セブン-イレブン・ジャパンは2011年3月,霧島市,曽於市を皮切りに,2011年度中には鹿児島市内への出店を開始。2013年4月末で,鹿児島県内には108店が出店しています。 同社は,2013年度(2014年2月末)までに鹿児島県内へ約200店舗の展開を計画しています。
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┗■ セブン-イレブン宅配の差別化戦略-店頭スタッフが届ける
セブン-イレブンは,「高齢化が進み,働く女性が増加する一方,買い物拠点は減少して不便を感じている人は多い。急いで宅配サービスに対応すべき」として,競合他社に先がけて,2011年9月から宅配サービスを開始しました。
このサービスは,配送業者への委託ではなく,セブン-イレブンの従業員が顧客に直接商品を届けるという地域密着サービスで競合他社との差別化を図っています。
◆2011年9月19日 食事宅配スタート
鹿児島県内のセブンイレブンでは2011年9月から,前日午前10時半までに電話やインターネットなどで500円以上の注文すると,配達無料となる宅配サービス「セブンミール」を実施。
配達時間帯は昼頃と夕方の1日2回で近くのセブン-イレブンの従業員が直接商品を届ける地域に密着したサービスが提供が特色です。
会員制で,専用カタログの商品を原則前日の午前11時までに注文すると,近くの店舗従業員らが届ける。メニューは弁当や総菜,肉・野菜,菓子など食品のみ。管理栄養士が監修した日替わり弁当など,店頭にない商品も扱います。
◆2012年7月 小型EVでの商品宅配サービス開始
2012年7月からは,トヨタ車体が発売した1人乗り小型電気自動車(EV)「コムス」を使う商品宅配サービスを始めています。セブンは配送業者への委託ではなく,店頭スタッフが届けるサービスで,競合他社との差別化を図っています。
宅配サービス「セブンらくらくお届け便」は,セブン-イレブンのほぼ全商品が対象としています。電話注文の商品や店頭で購入した商品を,顧客宅などへ原則として無料で届けます。注文商品が500円未満の場合は送料120円が必要となり,配送範囲は実施店の半径2~3キロを想定しています。
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