retifの都市探検日記(高層ビル編)

東京の街並みなどを報告します

山手線大崎駅(大崎 居木神社)

2010-04-12 06:09:41 | Weblog
百反坂を上りきり、台地の上へ。
北へ曲がり、住宅街の中を、そのまま、北へ北へと歩いていく。
オフィス街と化した、大崎駅周辺の間近に、こんな、閑静な場所があったとは、ちょっとした驚きだ。
もっとも、以前は、大崎駅周辺は、工場街だったので、その、対比の方が、強烈だっただろうけど。
そのような静かな住宅街の中、小学校の敷地の脇を過ぎると、こんもりとした木立。その中に、居木神社がある。
台地の上に、古社、いかにも、ありそうな光景だな。
でも、実は、居木神社、江戸時代にこの場所に、移動してきた、ということだ。
それ以前は、台地の麓、目黒川に架かる、居木橋の袂にあったらしい。
ただ、居木橋といっても、現在の、山手通りの通る、居木橋の場所ではない。当時の居木橋は、今の大崎駅の東側の、小さな橋、森永橋あたりだったのだ。
目黒川の北岸にあったわけだが、たしか、高層住宅が建っているんだっけ。まだ、そのビルの工事が始まる前から、何度か、行ったことがある。
そういえば、そんな感じがしたなあ。
もっとも、いまとなっては、もう、痕跡は、残っていないだろうけど。
ところで、興味深いのは、当時は、居木神社、という名前ではなく、雉子神社、だったらしい。
雉子神社といえば、五反田駅の東側にもあるのだが、そちらは、当時、荏原神社。
なんとなく、名前が、入れ違っているように見えるのが、ひょっとすると、何か、これらの神社は、関係があるのかな。ちょっと、わからない。(明治時代の地図を見ると、居木神社の名前は、雉子神社となっている)
時代の流れとは、不思議なものだな。
(2009年9月記)

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