河川敷グランド

進む速度がとても遅かった台風１２号がやっと過ぎ去ってくれました。
台風と言えば日本付近まで来れば偏西風に乗ってさっと通過するものというイメージが強かったですが、これほどまでに速度の遅い台風もあるんだと認識を新たにしました。

和歌山、奈良、三重の紀伊半島南部地域では年間降水量に匹敵するぐらいの雨量がほんの数日で降り、大変な被害をもたらしているとのテレビや新聞の報道を見て心配でならない。
今後ゆるんだ地盤が崩れるなど、さらに被害が広がらないことを願うばかりだ。

雨雲が紀伊山地でぶつかってさんざん雨を降らせた後の雲だからなのか、我が家の近所では風はそこそこ強かったが、雨は当初の予報ほどは降らなかったように思う。
それでも近くの川は増水してこんな様子になっていた。



ココは週末に野球をやってる河川敷。
目の前のネットが見えるところが我がチームのメイングランドで主に５、６年生が練習してます。
この右手にサブグランドがあり、４年生以下が主に練習してます。

サブグランドは一段高くなってるので問題ないが、メイングランドは水没しかけ。
グランドは木のところまで行き、青線のところあたりから一段下がる。
４年生以下が練習する時はライトは木の前だが、５、６年生になると飛距離も出るので木の向こう（段の下）になる。
本来の川は赤線のあたりなので、だいぶ増水している。
メイングランドから向こうの橋までに他のチームが使っているグランドがあと２面あるが、こちらはその存在がわからないぐらい完全に水没している。

春先にあった大雨でメイングランドの土が押し流され、砂利や石ころがむき出しになってしまったのをみんなで土を入れてやっと整備できた時にこの増水。
河川敷グランドの宿命か。

手前に見えるテントみたいなのは倉庫として使っており、通常は道具類をココに片付けておくが、週末の大雨を想定して金曜日のうちに動けるスタッフで別の場所に移動させておいた。
数年前の台風ではグランドはもちろん倉庫も完全に水没して流されたらしいが、今回はなんとか取り越し苦労で済みそうだ。

日本は災害の多い国というが、今年はその傾向がさらに強いように感じる。
地球温暖化をはじめとする地球環境の変化なのか、偶然重なっただけなのかはわからないけど。
自然の猛威の前では人間の力はホントに無力だと思う。
どこで何が起こるかわからないだけに、起こってしまったことに対処するしかないのがまた難しいところ。

何が言いたいのか自分でもよくわからんが、そんな週末でした。