鹿児島県阿久根市 市議選を告示-出直市議選4 （注目される投票率 ）

鹿児島県阿久根市。県の北西部に位置し，東シナ海に面しかつて漁業が栄えた町である。1955（昭和30）年には4万1180人であった人口も，減少一途でいまの人口は2万4337千人と過疎化が進む町。高齢化比率（65歳以上人口）も30％を上回り，地域経済も疲弊している。

　その町に，ちょっと“不釣り合い”な24時間営業の巨大スーパーマーケット　ＡＺストアがある。５千坪の広大な店舗に食料品から軽自動車まで33万品目の品揃え。年間の来客数は実に600万人をこえる。休日ともなれば，車で1時間強の鹿児島市からも買い物客が詰めかける。
　　　　　　
　なにか変だ・・・・・・・。今回の市長騒動も無関係とは言えまい。この点については，次回のブログで言及したい。


◇出直し市議選
　不信任決議を受けた鹿児島県阿久根市の竹原信一市長（50）が市議会を解散したことに伴う出直し市議選は，明日，22日午前7時‐午後7時（一部は午後6時）まで投票が行われ，即日開票される。

　2005年の前回投票率は73.71％と過去最低だったが，今回は選挙結果が今後の市政を左右するだけに有権者の関心は高い。そこで注目されるのが投票率。今回と同じく議会解散に伴う1989年の市議選。国立病院の民間移譲問題が発端になったリコール（議会解散）に伴う選挙で，投票率は87.74％と高率を記録した。
　

◆「竹原改革」賛否拮抗　政治手法には批判的－－　出直し阿久根市議選　候補者アンケート

　阿久根市の出直し市議選の立候補者２３人に対して,西日本新聞社が行った＜竹原信一市長が掲げる「改革」や政治手法を支持するかどうか＞に関するアンケート調査では，竹原改革をめぐっては賛否が拮抗（きっこう）したが、強引とも映る政治手法には批判的な意見が多かった，という。

▼2009/03/18付 西日本新聞朝刊記事
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/83852

▼関連ブログ　阿久根市長

前職と新人　立候補　　鹿児島県阿久根市長選

鹿児島県阿久根市　市議選を告示-出直市議選　5　

鹿児島県阿久根市　市議選を告示-出直市議選4　（注目される投票率　）

鹿児島県阿久根市　市議選を告示-出直市議選3　（市財政の現状）

鹿児島県阿久根市　市議選を告示-出直し市議選　2

鹿児島県阿久根市　市議選を告示-出直し市議選

鹿児島県阿久根市
市長のブログ騒動

鹿児島　阿久根市議会を解散　市長が不信任議決に対抗

包括的地方自治ガバナンス改革 (経済政策分析シリーズ) 村松 岐夫,稲継 裕昭 東洋経済新報社 このアイテムの詳細を見る

人口減少時代の地方都市再生―岐阜市にみるサステナブルなまちづくり 富樫 幸一,合田 昭二,白樫 久,山崎 仁朗 古今書院 このアイテムの詳細を見る

○阿久根市議選１５日告示　出直し選　市長への評価争点、激戦
　市議選には、解散で失職した前職１１人と新人１２人の計２３人が立候補を予定。このうち竹原市長の支援団体「阿想会（あそうかい）」が擁立する４人を含め、市長支持派は前職１人と新人６人。少でも１１人の当選を目指している。

　竹原市長は「新しい人が加わり、議会の空気が変わるのは間違いない」と話す。一方で、改選後に不信任案が可決され、失職しても出直し市長選に立候補する考えを示しており、市議選の行方を注視している。

　２３人が立候補した今回は、前回の上位当選５人中４人のベテラン議員が引退。新人候補が１２人と多いだけに、各陣営は「票の行方が見えない」と手探りの選挙戦になっている。

　市選管によると、市議選の告示翌日（１６日）から受け付ける期日前投票の投票者数は、１８日までの３日間で６６９人。前回の３日間の投票者数に比べ、１９７人も多く、４１．７％増となっている。