ロード・フォー・スズキFISHING

スズキフィッシング道を極めんと苦悩する日々

ヒラは何処へ

2008-02-25 | 平鱸(ヒラスズキ)
週末海が荒れるとの予報を見て、急遽伊豆へ走った
金曜夜は定宿が団体予約で満室と断られたので、ボーグ山本氏に無理を言って工房の2階に泊めて貰うことにした
3年近く伊豆に通っているが、工房に泊めて貰うのは全く初めてである
この年齢で車中泊は体力的に厳しいので、図々しい様だが今回は山本氏の好意に甘える事にした


翌朝は未だ海も荒れる前で、波は通常の大きさである
従って夜が明けきるまでの短期間勝負しかない
実績ポイントにボーグを打ち込みながら、磯を移動して行くけれど全くアタリすらない
最近伊豆のヒラスズキは産卵の為なのか、接岸している個体数が減っていて激シブ状態であるらしい
あっけなく初日早朝攻撃が終了した


昼頃から予報通りに、天候が荒れ出した
猛烈な南西風が吹き荒れ、海は白波が立ち大きな波が磯へ打ち付け始める
しかし、これでは荒れ過ぎで、上がれる磯が限定される
まともに向かい風を受けながら、ファルコンSB/Sky-passを日没まで投げ続けたが、夕方の攻撃にも全く反応は無かった

20071003

翌朝も小型台風並みの暴風が吹き荒れ、攻撃可能な磯も限定される
気温も急激に下がって、風が直接当る顔や指先が切れる様に痛い
初日朝に着用していたウェットスーツの背中のチャックが壊れて、脱げなくなってしまったので止むを得ずチャック横をボーグ山本氏に切断して貰った
その為今朝はフルスーツではなく、下半身のみのタイツに上半身はラッシュガードを2枚着重ね、更にその上に防寒ジャンバーを着て磯へ向かった
今回は更に秘密兵器、濡れても大丈夫な特殊カイロ(→2/12「再会 フィッシングショー」の記事参照)を背中に巻いているので風が当らない部分は寒くは無い


波がかなりの高さまで競り上がってくるので、高場からファルコンLB/Sky-passを打ち込むが、痛烈な横風を受けて僕の技量では思ったポイントに打ち込むのが極めて困難である
何とか打ち込めても、風によるラインスラッグでLBの水を噛むブルブル感が全く感じられない
ボーグ山本氏に教えを請うと、風の影響を成るべく受けぬ様に低い弾道で打ち、ラインスラッグを出さない様サミングして着水させて、且つ着水後にリールを素早く巻いてラインスラッグを巻き取ってリトリーブする、と実際に実演してくれる
氏の様な低い弾道を、向かい風や横風に逆らっていとも簡単に放つ事は出来ないが、着水後リールを早回ししてラインスラッグを取り去れば、強風下でもファルコンの脈動は確かに感じられる

二日目朝も全く反応が得られないまま攻撃を断念した
今回の伊豆はサラシは充分過ぎる程に出ているが、僕にもボーグ山本氏にも、ヒラの影は愚か、コンッとのアタリすら一度たりとも得られない、激シブの海であった
沖から再び接岸する日を、ひたすら待つしか今は手が無さそうである

にほんブログ村 釣りブログ ソルトルアーフィッシングへ←シブかった・・・

ボーグの輪

2008-02-22 | 日々の想い
母親の葬儀以来仕事と私生活の多忙が重なって、全く釣りに行けない日々が続いている
前述のSibさんが、オリカラのボーグic-Sib_Chart Goldで第2弾をランされたという嬉しいニュースに続き、1月伊豆で同行した埼玉の工藤さんから、激戦区の東京湾奥にてオスプレイで3本連続ランというこれまた嬉しいメールが入って来た
1月に同行した時に何時ものようにボーグをお渡しして以来、彼からの報告を心待ちにしていただけに本当に嬉しい限りである


最近は釣りネタも無くブログの更新も怠りがちで、専らボーグの伝道師的ネタしかなく恐縮であるが、伝道師や私設応援団としてはボーグの輪が拡がっていく事が一番悦ばしい
自分の釣りネタでの更新が早く出来るまで、今しばらくお待ち願いたい

にほんブログ村 釣りブログ ソルトルアーフィッシングへ←ボーグの輪、拡がってます・・・

新カラーコンビネーション

2008-02-14 | ルアー
昨年末伊良湖のヒグチ釣具店主催のシーバス・パーティーへ、僕とたにきんぐさんを尋ねて来てくれたSibさんと初めてお会いした
Sibさんは釣友たにきんぐさんと交流があって、このブログにもコメントを投稿して貰っていたが、実際にお目に掛かったのはその時が初めてである
喋りは軽妙だが中々熱の有るシーバス・ハンターとお見受けしたので、是非ボーグを使ってくれるようにとファルコン128SB/Iron i-cパールクリアをお渡しした
その後の実釣でファルコンの泳ぎを気に入って呉れ、Sibさんからは絶対にボーグで一本獲りますよ!と、嬉しい言葉を貰っていたのである・・・

20071003

そんな彼が最近オプセル社へ彼のオリカラを注文され、機の到着早々である2月11日早朝に念願のボーグ初ランディングを果してくれたのだ
僕は彼からの嬉しい知らせを東京のホテルで受けたのだが、受話器から彼の悦びと充実感がもろに伝わってくる電話であった
例年に無い厳しい寒さが続く中、忙しい時間を遣り繰りし連日のように出撃を繰り返してみえる熱い彼ならではの釣果を、心から祝福し感謝申し上げる

20071003

今回彼のオリカラが、オプセル社カラーチャートにic-Sib_Chart Goldと命名され全国デビューを果す
伊良湖でのヒットカラー’ic-IRGスペシャル'と並んで、暗闇には非常に強いカラーである
伊良湖のみならず、是非皆さんも各フィールドで一度お試し頂きたい
尚このic-Sib_Chart Gold は、近々前述のヒグチ釣具店の店頭にも並ぶ予定なので、カラーを直接確認したい方々は足を運ばれては如何だろうか

にほんブログ村 釣りブログ ソルトルアーフィッシングへ←このカラー、釣れますよ・・・

再会(フィッシングショー)

2008-02-12 | 日々の想い
2月9日家人を伴い東京へ出向く途中、横浜の国際フィッシングショーに寄って来た
会場に着いたのが開場時間の9時から30分位過ぎた頃だった為なのか、入場者が溢れ30分以上も待たされた
フィッシングショーは今回で3回目であるが、随分人気が有るイベントだという事を再認識させられた
しかし、入場を捌く係員が不親切である
というのも、延々と並ばされた挙句、やっと入場したらチケット購入は別の場所で、購入後又場外へと出され、入場の為にさっきと同じ様に延々と並ばされた
列の途中でチケット購入場所を通過するので、チケットを持ってない人は此処で購入せよと案内するとか、入場の為に並ばせるのはチケットを持った人のみに制限すべきである
係員からの案内が何も無いから、自分の様に2度も列に並ばされて怒りを覚えた人も多かったのではないだろうか

20071003

兎も角、腹を立てながらも入場出来た
早速アイマのコーナーへ、このブログと相互リンクを願っているRED氏を訪ね再会を果たした
アイマのコーナーには、昨秋彼が高知でゲットしたm超のタイリクスズキの剥製が展示してあり、いやが上にもファイトが沸いて来る
その剥製の前で、彼から高知情報を色々と仕入れる事が出来た
貰った情報を何とかこの夏からのアカメチャレンジに活かしたい物である
彼から激励を受け又の再会を約し別れたが、親身に立った彼の対応には何時も感心させられる

20071003

次は同じ日に会場へ来ているニッシさん達「オーシャンブリーズ」メンバーとの再会である
オーシャンブリーズは最後のOSDでの年間優勝チームであり、一緒に伊豆へも行ったニッシさんはチーム代表でもある
彼らとの情報交換と、実はニッシさんから水に濡れても大丈夫と言う特殊なカイロを受け取るのも、今回お会いする重要事項の一つなのだ(笑)

20071003

写真下に映っているブヨブヨの液体中にある丸い金属板をカチッと音がするまで2~3回軽く押し曲げると液体が白く結晶化して、60~90分間50℃の温かさが持続すると言う
写真上のウエストベルトのポケットに入れて使用するのだという事である
このカイロは何度でも再利用が可能で、しかも水に濡れても大丈夫といったものなので、ウェットスーツ着用での伊豆の磯で使い勝手を試したいと思っている
使い勝手は後日このブログでレポートする予定である


彼らと再開後、約1時間ほどで会場を一回りして、早々に東京へ向かった
尚フィッシングショー自体の詳しいレポは、他のブロガー氏達に全面的に依存するものである

にほんブログ村 釣りブログ ソルトルアーフィッシングへ←全く中身の無いショーレポートで、スミマセン・・・

ボーグ党宣言

2008-02-05 | ルアー
ソルトルアー界に幽霊が出る――ボーグと言う幽霊である
とマルクス、エンゲルスの「共産党宣言」の有名な一文を真似てみたが、
ボーグは実体が確認されてない「幽霊」ではない
しかし、既存ルアー業界から見れば、ボーグが幽霊のように不気味がられているのは事実であろう
今世にある総てのルアーとボーグとでは、コンセプトも、構造も、ランディング率も、全く一線を画しているのだから

20071003

‘04年6月の釣り再開後、ネットサーフィンで覗かせて貰っていた諸先輩方のHPに掲載されていた、スズキの口に掛かったフック上部にある奇妙な針金がルアーの頭部を貫いてリーダーに結ばれているという、不思議な写真を見て衝撃を受けた
暫らく釣りから離れている間に、ルアーはトンでもなく進歩したんだ・・・
(→ルアー全体がトンでもなく進歩した訳ではなく、革新的機能を持ってルアー界に革命をひき起こしたのは、タックルハウス社のマグネット装着全自動重心移動システム(K-TENシステム)と、ボーグの遊動フックシステム位であると、後で知った・・・)
何とかしてこのルアーを手に入れたいと探し回り、オプセル社のHPに辿り着く事が出来たのである
ボーグを初めて手にしたのは、ルアーフィッシングを再開してから暫らくたった8月のことで、オプセル社に当時あった全機種、ファルコン128SB/Iron、SB/Sky-pass,ファルコンLB/Iron、LB/Sky-pass、LB/Empty、オスプレイ90 Fairy、Little Johnの7種8本をオーダーした
ボーグによる初ランディングは凡そ1年後の’05年11月ファルコンSB/Iron 1stインジェクション グリーンによってであった

20071003

まだまだ機種の使い分けも覚束なく、SB/Ironによるランディングは全くの偶然であった
押し掛け弟子にして貰い色々直接アドバイスを呉れていた当時BFTのS氏から、当分SB/Iron以外は使用せずに徹底して使い込めと指導を受けたのは、ランから暫らく経った頃だったと記憶する
SB/Ironこそボーグの基本であり、その使い方を徹底的に磨けと言う意味だと思っている


しかし、当時は他社のルアーも所有していたし、購入もしていた
どちらかと言えば、雑誌や店頭の話題のルアーを買い漁る性格で、多くのルアーを所有していた
‘06年4月ヒラスズキ挑戦の為に伊豆へ通う様になって、ルアーはボーグ以外使わないと心に決め、所有していた他社ルアーは総て釣友達に引き取って貰い今日に至っている
従ってそれ以降の総ての釣果は、ただボーグのみで揚げている

今後も実釣で、ボーグ以外のルアーは使わないと、改めて宣言する
過激なボーグ党員は、ソルトルアー界をボーグで席捲する事を目指す
これからは更に、過激なボーグ党員になる事を宣言する

マルクス、エンゲルスの「共産党宣言」は、「プロレタリアはこの革命において鉄鎖のほかに失う何ものをも持たない。彼らが獲得するものは世界である。万国の労働者、団結せよ」という有名な章句で閉じられる
ボーグ党流に書き直してみよう
ボーグ党員はこの革命において既存ルアーのほかに失う何ものをも持たない。彼らが獲得するものは多くのヒットと高いランディング率である。万国のボーグマン諸君、団結せよ!

にほんブログ村 釣りブログ ソルトルアーフィッシングへ←過激なボーグマンを目指す・・・

上を向いて歩こう

2008-02-04 | 日々の想い
1月31日に母が他界した


去年1月に髄膜炎で意識を失い緊急入院した時には医者から覚悟する様に伝えられたが、何とか髄膜炎は完治して意識も回復した
しかし老齢ゆえに再びベッドから起き上がる事は出来ず、食事も摂れないのでずっと点滴だけで命を永らえていた


5年位前から認知症を患っていて、最晩年は幼かった日々に遊んでいる様な時が多かったようだが、それでも時々現実世界に戻った時には何とか会話する事も出来た
1月最終週に脳幹出血を起こし、意識を失い体力も急激に衰えて行った
苦しげに息をする母を見て、長い闘病生活を精一杯頑張ったのだから、もう頑張らなくても良いのだよ、静かに休んで呉れれば良いのだよ、と心の中で念じずには居られなかった
最後は蝋燭の火がスゥーと消えるが如く、眠るように静かに息を引取った


聡明な母だった故に自分としては認知症の姿を見るのも辛かったが、その為ずっと病院のベッドで寝たきりで食事も摂れない状態でも、苦痛や不満を一言すら聞く事も無かったのが、せめてもの救いであった・・・

お母さん、有難うございました
どうぞ、安らかにお休み下さい


暫らく更新も出来ず、ご心配をお掛けしました
葬儀も無事終了し、本日から正常運転開始します

にほんブログ村 釣りブログ ソルトルアーフィッシングへ←頑張ります・・・