年明けすぐに940SCレビューです。
940SCのボタン周りについて気付いたことを書き出してみます。
ホールドボタン |
ストレート+タッチパネルタイプのケータイということで、なにか物が当たるだけで予期せぬ入力が起こりやすいものです。そこで本体右横にホールドボタンが付いていて、これを押すと即座にタッチパネルを無効し、ディスプレイをオフにできます。そしてもう一度このボタンを押せば、直前の画面を呼び戻すことができます。Webブラウザやメールを使っていて、急にしまわなければならなくなった時などにこのボタンを押してひとまずホールド状態にし、あとで作業の続きを行うなんて使い方ができます。
たとえホールド状態にしていても、電話がかかってきたときは一時的に解除されるのですぐに会話できます。
ただ、アラームやタイマーが鳴ったときでもホールドが解除されないのはどうにかして欲しいところです。画面上にあるOKボタンをいくら押してもダメで、一度ホールドボタンを押してホールド状態を解除してからでないとアラームは止められません。
発話・終話・クリアボタン |
基本的にタッチパネルで操作するデバイスで、本体前面にはこの3つのボタン以外のハードキーはありません。この3つのキー、実はバックライトが付いていないので、暗いところでの操作に難があります。
発話・終話ボタンはそこまで使わないですし、左右の配置は他の端末と同じなのでまだ問題は無いですが、クリアボタンは単に文字列の削除に使われるだけでなく、操作を1つ前の状態に戻すときにも使われるため非常に使用頻度が高いです。
特にこの940SCはUIがタッチパネルだけで完結できていない(タッチパネルから一つ前のメニューに戻ることができず、クリアボタンを押さないといけない場面が非常に多い)ので、クリアボタンを押す回数が非常に多いのです。なのにそのボタンが暗闇で見えないというのは使いづらいと感じます。設計上バックライトを挟むスペースが無いのであれば、せめて突起をつけるなどして触感で分かるようにしておいて欲しかったです。
ボタンに関しては、特に他には不満なところは無いですね。タッチパネルタイプにしてはサイドにボタンを多く配置しているところは評価できます。
「タッチパネルだから良い」のではなく、タッチパネルとハードウェアキーそれぞれの強みを活かした設計を今後も目指して欲しいと思います。