2007年に体調を崩したので、2007年はもちろん2008年も用心して少年事件は控えていたのですが、2009年は少年法授業のためにもライフワークなんだし取り組もう、と決心。8件連続受任中で、今、鑑別所にいる子が二人、試験観察中が一人で、私のキャパシティではこれで一杯一杯です。
ところが先週講義いただいた神戸児童連続殺傷事件の井垣元判事は、あの事件が家裁の1件目。以来、6000人の少年事件を審判したのだそうです。
そのうち、500人を少年院送致にしたのだそうですが、全員、送って半年後には会いに行くんだそうです。そうすると、見違えるように成長している。
刑事事件を10年担当していたときには、被告人を人間としてみていたのは1人目だけ。二人目からは、人間ではなくて、事件に見えるのだそうです。そう見ていたと少年事件をやりながら気づかされたということでしょう。
6000人の少年を相手にして、どうしようもないという少年は一人としていなかった(覚せい剤中毒になっちゃってた子は別にして)、という言葉の迫力はすごいです。こちらは、100人に行くか行かないかの少年しか担当していないのですから。
井垣元判事が、必読、とおっしゃる本があります。光市母子殺害事件の被告人(元少年)との30回近い面会から生まれた『福田君を殺してどうなる』
私も実名が出ていることばかり気にして手にとっていなかったのですが、もう目からウロコが落ちまくりました。読んでみてください。
毎年、井垣先生講演をしていただいて、だんだん、生涯一少年事件弁護士野口善國先生と、おっしゃることが似てきたなあと感じます。
明日は、いよいよ、少年法講義のクライマックスシリーズ第2戦、野口先生の3時間講義です。
私の関学法科大学院生活の実質的ファイナルラウンドでもあります。
午後4時50分からの公開講義で、質疑応答もたっぷりできますから、たくさん来てくださいね。
ところが先週講義いただいた神戸児童連続殺傷事件の井垣元判事は、あの事件が家裁の1件目。以来、6000人の少年事件を審判したのだそうです。
そのうち、500人を少年院送致にしたのだそうですが、全員、送って半年後には会いに行くんだそうです。そうすると、見違えるように成長している。
刑事事件を10年担当していたときには、被告人を人間としてみていたのは1人目だけ。二人目からは、人間ではなくて、事件に見えるのだそうです。そう見ていたと少年事件をやりながら気づかされたということでしょう。
6000人の少年を相手にして、どうしようもないという少年は一人としていなかった(覚せい剤中毒になっちゃってた子は別にして)、という言葉の迫力はすごいです。こちらは、100人に行くか行かないかの少年しか担当していないのですから。
井垣元判事が、必読、とおっしゃる本があります。光市母子殺害事件の被告人(元少年)との30回近い面会から生まれた『福田君を殺してどうなる』
私も実名が出ていることばかり気にして手にとっていなかったのですが、もう目からウロコが落ちまくりました。読んでみてください。
毎年、井垣先生講演をしていただいて、だんだん、生涯一少年事件弁護士野口善國先生と、おっしゃることが似てきたなあと感じます。
明日は、いよいよ、少年法講義のクライマックスシリーズ第2戦、野口先生の3時間講義です。
私の関学法科大学院生活の実質的ファイナルラウンドでもあります。
午後4時50分からの公開講義で、質疑応答もたっぷりできますから、たくさん来てくださいね。
井垣先生と野口先生は少年への向き合い方に少し相違がありましたが,それが似てきたというのにも興味があります。
最近は,私もすっかり怠けていて,社会のことを勉強するのサボリ気味です。
福田君~という書籍は読んでみようかな?と思います。
福田君~~読み終わったら感想文を。井垣さんに届けます。実は私も宿題に感想を求められていて・・・完全に生徒だ。