リーメンシュナイダーを歩く 

ドイツ後期ゴシックの彫刻家リーメンシュナイダーたちの作品を訪ねて歩いた記録をドイツの友人との交流を交えて書いていく。

184. 写真展を開きます(1)まきさんに勧められて

2019年05月21日 | 日記

▶︎まきさんに勧められて


1. Annaberg-Buchholzのマルクト広場(ドイツ)

*ご無沙汰していました。今後しばらくの間、記事に付ける写真は私がこの20年間に訪ねてきたリーメンシュナイダーや弟子たちの作品を歩いた<町、または村>と訪ねた<施設>をアルファベット順に紹介していきたいと思います。今までに載せた写真も場合によっては重複するかもしれません。

まきさんとは…

 昨年8月にリーメンシュナイダーを歩くシリーズの第三巻『新・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』を出版してすぐに木村まきさんから「写真展をした方が良いと思います」と強く薦められました。木村まきさんとは、戦時下最大の言論弾圧とされる「横浜事件」の元被告人二人のうちのお一人、故木村亨さんのお連れ合いです。現在も木村亨さんの遺族として元被告の名誉を取り戻すべく国家賠償訴訟に奮闘しているパワフルな人なのです。


ギャラリー古藤(ふるとう)のオーナーに紹介されて…

 6年ほど前から清瀬・憲法九条を守る会に参加するようになったまきさんは、社会問題だけではなく美術全般にも非常に関心が高く、あちらこちらの会合や集会、展覧会に足を運んでいます。そのまきさんがリーメンシュナイダーの写真展をまずは練馬区にあるギャラリー古藤で開いたら良いのではないかと言うのです。彼女は横浜事件を通してギャラリー古藤とのおつきあいもあり、オーナーを紹介してくれると言います。ギャラリー古藤は福島原発の事故の後、毎年3月になると福島関係の映画を何本も上映し、監督の話を聞く機会を設けているので私もここ3年通っているところです。

 昨年(2018年)の10月24日。横浜事件国賠訴訟の2審判決が出されました。残念ながらまた敗訴。内容についてはここでは触れませんが、国の横暴な対応には傍聴する度に腹が立ちます。その後の集会にギャラリーのオーナー大﨑文子さんも永田浩三さんもいらしていたのでした。いつもなら、まきさんはたくさんの支援者と話があるので私は先に失礼していたのですが、この日は「一緒に帰りましょう」と声をかけられ、彼女を待っていました。するとまきさんがお二人と一緒に出てきて歩きながら私を紹介して引き合わせてくれたのでした。

※このブログに掲載したすべての写真のコピーをお断りします。© 2015 Midori FUKUDA

コメント
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