丸川珠代環境相が2016年2月12日夜、さきほど、環境省内で緊急記者会見を開き、国が東京電力福島第1原発事故に伴う除染の基準値としている「年間被ばく線量1ミリシーベルト」について「何の根拠もない」などと語ったとされる問題で、発言撤回を表明しました。
この発言は7日に長野県松本市で講演した際のもので、民主党政権時に決めた数値について
「何の科学的根拠もなく、時の環境相が決めた」と述べたと信濃毎日新聞が報じたものですが、1ミリシーベルトをめぐっては、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告や福島県側の要望を踏まえ決められたものなのに、それを知らなかったか、無視するかしたのです。
丸川大臣の発言はコロコロ変わっており、問題の発言が発覚した8日は「そういう言い回しはなかったと記憶している」と否定し、本日12日午前の閣議後会見では「言ったと思う」と修正して陳謝しましたが発言は撤回せず、夜には撤回。
政治家としての信念が全くありません。
この緊急記者会見では環境大臣を辞任することは否定しましたが、どうせコロコロ変えるなら、この発言も撤回して辞任したらどうでしょうか。
だって、環境相が、国の環境基準である年間追加被ばく線量1ミリシーベルトについて、
「何の根拠もない」
「『反放射能派』と言うと変ですが、どれだけ下げても心配だと言う人は世の中にいる。
そういう人たちが騒いだ中で、何の科学的根拠もなく時の環境大臣が決めた」
丸川珠代環境相の「風評被害の払拭が福島の復興に欠かせない」が説得力ゼロの件。
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2016.2.12 11:13 産経新聞
丸川環境相、失言認める 「1ミリシーベルト根拠なし」発言を「間違いだった」
東京電力福島第1原発事故後に国が除染の長期目標に掲げた「年間1ミリシーベルト以下」をめぐり、丸川珠代環境相が7日の長野県松本市の講演で「何の科学的根拠もなく時の環境相が決めた」と発言したとされる問題で、丸川氏は12日の閣議後会見で、「根拠がないという言い方は間違いだったと思う」と失言を認めた。
丸川氏は会見の冒頭で、「発言が誤解を招いたとすれば、特に福島をはじめ被災者の皆様に誠に申し訳なく、心からおわび申し上げたい」と陳謝。一方、「『科学的』根拠と言ったかどうかは記憶があいまい」として、発言の撤回については否定した。
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被災地の人たちの心情を害する、とんでもない発言で
あり、何でもっと早く撤回しなかったのでしょうか。
本当にあきれるばかりです。
詰まり、大臣は、官僚組織から見放されてはいない訳ですね。
今後は、官房の助言と忠告を真摯に受けます、とお利口さんになったのでしょう。
男性なら、周囲の主だった官僚を酒席に誘い、宜しくお願いする、と言えば、大抵は、良き側近として勤めてくれるのでしょうが、女性では、それが出来にくいのも、こうした齟齬が表面化する原因でしょうか。
しかし、原発事故に関わっては、国を揺るがす大事件なのですから、科学的な詳細に渡る事実ならば兎も角も、基本的な事実は、承知していて普通と思うのですが。。。
例えば、私の弟は、神奈川県在住ですので、事故当初より心配しまして、メールで関連情報の所在や、外国からの情報等を知らせて来ましたので、一応の事柄は承知しています。
普通は、そうするでしょうね。 環境相で無くても、基本的な事実は知らないと世間の話題に就いて行けませんよ。 自民党の方々は、何時も、どのような事柄を話されているのでしょうか。
それにしても、「環境省はエコだけ言っていればよかった。」とは、実に面白い発言です。 そして、そのとおりにしているじゃないですか。
正確には、「温暖化だけ言っていればよかった。」ですがね。
その点では、丸川環境相に同情申し上げます。 アホノミクスを上回る地球的大法螺を吹き込まれたのですから。
国会議員、しかも大臣、とは比較出来得ない元地方政治家であっても、見破っておられる人はいますがね。
COP会議のばからしさに騙される日本人 一柳ひろしの政策提言 2015年 12月 16日
http://tokitei.exblog.jp/24774702/
こんなやつばっかだ。
今、ETV特集で、作家・小野正嗣の郷里と亡兄の話を見ながら打っていますが、この浦の人びとと亡兄の心の美しさ、素朴さ、暖かい人間関係にほぼ涙。
こういうのが、「美しい日本」じゃないか。
毎日毎日、心の腐った上級国民ばかり見ていると、本当に嫌になる。
議員辞職ついでに
あの尾木氏、宮崎氏の不倫休暇じゃなかった育児休暇の時には「職業意識がどうたらこうたら」ってつぶやいて猛反対というか、誹謗中傷雨あられだったんでしょうね。それとも、二股膏薬の「強きをたすけ弱気をくじく」って人なんで、そんなことはしなかったんでしょうか?
うーん、二股膏薬、なんの膏薬なんでしょう?
最低でも、記者会見中に1ミリシーベルトの所で。
読売とサンケイは来ると思いますよ。
特に、今回のように自分のとこの支援者が集まるようなウチワの場では、そうとうデタラメなことを言っても拍手喝采されてたりしているのでは?
まあ、この党の総裁であるアへ首相も野党時代にメルマガでデマを撒き散らして裁判されているくらいだし、あながち根拠のない想像でもないのかもしれませんが。