Everyone says I love you !

弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

バレンタインデーからホワイトデーに向けて、「ショコラ」よりお勧めの映画は?!

2013年02月14日 | 映画

 

 世の男子がやきもきし、女性方にはうざったい?バレンタインデー。

 皆様、いかがおすごしになられたでしょうか?

 ちなみに、わたくしは娘から初めて手作りチョコを作ってもらい、大感激!それだけで十分満足しております。

(生チョコでした。父親にとっては美味極まれり!ちなみに、形が不揃いなのがうちの子らしい 笑)

 

(大きいのをしゃぶりつくしている父親w この後、小さいのは事務所の方々におすそ分けしました)

 

 

というわけで、クリスマスイブに続いて、そんな悲喜こもごものバレンタインデーに送る、カップルで見るととってもハッピーな映画2本をご紹介します!

メリー・クリスマス!クリスマス・イブにおすすめの映画NO.1は!?


まずは、定番、ジュリエット・ビノシェとジョニー・デップの「ショコラ」

ある冬の日、フランスの小さな村に、謎めいた女性ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と娘がやってきた。彼女は教会の近くに、見た事もない美味しそうな チョコレートであふれたショップを開く。店に訪れた客の好みをピタリと当て、チョコレートを勧める彼女の店はたちまち村の話題に!

という映画なのですが、この映画の主題は女性の愛と自立!

主人公が娘の父親に頼らずに子育てをしておりますし、ビノシェだけでなく、ジュディ・デンチやレナ・オリンなどの女性たちが輝いていて素晴らしいのですが、それだけに、わたくし、ジプシー役のジョニー・デップが出てきて正直がっかりしました。

そりゃ、こんなん出てきたら、誰でも惚れるがな!

 

できたら、男なしでも女はやっていける!ってところを見せてほしかったのですが、もともとショコラ=チョコレートの魔法は男女を素直にする媚薬!みたいなお話だったので、主役が恋をしないわけにはいかなかったのかなあ。

ところで、この映画で一番よかったのは、夫にDVされていたレナ・オリン(写真一番右)が夫に反旗を翻すところ。

 

ビノシェと二人で夫を撃退するところなんて、拍手喝采ものだったのですが、私にとってレナ・オリンという女優さんは、悪女中の悪女、最強・最恐・最凶、「蜘蛛女」では、これも凶悪の誉れ高いゲイリー・オールドマンをギッタンギッタンにやっつけた印象が強烈だったので、

「あんた一人でそれくらいの男、やっつけられるやん!」という感が拭い去れなかったのでした。

映画史上の悪役ランキング ベスト10! スティーブン・キングが選ぶ「究極の悪役10人」付!

(このブログ史上初めて、なんかこぼれ出てる)

 

 

さて、では、そんな不満が残るショコラを抜いて、バレンタインに観るべきナンバーワン映画は!

ドイツ映画の「マーサの幸せレシピ」です!

 

ある日、ドイツのレストランでシェフをしているマーサは姉夫婦が自動車事故で死亡し、姪リナが一人生き残ったことを知らされ、独身のマーサとリナは同居を開始するのだが。

完璧主義で自分の料理には絶対の自信があるのに、オーナーには「この街で2番目のシェフ」と言われてしまうマーサ。

そこに、いい加減そうだが料理の腕はピカイチのイタリア人シェフ・マリオがナンバーツーとして雇われ。。。。

この映画、物凄く面白かったので、キャサリン・ゼタ・ジョーンズとアーロン・エッカートの名優二人で主演でリメイクされたのですが、それでもこのドイツ映画の方が圧倒的に面白かったのです。

 

ドイツ人のマーサとリナとマリオ。イタリア人のマリオが女性二人の心を溶かしていく過程が最高です。

たとえば、リナは事故のショックでご飯が食べられなくなっているのですが、マーサの作った食事を食べようとしないリナもマリオの手にかかると。。。

 

もちろん、マーサの心も。。。

 

そして、ドイツとイタリア、対極的な国双方の良さが感じられる映画になってます。

特に、繊細かつ余裕で人生を楽しむマリオは、どっかの雑誌の表紙を飾っているチョイ悪親父とは一味違います。

男ならかくありたい!と思わせる、マリオのたたずまいを観るだけでも価値のある、そう、男性がホワイトデーに向けて準備するのに好適な作品なのでした!

ロマンティック・コメディ映画 ラブコメ洋画お勧めランキング ベスト10!改訂版!!



ドイツ映画では「ベルリン天使の詩」と並ぶ好きな作品です。

よろしかったら上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。

人気ブログランキングへ人気ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 実名えん罪報道に加担しない... | トップ | 安倍首相 自衛隊は「自分を... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
バレンタイン (ねぼすけ)
2013-02-15 00:46:27
娘さんからの初ショコラでしたか、それは世界一の味でしたね。

我が家では、ヨメがチョコなどくれず、逆に、よこせというのですが、夕飯に手作りハンバーグを作ってやりました。

映画ショコラは二回ほど見ました。一昨年のフランス旅行のときに、たまたま、映画の舞台になっている、フラヴィニーという小さな村にも訪れました。
映画で使われているのは、教会の前のあたりだけみたいですね。
映画の舞台になっているのに、特に映画「ショコラ」を売りにしているお店などはありませんでしたから、ちょっと期待はずれだった思いがあります。

幸せのレシピという映画もリメイク版のほうを観たことがあります。元になっている映画があるのは知りませんでした。


返信する
HAPPY THANKYOU MORE PLEASE (だめお)
2013-03-05 19:40:54
「ショコラ」見ました。 

う~ん。    どこからともなく現れた美しい女性が、保守的な村の人々の心を囲う壁を官能的なチョコレートで溶かしていく、という設定は、「バベットの晩餐会」をちょっと思い起したり、不思議な女性の登場による村の秩序の揺らぎは、ニコール・キッドマン主演の「ドッグヴィル」と較べてしまうし(全然違う映画ながら)、ま、嬉しいチョコレートをもらった人には良い映画かな、という程度でした(チョコのテンパリングなど製作過程をもっと見せて欲しかった)。

「幸せのレシピ」は多分見ていません。 

リメイク版の役者は好きだし、ポスターのコピーが素敵。 タイトルの No Reservation に、Life isn’t always made to order. ときたもんだ。  何起こるかわからんよ、正面から当たってみなよ、ほらみてみ、Something’s cooking this summer. なんかが煮えてきてるよ。 お勧めのドイツ版と合わせて、TSU○AYA DI○CAS 無料お試しキャンペーンでホワイトデーに間に合うように借りることにしよう。

例によって万人受けしないかも、ですが、お勧めを1本。

HAPPYTHANKYOUMOREPLEASE (邦題同じ)という、ニューヨークを舞台の複数カップルに自分の誕生日を知らない孤児がからむ、なんというストーリーはない群像ドラマです。  なんちゅうタイトルや、と最初思いましたが、映画を観終わったら、まさにそう言いたくなった!^^

とっくに大人になり、世の中や恋愛にもクールになっている男女が、「思わず健気さと純情を表現してしまう」、大都会で正直になってしまう、人間としての情けなさ一杯の中に、ホンマの優しさと強さ、それに知性がにじみ出てくる、そんな映画です。   とりわけ、ストーカーまがいで、自立する女性に鼻にも引っかけられなかった冴えない凡庸な男が、愛を告白する過程で「今までで一番ハンサムな男」に見えていく… 励まされます(演技もすごい)。  かあいくて生意気な坊やにも惚れてしまいました。

幸せな気分になって、それを感謝し、もっと幸せになろうよ、と思えるホワイトデーだったらいいね。

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画」カテゴリの最新記事