戦場の４人

戦場は違っても、同じ武器で同じ相手＝ターゲットと闘っている者を友軍同志と呼ぶ
週末その友軍同志達が、武器工場が存在する伊豆に集結した
結集したのは今後各戦場で相手とより優位に闘う為に、同志達の頼れる武器の産みの親を交え、軍事演習並びに戦略会議を行う目的である・・・

三浦半島に於いてターゲットを多数の捕虜とした事で相手からハンター将軍と恐れられている猛将、房総半島に於いて常に凄まじい闘いを繰広げる事で相手から暴走将軍kenと慄かれている闘将と、加えて彼らの武器の応援団と名乗りながらもターゲットには舐められっぱなしの上に、相手と対等に闘うには少々体力的にも怪しい故に憐将軍と呼ばれている三者は、武器産みの親と一緒にターゲットを求め、早朝武器製造工場を後にした・・・






初日第一戦場
南西からの風速10ｍ近くの強風で、海況は申し分ない
その強風はファルコンを投げる妨げになる程吹き荒れている
未だ暗い最中からすっかり明るくなった７時過ぎまで攻撃を続けたが、全くの無反応
ターゲットは恐れをなし雲隠れしてしまったのだろうか？



相手が居なくては闘いも成立しないので、第二戦場へと転戦することにする
４人がそれぞれ散って、相手を探す事になった
１時間ほど探索後、再び集結して結果を聞くと、kenさんだけに大きなアタリがあったらしい
反転したヒラの大きさに、kenさんは度肝を抜かれたと振り返っていた
これは夜のビデオのチェック後判明した様だが、ヒット時の鈎かかりが浅くそのまま反転した相手の重みで瞬間的にフックが伸ばされてしまった
ドラグがもう少し弱かったなら、反転後のアワセで完全フッキングに持ち込むチャンスがあったかもしれないが、鈎のささった場所も固い箇所だったのだろう一瞬でフックが伸びてしまった事からも、相手の大きさが窺える
本当に残念だった・・・
本人の悔しさも一入であったであろう



体力的に若い二人には付いていけない自分は、午睡する為午後の出撃は見合わせ、夕方彼らと合流した
第三戦場では今度はボーグ氏にヒットがあった模様だが、アタリが浅くフッキングには至らなかった様だ
合流した第四戦場は、最近僕が不覚にも落水した因縁の場所である
落水当日よりも波は大きいので、安全には細心の注意を払う
波が打ちつけるので何時もの先端には位置できず、後方上部から打ち込む事になる
此処ではハンターさんにヒットがあった
しかし、これもアタリが浅くフッキングには持ち込めなかった様だ・・・
初日、僕以外の全員にヒラ様からのコンタクトが得られた


＜写真はハンターさんのカメラで写したもの、ピンボケ写真と差し替えた＞

夜は工房で塗装担当のジャマイカ嬢こと山本さんも交え、全員で戦略会議
何時も工房へ向かう度に、気になる場所がある
工房の直ぐ側に、「ハンター専用駐車場」と大きく書かれた場所があるのだ
いつかハンターさんと伊豆でご一緒する時があれば、是非ともこの場所を彼に教え、出来れば彼をモデルに記念撮影をしたいと常々思っていた
期待通りハンターさんは、この場所の前でポーズを取ってくれた（笑）
しかし、僕のカメラの設定が発光禁止になっていて、超ピンボケの暗い写真しか撮れなかった（後日、本人かボーグ氏から良い写真を送って貰えたら、差し替えます）


＜写真はハンターさんのカメラで写したもの、ピンボケ写真と差し替えた＞

ボーグマン達とボーグ氏とのボーグ談義やヒラ談義は、幾らあっても時間は尽きない
お互いアルコールが入れば、そのボルテージは知らぬ間に上がってしまう
年齢や生い立ちは其々違っても、好きなものを話題にすれば皆一様に目を輝かせて、その違いも一瞬で吹き飛んでしまう
ボーグの輪の広がり、ボーグマンとの出会い、その楽しさを心から実感する事が出来る時間でもある
尽きぬ話も明日朝の出撃を考えれば、残念だが止めなければならない時が来る
明日こそランするぜ！と闘志を燃やしながら、戦略会議を終えた



二日目第一戦場
二日目は風も凪ぎ波も落ちる、と天気予報は言っていた
ウネリが入る東海岸を狙うべきか、kenさんの唯一の濃厚ヒットがあってヒラが居るのは確実な初日第二戦場へ向うのか、迷う選択である
しかし、僕らには実績薄い東より、向うならヒラが確実に居た場所を！と言う事で、初日第二戦場へ向う
幸運にも予報が外れ、波は十分に残っている
チャンスはあると、４人が散って攻撃を始める
明るくなった６時半頃一旦攻撃を止めて集結すると・・・
ハンターさん、僕、全く異常なし
kenさん、チェイスが一度あり
ボーグ氏、見事良型ゲット！　しかし、二人のゲストに先んじて釣ってしまった事を申し訳なさそうにしてみえる
それもあり、すぐ側の第二戦場へ転戦決定
ここでもそれぞれが、散って攻撃する
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９時前に攻撃終了し、全員集結
ここでも、僕は全く異常なし
ハンターさん、ボーグ氏も僕に同じ
ただ一人kenさんにヒット、しかし、残念ながらランには至らず・・・



あっと言う間に過ぎてしまった楽しいコラボも、いよいよ終わらなければならない時が来た
若い二人の足手纏いになってはならぬと歩き廻ったので、足腰には相当ガタが来ている
早くも脹脛が、筋肉痛で悲鳴を上げ始めている
残念ながらゲスト二人のランディングは無かったが、それぞれにヒットがあったのは幸いであった
家を出る時に行った切り火の効果は、この僕にはヒットと言う形では出なかった
しかし、全員が無事に、そして其々が次回に闘志を燃やし、互いにリベンジを誓い合う事が出来た
コラボが大成功に終わった事こそ、切り火効果だったのだ

ハンターさん、kenさん、お土産ありがとう！
ボーグ氏、ジャマイカ嬢、僕らのお世話ありがとう！
皆さんのお陰で、本当に楽しいコラボでした！！

リベンジを果しに、又伊豆に集結しようぜ！

←未だ闘いは続く・・・