラス越しになるので、パッと見は気付きにくいです。これからお見せする画像
にはこのした状態のものがいくつかありますが、恐らく分からないでしょう。ただ、ここ忘れやすいので
触れておきます。


可動は中の上クラス。首ボールジョイント、脇が開閉&後方にスイング、上腕ロール軸、肘、手首が内側にのみ可動、
股関節、太ももロール軸、膝二重関節、つま先とかかとが稼働します。膝二重関節と書きましたが、あくまで変形の副
産物でありポージングには役立ちません。そして肩アーマーも上に跳ね上げ可能で、腕可動の弊害にはなりません。
太くマッシブな見た目と裏腹に扱いやすく、かつ可動もそこそこ優秀なのでポージングがとても楽しいです。


デラックスクラスのクリフジャンパーと比較…サイズ差があるのはデラックスクラスとヴォイジャークラスなので当然ですが、
バルクヘッドの魅力はやはりそのボリューム感。クリフジャンパーも決してチビじゃありませんが、バルクヘッドがとても大きく見えます。


足首を見てみると、ここにも“タイヤが変形した”と言う演出のダミーパーツ的形状をしています。クリフジャンパー
にも見られたデザインですが、バルクヘッドもタイヤはロボットモードでも丸出しなので、クリフジャンパーと同様に
“用意すりゃ良いってもんじゃない”と言う結果に。


背中を見ると、翼上にタイヤが広がっているのが分かります。これはジョイントで固定されるのですが、タイヤが後ろに出っ張っている
のでバランスが悪いと感じるかもしれません。そういうときは、タイヤを折りたたんで腰に配置するとすっきり纏まります。


そのタイヤの根元ですが、ここに問題が有ります。私の所有するバルクヘッドは幸い違いましたが、赤丸で囲った部分の
中央…グリーンの成形色の部分ですが、ここに亀裂が入っている、または最悪割れている物があるそうです。ここは変形
時に負荷がかかる場所でも無いので、恐らく生産工程時に割れた様です。だから中国工場はいい加減に見限れよ…。


武器は右腕の…箱裏の表記によると“エネルゴンバトルメイス”。アニメイテッド版アイアンハイドがモチーフなのは間違い
ないこのバルクヘッド、やはりこれはアニアンハイドの武器だったレッキングボールを意識したもの?


手首には5ミリジョイントで接続されていて、特にギミックはありません。マジ?レッキングボールにあった発射ギミック
すら無い?そのミキサーの様な形状から、私はてっきりスプリング仕掛けの回転ギミックがあるものと思っていたので
すが…ここにはがっかりでした。


外した下腕部を見てみると、なんと変形させると中から拳が出てきます。これは気が利いてますね。


左腕にも同様のギミックがあるので、バトルメイスを左腕に装備する事も出来ますし…。


5ミリジョイントそのままにすれば、クリフジャンパーの様に腕そのものを銃に見立てる事も出来ます。
なんか益々ロックマンキャラ染みてきたな。


手首を両方とも出せば、両手バルクヘッドにする事も出来ます。
ギミックとしては非常にシンプルですが、思った以上に融通が利くのでこれはこれで有りですね。


両手が拳になれば、武器の両手装備だって出来ます。
なんだ、発射や回転ギミックよりこっちの方が何倍もプレイバリュー高いじゃないか。


ビークルモードはSUV、箱裏にはトラックモードと記載されています。形状は非常にまとまっていて、パワフルなフォルム
が普通にかっこいいです。でも、バトルメイスが収納しきれずトランクにそのまま乗っかっているのは好みが分かれる所。


ビークルモードでも、バトルメイスは5ミリジョイントで接続されているので取り外しが可能です。


外せば、余計なものが付いていないSUVに。DOTMのメックテックウェポンみたいに、付いていれば付いていたで武器
としての説得力があるならまだしも、このバトルメイスはビークルモードでは本当に“余剰パーツを背負ってるだけ”に
過ぎないので、この辺もうちょっとなんとか出来なかったのかなー?例えば真ん中から割って車体底面につけるとか…
幸い車高が高いんだから、そういう処理も出来そうですけど。


こちらもクリフジャンパーと比較…車高が高い分はやはりボリュームが有りますな。


箱裏のシールにちょっと面白い所が。ご覧の通り日本語表記ですが、“ロボットからSUVにトランスフォーム!”と書きた
かったんでしょう。しかし“ら”と“S”を見間違えたのか、印刷されている文章は“ロボットかSUVにトランスフォーム!”と
なっています。いや、間違ってはいないんですけどね?ロボットかSUV…。


変形シークエンスに入ります。バンパーとボンネットを上げ、前輪を斜め下に引き出します。そうすると、運転席下の部分にあるブロ
ック状フレームが一緒に伸びます。これが中央にあり、その左右に前輪パーツ=ロボット脚部の股関節部分が繋がっているのです
が、普通こういうのは折り畳み式フレームが使われるのに、ブロック状パーツが用いられているのは珍しいです。多分、バルクヘッド
の体躯を支えるのに、折り畳み式フレームでは保持力不足と判断されたのでしょう。


これは前輪部を下から撮影した画像です。中央から二分割します。


次に、折り畳まれていたロボット膝を伸ばし足を真っ直ぐにします。


先ほど上げたボンネットを、根元から下に倒します。この時、バンパーもほんの少し折り曲げておきます。先ほどのブロック状フレーム、
左画像のブラックとグレーの部分がそうです。


そのバンパーを、今度は表面パーツだけを斜め上に引き上げます。普通はそのままで済むところですが、バルクヘッド
リベンジ司令官の様に、ガワが移動してロボットの体格を作り上げるという処理が取られています。


これは反対側から撮影した画像です。ガワと本体を繋げているフレーム、その中央に四角い穴が開いているのが分かり
ます。そしてその手前に、同じく四角い出っ張りが。これはフレームを固定するためのジョイントなので、変形時にはこれ
をしっかりフレームに差し込む事を忘れずに。


再び前面に戻りまして、左画像中央にある茶色の細長いパーツ、これを折り曲げて本体ジョイントに固定します。


続いて前輪、ここからロボットの爪先と踵を引き出します。この金色の部分は塗装されていて、しかも少々固いので引き
出す時は注意。固いのは恐らく、ロボットモードの安定性を高める為でしょう。


次に、ビークルのヘッドライトを斜めに傾けます。これが最初に触れた、“変形間違い”の箇所です。例えこれを忘れても
そんなに支障は無いので、敢えてここはやらないのもいいかもしれません。


続いて側面。車体後部を斜め上に引出、トランク部を跳ね上げます。


今度は後方からです。後輪を開き斜め上に逃がします。


後輪を移動させたら、側面ガワを斜め前に引き出します。これ一部では無く、ドアから
後輪まで全体を引き出すのが特徴。


これで準備が整ったので、車体後部を左右に展開します。ここがロボット両腕になる
のですが、水平になっている横長のパーツに注目。これはご覧の通り下腕部になる
部分ですが、ここを開くことで下腕部外側がスプリングで展開するオートモーフが働き
ます。と言ってもそんなに凝ったものでは無く、反対側の下腕部外側に抑えられてい
た部分がスプリングで飛び出すだけ。個人的には、このギミック無くてもいいんじゃな
いかなー?と思います。だって地味だし、ロボット→ビークルへの変形の時に少しやり
にくいんだもん。


側面ガワをヒンジに沿って折り畳み、胴体に密着させて脇腹を形成します。それが済んだら、腕を下に移動させます。


トランク部を動かし、肩パーツを形成します。これただ斜めに動かす訳じゃなく、アームに沿って二重の関節を用いパーツ
移動するので、よく見ると少しだけ形状が変化しています。右画像を見ると、肩パーツの上に移動前には無かった四角い
出っ張りがあるのが、お分かり頂けるでしょうか?こうする事で、共通パーツでもビークルとロボットとでシルエットに変化
を付ける演出の様です。


腕の変形が完了したので、手首にバトルメイスを付けるも良し。


もしくは、ジョイント部を回転させて手首を引き出すも良し。
でもバトルメイスは片手分しかありませんから、いずれにせよどちらか片方の手首は必ず出すことになりますね。


いよいよ大詰め。これは背後から撮影した画像です。上の方にあるガワを、斜め下に少し傾け右画像の位置で止めます。
本当はもっと下まで下がりますが、今はこの位置で止めておいて下さい。


反対側から見るとこんな感じです。この位置合わせが重要なのです。


中央の長方形パーツを、どんでん返しさせてロボット頭部を出します。と言うのも、完全に倒した状態でこれをやると
ロボット頭部が引っかかるのです。左画像をよく見ると、バルクヘッドの額にある長方形パーツ、これを通す為の空き
スペースがあるのが分かります。


頭部を出したら、ガワを定位置に合わせます。ここの変形がちょっと分かり難いかな。


ちょっと分かり難いですが、倒したガワのジョイントを使い後輪を固定します。


後輪を固定したら、ヒンジに沿ってタイヤを内側に折り曲げ変形完了です。


総評としては、ギミック的には少々物足りなさを感じますが、手首収納→武器装着と言う地味ながら堅実なギミックがありますのでそれは帳消しにして良いでしょう。
その筋肉太りを表現したプロポーション、その割にはよく動きますし、マッシブな体格で繰り出すポージングはクリフジャンパーとはまた違った味が。全身メタリックグリ
ーンで彩られたカラーも美しく、ボンネットの上から折り重なったガワで構成された胸部表現もお見事。どうも見た限りプライム製品のデザイン的テーマはアニメイテッド
とムービーラインの中間だけで無く、“ガワを逃がすだけでは無く、それがロボットのシルエットを作る様に効果的に配置する”である様です。もしそれが本当なら、ガワ
の二重の組み合わせで胸部を構成しているバルクヘッドは、プライムカテゴリーを象徴する様なキャラクターでは無いでしょうか。背中部分破損が減点対象ですが、そ
れはあくまで工場の品質管理がいい加減なだけなので、製品の評価に繋げたくは無いので敢えて除外。司令官よりお勧めです。


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