これからの目標 １ 教育基本法改悪からの脱却

　教育は、人づくり。国の基本ですから、教育基本法は実質的憲法とされていました。

　その法文は美しく、戦争を経て未来へ向かう日本の姿を、日本国憲法以上に流麗に描いたものでした。

　戦後民主主義に対するタカ派の攻撃が続く中、よりによって、岸元首相の孫である安倍首相の下で、教育基本法が改悪されました。

　私や仲間の弁護士は、兵庫県弁護士会でお芝居を含めたイベントをするだけでなく、いっせいに国会議員にファックスを入れまくり、衆議院会館・参議院会館まで出かけて、アポなしで議員達に直撃！

　しかし、健闘むなしく、教育基本法は改悪されました。

　しかも、文部科学省は教育振興計画という一章を入れ込み、これに多大な予算をつけ、天下り先にもするのが真の目的だと分かりました。

　学力テストがどうだなどと、ちんまいところに一喜一憂せず、天下国家百年の計を論じ、元の教育基本法の精神を学ぶことを軸に、教育を考え直すことが急務でしょう。