◆問題の前提－裁判の経緯
「ブログ市長」として知られる鹿児島県阿久根市の竹原信一（たけはら しんいち）市長(50)は，2009年8月19日付けのブログで，今回の衆議院選挙に関し，市職員労働組合を支持基盤とする民主党の不支持と，対抗馬である自民党所属の立候補者の支持を表明した。
選挙区では「小里やすひろ」氏，比例区では「みんなの党」を支持するとの書き込みをしたことで論議を呼んだ。小里氏はめでたく当選したが民主党も躍進し，政権の座にすわった。今後の市長のお手並みやいかにである。
▼阿久根 免職の元市職員－提訴 処分は「不当」 職場復帰求める
竹原市長が掲示した張り紙をはがし，懲戒免職処分となった元市係長の男性（４５）は２６日，処分は市長の裁量権乱用だとして，市に処分取り消しを求める訴訟を鹿児島地裁に起こした。
訴えによると，竹原市長は４月１６日，職員給与の高さを周知したいとして，市職員に指示して各課の人件費の総額を書いた紙を市役所に１６枚張り出させたが，元係長は「正常な職場環境に戻すため」として２日後にすべてはがした。
この行為に対し，市長は「命令違反をする職員の存在は市民の信頼を損なう」として７月３１日付で懲戒免職処分にした。
竹原市長は「首長の命令を否定してもくびにはならないなら，これほどひどい話はない。そういうことを許すのは民主主義の破たんだ。裁判は，とことんやるしかない」と話している。
▼略歴 竹原 信一（氏のブログより）
生年月日 昭和34年 3月 7日
最終学歴 昭和58年 3月 防衛大学校 卒業
主な職歴 昭和58年 4月 航空自衛隊 自衛官72-1646
昭和63年 3月 株式会社 三笠興産
平成17年12月 阿久根市議会議員
平成20年 9月11日 阿久根市長（1期目）
平成21年 5月31日 阿久根市長（2期目）
阿久根市 市長の部屋
ブログ⇒ 住民至上主義
◆鹿児島県阿久根市 竹原市長 法廷闘争で「２連敗」
市職員労組事務所の立ち退き問題，市長が掲示した張り紙をはがして懲戒免職処分となった元市係長に関する問題の２件の裁判で，市側は敗訴した。
市長竹原市長は「裁判が正義ではない」と強気の姿勢を崩さない。阿久根市政はどうなるのかとの懸念もある一方，議会との対立から弁護士を付けられず，市長本人が裁判に立ち向かう姿勢は，市長を支持する市民の共感を大きくもしている。
▼市職員労組事務所の立ち退き問題－
市役所内の市職員労組事務所の使用許可を取り消した処分は違法として，市職労が処分の取り消しを求めた訴訟の判決が１０月２３日，鹿児島地裁であった。裁判では，原告側の主張を認め，処分を取り消した。
▼阿久根張り紙はがし 元係長の懲戒免－
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が掲示した張り紙をはがして懲戒免職処分となった元市係長の男性（４５）が，鹿児島地裁に処分の効力停止を申し立てに対し，地裁は元係長の主張を全面的に認め，効力を停止する決定をした。
竹原信一市長は，この鹿児島地裁が処分を効力停止とした決定を不服とし，福岡高裁宮崎支部に即時抗告する申立書を同地裁に郵送した。
「ブログ市長」として知られる鹿児島県阿久根市の竹原信一（たけはら しんいち）市長(50)は，2009年8月19日付けのブログで，今回の衆議院選挙に関し，市職員労働組合を支持基盤とする民主党の不支持と，対抗馬である自民党所属の立候補者の支持を表明した。
選挙区では「小里やすひろ」氏，比例区では「みんなの党」を支持するとの書き込みをしたことで論議を呼んだ。小里氏はめでたく当選したが民主党も躍進し，政権の座にすわった。今後の市長のお手並みやいかにである。
▼阿久根 免職の元市職員－提訴 処分は「不当」 職場復帰求める
竹原市長が掲示した張り紙をはがし，懲戒免職処分となった元市係長の男性（４５）は２６日，処分は市長の裁量権乱用だとして，市に処分取り消しを求める訴訟を鹿児島地裁に起こした。
訴えによると，竹原市長は４月１６日，職員給与の高さを周知したいとして，市職員に指示して各課の人件費の総額を書いた紙を市役所に１６枚張り出させたが，元係長は「正常な職場環境に戻すため」として２日後にすべてはがした。
この行為に対し，市長は「命令違反をする職員の存在は市民の信頼を損なう」として７月３１日付で懲戒免職処分にした。
竹原市長は「首長の命令を否定してもくびにはならないなら，これほどひどい話はない。そういうことを許すのは民主主義の破たんだ。裁判は，とことんやるしかない」と話している。
▼略歴 竹原 信一（氏のブログより）
生年月日 昭和34年 3月 7日
最終学歴 昭和58年 3月 防衛大学校 卒業
主な職歴 昭和58年 4月 航空自衛隊 自衛官72-1646
昭和63年 3月 株式会社 三笠興産
平成17年12月 阿久根市議会議員
平成20年 9月11日 阿久根市長（1期目）
平成21年 5月31日 阿久根市長（2期目）
阿久根市 市長の部屋
ブログ⇒ 住民至上主義
◆鹿児島県阿久根市 竹原市長 法廷闘争で「２連敗」
市職員労組事務所の立ち退き問題，市長が掲示した張り紙をはがして懲戒免職処分となった元市係長に関する問題の２件の裁判で，市側は敗訴した。
市長竹原市長は「裁判が正義ではない」と強気の姿勢を崩さない。阿久根市政はどうなるのかとの懸念もある一方，議会との対立から弁護士を付けられず，市長本人が裁判に立ち向かう姿勢は，市長を支持する市民の共感を大きくもしている。
▼市職員労組事務所の立ち退き問題－
市役所内の市職員労組事務所の使用許可を取り消した処分は違法として，市職労が処分の取り消しを求めた訴訟の判決が１０月２３日，鹿児島地裁であった。裁判では，原告側の主張を認め，処分を取り消した。
▼阿久根張り紙はがし 元係長の懲戒免－
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が掲示した張り紙をはがして懲戒免職処分となった元市係長の男性（４５）が，鹿児島地裁に処分の効力停止を申し立てに対し，地裁は元係長の主張を全面的に認め，効力を停止する決定をした。
竹原信一市長は，この鹿児島地裁が処分を効力停止とした決定を不服とし，福岡高裁宮崎支部に即時抗告する申立書を同地裁に郵送した。
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