
さて、もちろん、『週刊ダイヤモンド』の特集である大学合格力について、私も読んでみた。すると他の塾の先生ならばおそらく絶対に気がつかないであろう、ある事実を発見をしてしまった。
なんと、私が小学校3年生の時に1年間だけ住んでいた家の近くにあった高校の名前があるではないですか。その高校は、その地に引っ越す前に、もし高校に進学するのであればこの高校に行ったらいいでしょうと、東京の小学校の先生と親が話していた高校だ。県立の姫路西高である。自宅から、姫路西高生が使うバス停が見えたことを覚えている。
写真を見てください。全国9位にランクされています。ちなみにラ・サール高校は10位.開成高校は14位です。すごいぞ姫路西高と思わず喝采をあげてしまいまいした。
ちょっとよく調べてみると、姫路西校の卒業生281名のうち、東大6名、京大18名、阪大40名、神戸大38名といった感じで、半数くらいは難関国立大学に合格してしまうというわけです。当たり前ですが、かなりの実績です。また、前年の実績だと思われますが、あるデータによれば、国立大学170名以上、公立大学45名となっています。浪人を含んでいるとは思いますが、本当にすごいですね。
有力な私立高校がない、しかしそれなりに大都市である姫路市の高校だからこそ、このような成果を上げることができたのでしょう。
しかし、そう言っても、この『ダイヤモンド』の大学合格力ランク表の有効性に対する疑問も少々出ててしまいます。イメージに志向の実績はなかなかのものかもしれないけど、かと言って東京の開成高校以上かと言われると、ちょっと困ってしまいますからね。
そこで神奈川県の順位を見てみました。1位聖光、2位栄光というの順当ですが、3位サレジオ、4位浅野というのはちょっと順番が違うように見えます。また、フェリス女学院が相当下の方にランクされています。どうやら早稲田大学合格者が表では0ということになっているからです。またよく見ると、首都圏の国公立大学の表の中に千葉大学が入っていますが、横浜国立大学や首都大学・横浜市大が入っていません。
結論を急いでしまえば、こういったランク表の順位をあまり過大評価しないことが大事なのでしょうね。大学合格力を判定するにあたって、首都圏と地方では一緒にできないでしょう。(とはいっても、姫路西校は横浜翠嵐よりははるかに大学合格力があることは確かでしょう。かつての湘南高校以上かも知れませんね)
また首都圏で最上位高(栄光、聖光など)を競わせるのであれば東大合格者の実績が重要でしょうが、上位校(横浜翠嵐など)であれば早慶上智合格者の人数、中堅校であればGMARCHや日東駒専神の数が目安になるでしょうね。
子供たちが西高に通っています。西高は、東大や医学部を目指す生徒ガ少ない学校なのですが(そういう人は白陵に中受で行ってしまいますね)浪人生は他の学校に比べて少ないということです。
そうですか、お子さんが通っておられるのですか。それは将来楽しみですね。
ところで白陵が近くにあるのでしたか。残念ながら、関西のことは疎くて知りませんでした。しかし、それでも西高はがんばって成果を上げ続けているのですね。
日々、受験対策で深夜まで勉強しています。
家の子供は国公立の医学部医学科を目指しています。確かに姫路で裕福な人は白陵高校に行きますが普通の家庭ではやはり姫路西を目指します。