西宮市の公立中学校の先生から以下のようなメールが来ました。
震災犠牲者のひつぎを埋葬する遺族ら=22日午前、宮城県東松島市 |
ここ数日の取り組みで異動を凍結させなければなりません。
faxかメールで抗議をしてください。
16年前に震災を経験した私たち西宮の教師だからこの事態の異常さがよくわかります。よろしくお願いします。
抗議先 宮城県教委 教職員課長宛て 022-211-3698(FAX)
メールの場合 教職員課 kyosyk@pref.miyagi.jp 総務課 kyou-soumu@pref.miyagi.jp
電話の場合 教職員課 022-211-3631
宮城県では、52名の教職員が行方不明になっているそうです。
阪神淡路大震災の経験から、学校の先生方による子どもたちの心のケアが大事であるといいます。
同じ被災地である福島県や岩手県は教職員の人事異動を凍結しましたし、同じ宮城県の職員については凍結されています。なのになぜ宮城県教職員だけは人事異動を強行するのか理解に苦しみます。
こういう緊急事態に、なんて頭の固い教育関係者たちなんでしょうかねえ。
私が作成した要請文例です。おとなしめになっています。良かったら使ってください。
「東北関東大震災でもっとも深刻な被害を受けたのは宮城県です。今、宮城の被災者の多くが従来の担任の先生,学校の先生方を頼りにしています。この緊急時に人事異動など言語道断です。決して機械的な人事異動で、その信頼の絆を切ることのないように、お願いいたします。
宮城県教育委員会御中
2011年3月 日」
宮城県教委、異動1日付変えず 被災地は兼務発令 2011年03月26日土曜日 河北新報
宮城県の小林伸一教育長は25日の県災害対策本部会議で、新年度の教職員人事異動を従来通り4月1日付で実施する方針をあらためて示した。震災被災地に勤務する教職員には現任校と新任校の兼務発令をするが、校長は兼務の対象外とした。県議会や教育現場などからは「異動できる状況ではない」などと反発の声が上がった。
教職員の人事異動は18日に内示した。小林教育長は25日、人事を記者発表する予定だったが、急きょ26日に先送りした。
県教委によると、1日発令の人事では、兼務期間を定めず、実態に応じて延長や追加を行う。兼務発令された教職員の新任校で生じる欠員は、県教委が文部科学省に加配措置を求めている。
県議会の震災調査特別委員会は25日、小林教育長に人事異動の凍結を申し入れた。県教職員組合(宮教組)も同日、「被災地で教職員は子どもたちのケアや避難所支援に追われている」と批判。5月1日に繰り延べるよう要請した。
夫の小学校教諭が津波で死亡したという石巻市内の小学校教諭(54)は「子どもたちや教職員の多くがまだ行方不明なのに、どうして異動を強行するのか。必要最小限の人事にとどめるなど、人間的な配慮がほしい」と訴えた。
◎南三陸町長、凍結求める
宮城県教委の定期人事異動をめぐり、被害が大きい南三陸町の佐藤仁町長が県議会に対し、異動凍結を求める要請書を提出していたことが25日、分かった。同町では教育長が行方不明になっており、町長は「教職員が去れば混乱が生じる恐れがある」と指摘した。
要請書は「児童、生徒、住民をよく理解している教職員が心のケアを行うのが最善の策。住民の生活基盤が確立されない中、新たな教職員が転入して来ても生活は成り立たない」と訴えている。
県教委は25日、「異動発令の真意が伝わってない」として、幹部職員が同町を訪れて説明した。
本当にひどい話ですね。
先週、こちらの学校で地震の特別授業をした際に、子供達から感想文をもらったので、ピックアップした文章を被災地の子供に届けたくてPCで色々見ていて、この文章をみました。
色々な地域で子供達の心のケアをしている様に感じたので安心していたのですが、これは本当にひどいです。私もすぐ抗議文を送りたいと思います。
なぜこんなときに意地を張るのか全然わからないのですがいまだに宮城県教育委員会は方針を撤回しないのだそうです。
ひきつづき抗議をお願いします!
この異様な事実を知り、ネットでこちらを知りました。
即、抗議メールを送りました。
このたびは被災者に心からお見舞い申し上げます。
教職員異動の件ですが、4/1の金スマTVで知りました。
非常に残念な対応ですね。
信じられないですね。
他人事のように思っているようにみえますね教職委員会は。
抗議メール送りました。
テレビを見た人は抗議してるんじゃないですかね。
勇気ある決断されることを祈ります。
ルールがあって変えられないなら、ルールを変えたらいいでしょうとメールしておきました。
兼務を認めると言うだけで強行してしまいました。
栄転、昇級、昇給という既得権益を手放せなかったようです。
あほとしかいいようがありません(怒)
引き続き抗議よろしくお願いします!!
この教育委員会の連中は頭がおかしいとしかおもえません。
全く理解できません。
宮城県民・子供たちがかわいそうです。
このような教育委員会は即解散すべきです。
悲しくて涙がでました。
宮城県教育委員会が、県内の公立学校の教職員の人事異動を予定通り4月1日付で発令し、現場に混乱が広がっている。県教委は、今の学校に当面は残ることも認め「被災地の学校の人員を増やすことにもなる。最善の措置だ」と説明。だが、教員や保護者は「子どもの心のケアが緊急の課題。非常時なのだから凍結するべきだ」と反発している。
県教委によると、異動は前年度より450人少ない3367人。このうち、気仙沼市や南三陸町など津波被害が大きかった11市町の小中学校や県立高校など187校の教職員574人は、3月までの在籍校と異動先の「兼務」とした。仙台市も小中学校などで同様の措置を取った。
県教委は、新学期を4月21日に延期すると決めている。「兼務の教職員が一定期間、今の学校に残ることで、被害の多かった所には多くの人が配置される仕組み」と説明。187校は市町教委の要望に沿って決めたとして「実質的には異動延期」としている。
だが、いつまで兼務するかの判断は各市町教委に委ねており、現場では“丸投げ”と受け止められている。さらに校長は兼務の対象外。学校が避難所になっている場合、事実上の責任者になっており「単に校長という立場だけではなくなっている」との声も。
避難所になっている小学校に勤務する20代の女性教諭は、兼務を発令されたが、4月中旬に新任校に移るよう言われている。「今の学校の児童を見捨てたくない。保護者からも『事情が分かっている先生に残ってほしい』と懇願されている」
小学2年の長女と避難所生活を続ける女川町の主婦(37)も「母子とも精神的に不安定になっている。子どもにとって先生は大切な理解者で、落ち着くまでは転任しないでほしい」と訴える。
岩手県教委は、小中学校は沿岸部、高校など県立は全て人事を凍結。福島県も全県で凍結した。いずれも「同じ教員が継続して子どもを見てほしい」との理由だ。
宮城県のある市の教委幹部は「兼務は曖昧すぎる。きちんと凍結してくれれば混乱しないはず」。別の市教委の担当者も「こちらも被災の対応でてんやわんやなのに。岩手、福島が凍結できてなぜ宮城はできないのか」と疑問を投げ掛ける。
県教委は「通信手段が限られる中、できる限り現場に説明はした」と弁明。退職の教職員約60人を「緊急学校支援員」として臨時雇用したほか、国に追加配置を要望しているという。
スポーツニッポン[ 2011年4月4日 16:50 ]
余計に宮城の教育現場は混乱したんだよ
お前らのお節介こそ、大きなお世話だって人もいるって考えろっての
視野が狭いんだよ、たまには相手の立場にもなってみぃ←
変な口出しを震災でわちゃわちゃしてた時に送りつけられた宮城県教育委員会の気になったことが一度も無いのなら、
あんたらのその考えはただの短絡的思考だ。