前回の「キレイになりたい」に対して質問をいただきました。
■ 質問
100%ジュースファンの私に何かこう「汚い」までいかなくてもどちらかというと否定的なイメージをその理科系的発想で与えてくれませんか?
ちなみに砂糖の入ったお菓子は完全に断ちました。食事でも砂糖はほとんど摂りません。みりんをほんの少しとか。でも100%ジュース(オレンジなど)は止められていません。どの程度砂糖を含有しているのかも分かりません。
■ 答
100%ジュースを含めた果物は、一般にはビタミンが豊富で体によいとされているのにマクロビオティックではあまり摂らない方がよい(種類や場合によりますが)ということになっているので、ちょっと調べてみました。
・糖分については、果物にはショ糖(砂糖と同じ)・ブドウ糖・果糖が含まれていますが、果物の繊維とともに摂ることになるので吸収がゆっくりになり、砂糖菓子などに比べれば害はかなり少ないようです。ただし含有量は多い(オレンジで100g中に糖分10gぐらい、そのうちショ糖が5gぐらい)ので、摂りすぎにならないよう注意する必要はあります。
前回御紹介した「ハリックの診断即治療&虹彩」でちょうど今日、「ダイエットと糖類・・・(ちょっと怖い話) 」という糖類についての記事を書かれていますので、一読をお勧めします(すみません、あまりにもタイミングがよかったのでまたトラックバックさせていただきます)。
・マクロビオティックでは果物は体を冷やすと言われます。カリウムを多く含むために利尿作用で熱が逃げるということも考えられますし、ジュースにすると果物そのままより単純に水分が多いということもあります。イメージを持つとすれば、腸を冷やして内臓の機能が鈍るイメージなのではないでしょうか。
・100%ジュースといっても一般に輸送・貯蔵などの都合で濃縮還元(一度水分をとばして5分の1とかに濃縮し、あとで水を加えて元の濃度に戻す)のものが多くなっています。加熱・冷凍などの処理が入るのでストレート果汁(濃縮・還元の処理をしない)に比べて栄養分が破壊され、また失われた風味を補うために香料などの添加物が入っていることが多いようです。なるべくストレート果汁のものを飲んだ方がいいでしょう。かつ農薬の少ないものとなるとなかなかない(あるいは高い)かもしれませんが。
・それと、「なぜ100%ジュースを飲みたくなるのか?」というところに興味があります。例えば、
- ジュースではなく果物をそのまま食べるのではダメなのか?
- 水や茶ではダメなのか?
- 野菜ジュースや野菜と果物のミックスジュースでは?
- 100%ジュースを断つと、それ以外のものがほしくなったり逆に食べたくなくなったりするか?
などを考えてみると、というか自分の体に聞いてみると何かわかるかもしれません。
■ 質問
100%ジュースファンの私に何かこう「汚い」までいかなくてもどちらかというと否定的なイメージをその理科系的発想で与えてくれませんか?
ちなみに砂糖の入ったお菓子は完全に断ちました。食事でも砂糖はほとんど摂りません。みりんをほんの少しとか。でも100%ジュース(オレンジなど)は止められていません。どの程度砂糖を含有しているのかも分かりません。
■ 答
100%ジュースを含めた果物は、一般にはビタミンが豊富で体によいとされているのにマクロビオティックではあまり摂らない方がよい(種類や場合によりますが)ということになっているので、ちょっと調べてみました。
・糖分については、果物にはショ糖(砂糖と同じ)・ブドウ糖・果糖が含まれていますが、果物の繊維とともに摂ることになるので吸収がゆっくりになり、砂糖菓子などに比べれば害はかなり少ないようです。ただし含有量は多い(オレンジで100g中に糖分10gぐらい、そのうちショ糖が5gぐらい)ので、摂りすぎにならないよう注意する必要はあります。
前回御紹介した「ハリックの診断即治療&虹彩」でちょうど今日、「ダイエットと糖類・・・(ちょっと怖い話) 」という糖類についての記事を書かれていますので、一読をお勧めします(すみません、あまりにもタイミングがよかったのでまたトラックバックさせていただきます)。
・マクロビオティックでは果物は体を冷やすと言われます。カリウムを多く含むために利尿作用で熱が逃げるということも考えられますし、ジュースにすると果物そのままより単純に水分が多いということもあります。イメージを持つとすれば、腸を冷やして内臓の機能が鈍るイメージなのではないでしょうか。
・100%ジュースといっても一般に輸送・貯蔵などの都合で濃縮還元(一度水分をとばして5分の1とかに濃縮し、あとで水を加えて元の濃度に戻す)のものが多くなっています。加熱・冷凍などの処理が入るのでストレート果汁(濃縮・還元の処理をしない)に比べて栄養分が破壊され、また失われた風味を補うために香料などの添加物が入っていることが多いようです。なるべくストレート果汁のものを飲んだ方がいいでしょう。かつ農薬の少ないものとなるとなかなかない(あるいは高い)かもしれませんが。
・それと、「なぜ100%ジュースを飲みたくなるのか?」というところに興味があります。例えば、
- ジュースではなく果物をそのまま食べるのではダメなのか?
- 水や茶ではダメなのか?
- 野菜ジュースや野菜と果物のミックスジュースでは?
- 100%ジュースを断つと、それ以外のものがほしくなったり逆に食べたくなくなったりするか?
などを考えてみると、というか自分の体に聞いてみると何かわかるかもしれません。
あの記事は、次の日のために下書きしていたもので、たまたま投稿した
のですが、・・・もしかしたら「投稿させられた」のでしょうか。
rice-addictさん
わたくしめの質問に答えて下さり、本当にありがとうございます。自分としては「濃縮還元している間にいろんな異物が混じる」というネガティブイメージで行こうかと思いました。冷やすからというのは、喋ることが非常に多い仕事なので、もう舌が熱持ってますから、あまり理由にはならないと思いまして。
あと鋭いカウンター質問ありがとうございます。
- ジュースではなく果物をそのまま食べるのではダメなのか?
ごっくんと飲む喉ごしが欲しいです。
- 水や茶ではダメなのか?
やってみたことがあります。美味しく感じないというのが最大の悩みです。飲む量は減るのでそれはそれでいいという部分もありますが。結局、どこかで糖分を求めている身体がいるのでしょう。これをどう御するかが課題です。
- 野菜ジュースや野菜と果物のミックスジュースでは?
外出先で自分で作れる環境にない
自宅でも面倒です
ときおり地下鉄の通路にあるジュースショップなどでは美味しいものが売られていてこれは飲みます。でも野菜は入っていないですね…
- 100%ジュースを断つと、それ以外のものがほしくなったり逆に食べたくなくなったりするか?
はい。以前オレンジジュースを完全に断ったことがあったのですが、反動で狂ったように普段は辞めているコッテリラーメンを平らげてしまいました(^^;;。この根拠はマクロビ的には不可解です。陰の不足が、陽への欲求へとして出るという意味で。
いずれにしても、これからも試行錯誤を続けます。
本当に、ありがとうございました。
注意事項としては
・量を摂りすぎない
・なるべくストレート果汁で
のほかに
・食事中や食後はなるべく飲まない(一番いいのは朝)
というのもありそうです。
遅いコメントですみません。
・量を摂りすぎない
・なるべくストレート果汁で
・食事中や食後はなるべく飲まない(一番いいのは朝)
というのもありそうです。
とのこと。2番目以外はなんとかトライできそうですね。ストレートは高いだけでなく量が多いので買ってくるのが重いんです。車もないし。
3番目の根拠は何でしょう?私は食事中にかなり水分を取ります。しかもいわゆる外食のときは氷の入った水です。あれがうまい。いかんですねー(^^)
とにかく舌と喉を冷やしたい願望が強いんですね。めちゃめちゃ。ぬるい水など全くおいしく感じません。ここら辺がちょっと病的です。
最近ちょっと嬉しいことが、オレンジジュースにだんだん飽きてきました。エビアンを持って外出するようになりました。(かなり冷えてるやつですけど…)
あと、脱線しますが、ウィダーって相当悪いものですか?カロリーが少ないので、ちびちびやるのには結構よくて重宝するときがあります。
・ストレート果汁はインターネット販売とか生協などの宅配とかでも買えると思いますが、まあ無理しなくてもいいのではないでしょうか。続けられる方法を。
・「食事中や食後はなるべく飲まない」というのは、食べ物と一緒に摂ると消化液が薄まったり胃腸を冷やしたりして負担をかけるからです。私もすぐに水やお茶をたくさん飲んでしまう方なのでえらそうなことは言えないのですが、朝食が軽いのであれば必要な水分は朝のうちに摂り、昼夜の食事前~食後しばらくはなるべく飲まないのがいいようです。
・ウィダーって、キムタクがCMやってるやつですね(今はやってないのかな?)。原材料を調べてみましたが、とにかく添加物が多いですね。これによって他の悪いものをガマンできているのかどうかを考えて、そうであるならそれこそちびちびやる程度で楽しむのがいいのではないでしょうか。
お茶や水ではおいしく感じられない、ということはからだが水分を必要としていないんだと思います。
お腹がすいた時、目の前にケーキとおにぎりがあったらどちらに手が伸びますか?
多分おにぎりだと思います。
反対に食後、ある程度お腹いっぱいのときにケーキ(甘いもの)が出されたら?
おいしそう、と思う人、食べてしまう人がほとんどでしょう。でもそれがケーキでなくおにぎりだったら?
絶対食べないと思います。食べようとしても気持ち悪い。つまりお腹がすいてないから食べる必要がないんです。
無理に食べようとするから口当たりのいい、甘いものでないと食べられないんです。
身体にとっては「我慢して無理に食べてる」状態。
ジュースも同じ。無理に飲まなくていいんです。それは、身体が我慢してる(いらないのに飲む)ことをやめるということですから、絶対に絶つことはできます。
前に「悪いものを食べたくなる理由は? (科学編)」という記事で書いたんですが、人間の体の「悪い(いらない)ものをほしがらない」という機能にはまだ未成熟な(というか現代の食べ物に対応できていない)ところがありそうですので、「いらないものだからやめられる」と言えるのかどうかは自明ではないと思っています。
一つは舌と目と頭、すなわち首から上が欲しがる場合で、味覚、視覚、おいしかった記憶によるものです。
なので空腹でなくても食べれるし、高じると中毒になることもあると思います。
嗜好品の多くはこちらに入ると思います。
もう一つは体全体で欲しがる場合です。空腹のときのごはんや欠乏症のときのビタミン、ミネラルです。
こちらは本能によるものなのでしょうか・・・
玄米は明らかにこっちで、食べると体全体が癒されて喜ぶのがわかります。
あっ、でも玄米はおなかいっぱいでもつい食べ過ぎことがあるのでどうでしょう。
この二つが混合したり交錯していることもあると思うので、食事指導は本当に難しいと思います。
やはり最後は自分の体に聞く・・・ということでしょうか。
それも首から上だけか、体全体か・・・。
100%ジュースの場合は、水分は体全体が欲しがっているけど、プラス味覚とのど越しの記憶が100%ジュースの味を欲しがっているのでは、と思いました。
また最後は「いらないものはやめられる」と思います。
しかし頭から上が欲しがる場合は、やはり中毒状態なので簡単にはいきませんし、すごい努力と我慢が必要だと思います。
それを超えれば本来は必要でないものなのでやめることはできると思います。
それにしてもrice-addictさんはいろんな本を読んでますねえ。
今度、図書紹介コーナーでも作ってくれればうれしいです。
よく言われる「自分の体に聞く」というのもあくまで「体全体で欲しているかどうか聞く」でないといけないということですね。
「100%ジュース」のような件でいろいろ調べるときはほとんどは本ではなくインターネットで検索してます。便利な時代になったものです。マクロビオティックに関係のある本は何冊か読みましたので、引き続きボチボチと感想を書いていきたいと思っています。