・からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て (大森一慧) ソレイユ出版
マクロビオティックの考え方と様々な手当て法を解説した本です。著者は故・大森英櫻翁の奥さん。陰陽のバランス、「身土不二」「一物全体」や食品ごと・季節ごとの食べ方などの基本について述べたあと、具体的な食事療法・手当て法についてかなりのページを割いています。本全体ではかなり内容がありますが、5章以降(後ろの3分の2近く)の手当て法はリファレンスとして必要な時に読めばいいので、最初に読むべき部分はそれほど多くありません。手当て法の部分は、自分や家族が体調をくずしたときなどによく見ています。
大森英櫻翁の講義録などを読むと、動物性食品や砂糖の摂取についてかなり厳しく戒めていたりしてストイックなイメージがあるのですが、奥さんのこの本はあまり厳しいことは言わず、バランスを重視した書き方になっているのでとっつきやすいのではないでしょうか。動物性食品の毒消しの方法も載っています。
大森英櫻翁の場合には、無双原理の根本から説かれているのと病気を治すための食事に関する講義や文章が多いためにどうしてもストイックな内容になり、対してこの本ではあくまで普通の人の一般の生活でどうすべきかを書かれているのでマイルドな内容になる、というのがあるのではないかと思っているのですが、どうでしょうか(識者のコメント求む)。
この本で印象的だったのは、毒消しの方法のところに「砂糖の毒消し法はありません」とあること。肉・魚・乳製品や酒に加えて、タバコですら毒消しの方法(味噌)が載っているのに。ただし、「砂糖の害で脳神経がボケたときに、良質のでんぷん質(ご飯やくず練り)にごま塩を加えたものを食べさせると、よだれがダラダラ出て治ることがあります」とのことです。
マクロビオティックに興味を持った人のうち割とちゃんと本を読んでくれそうな人にはこの本を、そうでない人にはマクロビオティックガイドブックを勧めることにしています。
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最近あまりにも忙しくて、更新の時間が全くとれませんでした。今年の記事はこれが最後です。今日から不在にしますので1週間ほどネット不通になります。みなさんよいお年を! 来年もよろしくお願いします。
マクロビオティックの考え方と様々な手当て法を解説した本です。著者は故・大森英櫻翁の奥さん。陰陽のバランス、「身土不二」「一物全体」や食品ごと・季節ごとの食べ方などの基本について述べたあと、具体的な食事療法・手当て法についてかなりのページを割いています。本全体ではかなり内容がありますが、5章以降(後ろの3分の2近く)の手当て法はリファレンスとして必要な時に読めばいいので、最初に読むべき部分はそれほど多くありません。手当て法の部分は、自分や家族が体調をくずしたときなどによく見ています。
大森英櫻翁の講義録などを読むと、動物性食品や砂糖の摂取についてかなり厳しく戒めていたりしてストイックなイメージがあるのですが、奥さんのこの本はあまり厳しいことは言わず、バランスを重視した書き方になっているのでとっつきやすいのではないでしょうか。動物性食品の毒消しの方法も載っています。
大森英櫻翁の場合には、無双原理の根本から説かれているのと病気を治すための食事に関する講義や文章が多いためにどうしてもストイックな内容になり、対してこの本ではあくまで普通の人の一般の生活でどうすべきかを書かれているのでマイルドな内容になる、というのがあるのではないかと思っているのですが、どうでしょうか(識者のコメント求む)。
この本で印象的だったのは、毒消しの方法のところに「砂糖の毒消し法はありません」とあること。肉・魚・乳製品や酒に加えて、タバコですら毒消しの方法(味噌)が載っているのに。ただし、「砂糖の害で脳神経がボケたときに、良質のでんぷん質(ご飯やくず練り)にごま塩を加えたものを食べさせると、よだれがダラダラ出て治ることがあります」とのことです。
マクロビオティックに興味を持った人のうち割とちゃんと本を読んでくれそうな人にはこの本を、そうでない人にはマクロビオティックガイドブックを勧めることにしています。
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最近あまりにも忙しくて、更新の時間が全くとれませんでした。今年の記事はこれが最後です。今日から不在にしますので1週間ほどネット不通になります。みなさんよいお年を! 来年もよろしくお願いします。