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塗り変わる鹿児島のコンビニ勢力図 3  <ローソンの差別化戦略・ネット通販>

2013-05-29 00:01:27 | 九州経済(地域経済)

 コンビニエンスストア「サークルKサンクス」のエリアFC(地域運営会社)、南九州サンクス(鹿児島市)が鹿児島・熊本両県の全112店を「ローソン」 http://www.lawson.co.jp/index.html にくら替えする方針を固めた。南九州サンクスには地元企業の南国殖産のほか、サークルKサンクスが19%を出資している。 なお,ローソンは,鹿児島県に2013年1月現在で114店舗を出店している。

 ローソンの差別化戦略 “ネット通販”
 ネット通販などEC分野で,セブンーイレブンやファミリーマートに先んじたいローソンは,NTTドコモ子会社で生鮮食品通販の「らでいつしゆぼーや」http://www.radishbo-ya.co.jp/index.html に出資。ドコモがスマホ向けポータルサイト「dマーケット」で始めるネット通販「dショッピング」で有機・低農薬野菜を取り扱う。また、ヤフーと組んで食材宅配サービス・「スマートキッチン」 http://www.smartkitchen.co.jp/ を1月にスタート。国内最大級の2万3000品目の品揃えで“忙しいママ・忙しいママを応援する”とのキャッチフレーズを打ち出している。これが消費者の支持を得られればコンビニ系ネット通販分野では,首位の座を得る可能性もある。


サークルKサンクスは,チェーン存続の正念場
 千葉,富山,香川、徳島と櫛の歯が抜けるように加盟社が離反するサークルKサンクス。この地すべり的な店舗数減少は,なんとしても食い止めなければと,ユニーの完全子会社化でPBの共同開発や商品仕入れの一本化といった体制強化に傾注するとともに,100億円のコスト削減にも乗り出している。
 現在,全国で約6300店を展開するサークルKサンクス(単体)の1店舗あたりの平均1日売上高(12年度実績)は46万7千円。60万~50万円台のセブンイレブンやローソン、ファミリーマートとの差は埋まらず,チェーン離脱の主因ともなっている。

近未来-”ローソン,ファミリマート,サークルKサンクス(およびユニー)は経営統合か?
  三菱商事と近いローソン、ミニストップ(イオン系列)、スリーエフ、ココストアは,穏やかな連合を形成している。時折,伊藤忠商事系のファミリーマート、サークルKサンクス(およびユニー)の経営統合のウワサも出る。いまの所は,推測の域を出ない。

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激流 2013年 06月号 [雑誌]

特集:家計圧迫時代の最強業態生鮮DS本当の脅威低価格大前提で突入する業態無差別の大競争

・ルミエール(三角商事)
・子育て世代の支持を集め行く先々で競合を蹴散らすロピア
・日常の買い物に激安と遊び心のユートピアを演出トライアルカンパニー
・流通を科学して全国制覇とアジアを臨むザ・ビッグ
・DSのプロトタイプ確立へ大型の新店開発に軸足を移すザ・プライス

発行:国際商業出版

 

コンビニ 2013年 05月号 [雑誌]
 ・市場飽和説をよそに、今年もコンビニの大量出店が続く。

  ・国内店舗数は5万店規模となり、小商圏化にも拍車が掛る。

  ・この大競争時代をどう勝ち抜くのか。

  ・大量出店戦略を検証し、チェーン間展開に負けない個店力アップの方法を提案する。

商業界


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